羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

メカニカル・バタフライの開発(続き)

2012-10-07 19:44:31 | 製作記事(羽ばたき機)

4枚の翼をチョウやトンボのように羽ばたかせて飛行する「メカニカル・バタフライ」。試作第一号は機体構造に問題がありうまくなかったので、主翼のみ流用して機体をまるごと作り直した試作第二号。
ちなみにめざしているのはいうまでもなく、ラピュタに出てきた某羽ばたき機の飛行可能なスケールモデルである。



今回も一筋縄ではいかなかったが、何とか操縦可能な状態にもちこんだ。
主翼の取り付け基部が左右に離れているので、クランクは水平対向(もしくは180度V)方式。
1.7gサーボを追加し、後翼の迎角を左右で変化させることで、ステアリングを可能にしている。
前後の主翼は羽ばたきの位相を45度だけずらしている(前翼のクランクが後翼より1/8回転先行)。
機体重量がさらに増したため、チョウのようにひらひらとは行かず、ジタバタと飛行する。
屋内テストに続き、明朝、天気がよければいつもの公園で屋外飛行テストを行う予定。
結果良好ならいよいよスケ-ルボディー架装だが、そこまで行きつけるかどうか。

屋内テストの模様(画像クリックで動画にジャンプ):

機体スペック
全幅                 620mm
全長                 260mm
飛行重量              13.2g
(50mAhLi-po電池含む)

製作年月  2012年10月

2012/10/08追記:
お約束の屋外飛行テストを行ったので映像をアップ。
あちこち本調子でないところがあり、今日のところは予備テストとでもいうべき内容(画像クリックで動画にジャンプ):

2012/10/08追記2:
午前中のテストで気になった部分(ギアのかみ合い、端子の接触、バッテリホルダー等)を修復して、午後から再度屋外テスト。よい感じになってきたが、次第に風が強くなってきて、終始風に向かってホバリングしているような具合になった。そうこうしているうちに胴体フレームの一部が骨折してテスト終了。補強のためにまた機体が重くなる・・・ 操縦に集中するため、カメラを持参しなかったので動画はなし。