先月、小豆島で行った羽ばたき飛行機ワークショップについては先日の記事でも報告しましたが、筆者がメンバーとして所属するファブラボ北加賀屋のホームページに、さらに詳しいレポートが掲載されています。このレポートは、FabLab Shodoshimaに参加したメンバーがリレー方式で連載しているものですが、ワークショップ当日の模様は、同行したメンバーmiyaさんに執筆いただきました(撮影も)。miyaさんすてきな文章と写真をどうもありがとうございます。
新作Flying Fishについての続報です。命名の由来は、水の中を素早く泳ぐ魚のように、ほとんどピッチングもなくまっしぐらに空中を突き進む様子から。あと、サカナのホネにも似てるかも。Sky・・・とつけたいところでしたが、そこは大人の事情ということで。
機体構造は、同形の羽ばたき翼ユニット4組を縦に連結。それぞれのユニットにモーターをひとつずつ備える贅沢な仕様です。当初、各モータを独立に制御できる4チャンネルの回路を搭載していましたが、テストの結果が期待したほどでなかったため変更。1番3番、2番4番を組にした2チャンネルに改めました。これでなぜ方向制御を行えるかというと、羽ばたき翼の構成が左右非対称であることに秘密があります。左の翼が大きい1番3番のサイクルを上げると右旋回、右の翼が大きい2番4番を上げると左旋回という仕組み。両方均等に上げれば直進上昇、下げれば下降です。
近いうちに、屋外か体育館など広いスペースで、本格的な飛行テストを行ってみる予定です。
久しぶりに多葉機の作例。命名は「Flying Fish」。
当工房ではこれまでにも結構な種類の多葉羽ばたき機を製作してきています。古くはスカイフィッシュあたりから始まり、最近ではQuad X-Wing、Flying Mobile、Flying Crawlerなど(最後の機体はめざましテレビにも出演しました)。
今回の新作は、外観はこれら先代に似通っていますが、駆動機構を一ひねりした新種となっています。どこがどう新しいかは、以下の動画で確認してみてください:
テストフライトしてみてのインプレッションとしては、さすが4発機!だけあってパワーは十分だが直進番長で小回りが利かない(旋回半径が大きい)ので、狭い室内の飛行には向かない感じ。左右非対称の主翼形状を調整することで、どこまで改善が図れるか、今後の課題です。
諸元:
全長: 550mm
全幅: 350mm
飛行重量: 20.5グラム
ご報告遅くなってしまいましたが、先月出展した北九州MONOCAFE2014で、羽ばたき飛行機「空飛ぶパンツ」のワークショップを行った時の様子を、こねくり家さんのブログで詳しく紹介いただいています。
まことさん、ワークショップにご参加いただき、素敵なレポートありがとうございます。
先週末の2014年11月29日(土)に、香川県の小豆島で羽ばたき飛行機ワークショップをやらせていただきました。
このワークショップは、2014年11月24日~30日まで期間限定でオープンしたFablab Shodoshimaの中のイベントとして行われたものです。
当日は、会場の馬木キャンプに家族連れで集合いただき、親子で楽しく羽ばたき飛行機の製作とフライトを楽しんでいただきました。
小豆島は筆者にとって初めての訪問でしたが、風光明媚で食べ物もおいしく、地元の方々にも親切にしていただいて、とてもよい経験でした。機会があればまたお邪魔したいと思います。現地コーディネートの向井さんはじめ関係者の方々のご協力ありがとうございました。
ワークショップ後、外でテストフライトを行っている様子の動画はこちらとこちらです。
ワークショップの翌日、坂出港のヤノベケンジさん製作の巨大モニュメントの前でデモンストレーションを行った際の動画はこちらです。
報告が遅くなってしまいましたが、Maker Faire Tokyo 2014での羽ばたき飛行機デモフライトの様子を撮影した素晴らしい画像を、参加者の方よりご紹介いただきました。そのごく一部のサンプルを以下に転載させていただきます:
上記の画像を含む500点以上の画像が、Flickr上で公開されています(こちら)。目を奪われることうけあいですので、ぜひ訪問してみてください!
撮影された奥村さん、紹介いただいた宗像さん、ありがとうございますm(_ _)m