羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

マイクロ羽ばたき機トリオ

2008-08-31 07:52:07 | 製作記事(羽ばたき機)


いよいよ今夕に迫ったIAC-ASO例会に向け、テスト機体の最終整備中。
先日飛行に成功した150mmスパン機と、世界最小クラスをねらう100mmスパン機の間を埋めるべく、120mmスパン機をあらたに製作した。主翼は100mmスパン機同様、翼面にリブをもつ構造。尾部にラダーを装備する2CH仕様。機体重量はリブの分だけ重め。
これらの小さな羽ばたき機達は、飛行会でどんなフライトを見せてくれるだろうか。
以下は、追加製作した120mmスパン機のスペック:

       機体スペック
全幅                120mm
全長                100mm
飛行重量            1.95g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年8月

2008/09/02追記:
新作2機、見事に初フライト成功!元気な飛行シーンは研究所のビデオ参照→Video Clip is Here (ラスト1分30秒で登場)


100mmスパン羽ばたき機改良

2008-08-29 07:52:34 | 製作記事(羽ばたき機)




今週末のIAC-ASO例会に向け、100mmスパン羽ばたき機をなんとか上昇させようと悪戦苦闘中。
今日は、本家DelFlyのマイクロ機にならって、各翼面にリブというかスパーを追加してみた。総重量はわずかに増加したが、さて推力アップ効果はあるだろうか。公開テストフライトが楽しみ^^

       機体スペック
全幅                100mm
全長                  90mm
飛行重量            1.80g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年8月

2008/09/07追記:
本機はめでたいことに先週のIAC-ASOで1分を超える飛行に成功したが、その時点ではラダーレスの1CHスロットルオンリー仕様だった(というか常時フルスロットル^^;)。とはいえパワーにわずかに余裕がありそうだったので、できるだけ重量増にならないよう気をつけながらラダーを追加してみた:

久しぶりに0.025線を手巻きしたコイルは抵抗値115オーム。重さは最小秤量重量0.01gの電子スケールで検出できない位。
さっそくリビングでテストしてみると、もともと飛行スピードの速い機体なので、うかつに舵を切るとあっというまに巻き込んで突っ込んでしまう。広い場所でゆるやかに操舵しつつ大回りを心がけた方が良さそう。
とはいえ、飛行会も次回参加のメドが立たないのだが(11月の四国ツアーまでおあずけの線が濃厚)
いちおう重量を測りなおしたのでスペックを再掲:

       機体スペック
全幅                100mm
全長                  90mm
飛行重量            1.84g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年9月


100mmスパン羽ばたき機浮上

2008-08-24 09:06:13 | 製作記事(羽ばたき機)



先週のSSFC飛行会で、新作の150mmスパン羽ばたき機が見事なフライトを見せてくれたのに気をよくして、本来の目標である100mmスパン超小型機に再チャレンジすることにした。
150mmスパン機とほぼ同じエアフレームを新造。主翼セットもほぼ同じデザインだが、スパンはきっちり100mmに縮小した。飛行重量は、ラダー未装着段階で1.74g。あまり軽くならない。

さっそくのテスト結果は、フルスロットルバリバリに入れればけっこう元気に水平飛行する。10オームモーターのときのようなパワーダウンも感じられないので、うまく調整すれば広い場所では上昇飛行にもっていけるかも知れない。う~ん、ようやく世界最小クラスに近づいてきた。

       機体スペック
全幅                100mm
全長                  90mm
飛行重量           1.74g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年8月

兄貴分の150mmスパン機とのペアショット。小さい!


150mmスパン超小型機

2008-08-16 11:06:20 | 製作記事(羽ばたき機)





昨日、ようやく120mmスパンの超小型機の飛行に成功したが、ほんとギリギリで浮力に余裕がないと感じた。10オームモーターも耐久力がなくすぐパワーダウンしてしまう。ほんの一瞬芸で、楽しめる機体ではない。そこで、飛行会に持っていって長時間楽しく遊べる機体をめざして少し手直しすることにした。

これまでの経験から、あと少し主翼スパンを増せば劇的に効率が上がることがわかっていたので、左右のカーボンスパーを少し伸ばして150mmまで拡幅。モーターもパワーと耐久性に定評のあるオートフライトの20オーム品に再換装。翼面は使い慣れたポリエチフィルムに戻した。飛行重量はかえって軽くなって1.81g。

結果は期待通り。ハーフスロットル程度で軽々と上昇し、安定して飛行する。滞空時間も数分はありそう。パワーに余裕があるのでラダーも追加したいところだがどうするか。

       機体スペック
全幅                150mm
全長                  90mm
飛行重量           1.81g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年8月

同日午後追記:
勢いに乗ってラダーを追加した。当初強い左ターンの傾向があったので、垂直安定板は思い切り右にオフセット。コイルは180オームだが、極小のラダーなので効きは良好。うっかり舵を切りすぎると巻き込む位。明日の飛行会で披露するネタが増えた(^^)。飛行重量はほとんど変わらず約1.8g(電池込み)。

2008/08/19追記:
日曜日に開催されたSSFC例会に参加し、本格的な飛行テストを行った。作者の予想以上に快調な飛行を見せてくれたので大満足。滞空時間も、10mAhLi-poで3分以上は余裕であることを確認。
御大tokoさんがいい感じに飛行シーンをビデオ撮影してくださいました(Video is Here。本機は開始4分あたりから登場。飛行シーンは開始5分あたりから1分間以上映っています)


8月3日IAC-ASO飛行会報告

2008-08-06 06:44:06 | 報告記事(飛行会)

東京出張のついでに、うまい具合にIAC-ASO飛行会に参加できたので報告。画像と動画は例によってとしちゃんの研究所ブログより。

 

1. 先尾翼実験機
先日作ったばかりの最新作。スロットルオンリー仕様ながら軽快な飛行を見せてくれた。タイトターンを繰り返しても高度を失わず、ほとんど横倒しの態勢で飛び続けられる性能は注目に値する。地上走行時の挙動から、「へこへこバッタ」というトホホな愛称をいただいた。次回に向けた課題は、地上走行からの離陸と、操舵システム追加。


 

2. モノリンク3号機(J7仕様)
5月末に製作した超軽量機だが、これまで広い場所で飛ばす機会がなかった。この機体もスロットルオンリーだが、少なくとも1分以上の連続飛行が可能なことが確認できた。フルパワー状態で周回しながら上昇飛行、ハーフスロットルで直進水平飛行と、パワーのかけ具合で楽しめる。スチルはないので動画を参照。

 

3. Trilobite2.5
今回入魂の一作。前回のリモート参加時のフライトが今ひとつだったので、大改造のうえ臨んだ。
結果はパーフェクトとはいえないが、まずまず。初代Trilobite同様の連続ロールに加え、通常飛行からロールして背面飛行への遷移、持続的な背面飛行など、ねらっていた機動を実現できた。
エルロンニュートラルの状態で強い左ターンの傾向があり、スムーズな右ターンができない。次回までにきちんと調整して、思いのままに操縦できる機体に仕上げたい。


 

最後に、お楽しみの動画。冒頭に3機まとめて紹介していただいている(Video Clip is Here)。

主催のとしちゃん始め、参加者のみなさん今回もお世話になりました。次回もよろしくお願いします^^