最新作のMeganeura 2013の屋内フライトテスト動画をアップしました。FABLAB Kitakagayaが入居しているコーポ北加賀屋の共有スペースで撮影。テスト当日は風が強く、屋外飛行テストは後日順延。
久しぶりの新作は、先日試作した3Dプリントギアボックスを使用した、伝説の機体Meganeuraの2013年リニューアル版。
サイズはオリジナルとほぼ同じ。モータもオリジナルと同じく、メインにエアロソアラ(絶版)用の4mmショート、サイドスラスタ用に3.2mmのSHICOH F7を使用。飛行重量は搭載するバッテリーによって3グラム台後半から4.3グラム程度。
現在は赤外線タイプの受信機を搭載していますが、屋外飛行テストに備えて2.4GHz受信機に換装予定です。
機体スペック |
全幅 620mm |
全長 180mm |
飛行重量 4.3g |
(20mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2013年06月 |
前の記事で、ファブラボ北加賀屋が所有する3Dプリンター「MakerBot Replicator 2X」で、オリジナルのCADデータを使ってインドア羽ばたき機用のギアボックスを出力してみましたが、デザインがまずく、成形不良という結果でした。
さっそくデザインを見直し、再度出力テスト。今度はいい感じに仕上がりました。外観はスムーズとはいえませんが、ギアボックスとしては軸穴間などの寸法精度が出ていればOK。
ギアとモーターを組み付け:
寸法精度は期待通りばっちりで、ギアがスムーズにかみ合って回ります。
動作テストの様子をYouTubeにアップしました(画像クリックで動画にジャンプ):
昨日の超小型飛行体研究所のブログで、Shapewaysに発注した0.2モジュールギアボックスの紹介があったので、比較の意味で、こちらでも別デザインで試してみました。そのご報告。
出力に使用したのはファブラボ北加賀屋にある最新型3Dプリンター、MakerBot Replicator 2X。出力方式はShapewaysの場合はSLS(粉体レーザ焼結)ですが、Replicator 2XではFDM(溶融押し出し)となります。
データはこちら。フリーソフトAutodesk 123D Designで作成してSTL形式にエクスポート:
Replicator用のユーティリティMakerWareを使用し、x3g形式に変換:
SDカードを介してReplicator本体にデータを読み込み、成形実行。
完成直後の様子。ベースの網戸のようなものはラフトといって、パーツの形状に合わせて最初に出力され、パーツがずれないようベースに固定する役目があります:
ロッキングアームのパーツを切り出し、カーボンロッドと組み合わせてみたところ。基本的な寸法は出ており、カーボンロッドがぴったり設計通りにスリットにはまります:
残念なのはこのパーツ。肝心のギアボックスですが、細かすぎてギアのシャフト穴などがうまく出力できていません。
設計を見直して再トライするとともに、Shapewaysでも同じパーツを出力してみて、比較してみようと思います。