数年前から、精密な鳥型の羽ばたき機SmartBirdや、トンボの飛翔を完全再現したBionicOpterなどを発表してきたドイツのFAメーカーFesto社が、今年は自律飛行するロボット蝶々eMotionButterfliesを発表しました。これまでと同様ハノーバーメッセで公開される模様。
今回の新作は、蝶の飛翔を生き生きと再現しているだけでなく、自重30グラム足らずの機体にGPSを内蔵し、周囲の監視カメラからのデータとも連携して、複数の機体の群れが人間による操縦なしに室内を自律飛行するという、昆虫型飛行ロボットと呼ぶにふさわしいスペックになっています。
大企業がここまで本気を出してくると当方のようなアマチュアは立つ瀬がないのですが、小型羽ばたき飛行機というテーマに継続的に取り組み続ける姿勢には敬服です。当方も今年は自律飛行の技術的可能性を探求しようと思っていた矢先でもあり、おおいに刺激になります。