大人の科学マガジンふろく「デルタ・ツイスター」のパーツを利用した改造作例の新作。
このFlying Mobile(フライング・モビール)は、昨年6月にゴム動力仕様で製作した機体(8月1日の発売記念イベントにも持参して飛ばしたもの)と同じデザインだが、今回はサイズを200%(!)に拡大し、電動RC化して、広い会場で迫力あるデモ飛行を可能にしている。
タンデム配置で8連の主翼をもち、動翼として1番3番5番7番が連動してツイスト羽ばたきを行う。2番4番6番8番は固定翼であり胴体に固定されているが、デザインおよび空力上の効果をねらって、互い違いに左右非対称の配置としている。
長大な胴体には、高価だが軽量で変形に強いメッシュ・カーボン・パイプを使っている。4枚の動翼を連結しているトルクチューブもメッシュ・カーボン・パイプ。ふろくキットからの流用パーツは、6mmモータを含む電動版ヘッド。
全長800mm超は、これまで製作した羽ばたき機の中では最大。主翼面積は、寸法の2乗で昨年のゴム動力版の4倍に拡大しているが、機体重量は4倍をわずかにきっており、翼面荷重は0.9g/dm2と至って軽量。
現時点では操舵機構未搭載だが、RCデルタ・ツイスター同様のサイド・スラスタを組み込むつもり。
なお、本機は、2012年8月25、26日に開催されるMake: Ogaki Meeting 2012に出品を予定しているのでお楽しみに。
2012/08/06追記:
さっそくサイド・スラスタを組み込んだ。といっても、4mm10オームモータを横向きにして、機首寄りの胴体ステーに瞬間接着剤でぺたんと貼り付けただけ。プロペラはトイラジのヘリコプタのテールロータから流用(径40mm)。室内でのテスト結果は良好。安定を崩さず機首の向きが変わる。明朝、もし空模様がおだやかだったら近くの公園で屋外飛行テストを行う予定。なお、重量増は思ったより小さく、全体で15g以下に収まった。
機体スペック |
全幅 600mm |
全長 815mm |
飛行重量 14.5g |
(50mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2012年08月 |
2012/08/07追記:
早起きして、近くの公園でテストフライトを行った。なかなかよい感じに飛んでくれた。まずは短時間のプレビュー動画をネットにアップしたのでご覧ください。フルロングの動画は編集のうえ追ってアップ予定(Short preview movie is here)。お楽しみに
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