羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

Flapping Fan

2007-09-30 11:57:45 | 製作記事(羽ばたき機)
 
これまでになかった新しいタイプの羽ばたき機としてかねてより構想していたデザインにもとづいた試作機。よくある先尾翼タイプの羽ばたき機にも見えるが、実は大事なところが異なっている。ちゃんと飛行可能かどうかも含めて、詳細は9月30日のIAC-ASO飛行会で。

       機体スペック
全幅                400mm
全長                220mm
飛行重量            5.4g
(20mAhLi-po電池含む)
製作年月   2007年9月

10月1日追記。まずはヒミツのメカニズムを種明かし。左右の翼が羽ばたくのではなく、左右一体の翼が後ろ向きにウチワのように上下することで推力を生み出す仕組み。
で、飛行会でのテスト結果だが、残念ながら上昇できず。自宅での予備テストではもう少しマシだったのだが。雨のせいで湿った空気の重さのせい?今ひとつ納得がいかないので、もう少し追い込むことにする。
例によって研究所ブログの飛行会速報レポートにアップされた動画はこちら(ラストに羽ばたき機を3種固めてあるうちの最初のもの。2番目は9月23日のSSFC飛行会で初飛行に成功したナノ・ツイスター、最後はもはや旧作となるサイド・スラスタ付き大型無尾翼羽ばたき機。それぞれよく飛んでいる)。


ブログ再開!ナノ・ツイスター登場

2007-09-28 07:06:24 | 製作記事(羽ばたき機)

前回投稿以来2ヶ月近くもブログの更新をサボってしまった。見にいていただいたみなさんごめんなさい。猛暑の夏も過ぎ去ったことだし?久しぶりに投稿再開することにする。
復活第1弾はコレ。



これまでたびたび製作してきたツイスターシリーズのバリエーション。今回は、方向制御システムの新しい試みとして、オールフライングテールを導入してみた。3.2mmJ7モータを、ウォームギアを介して減速し、後主翼全体を左右に回転させる。前主翼を羽ばたかせるモータはMK04-10モータ。
9月23日のSSFC飛行会での試験結果は良好。羽ばたき機らしからぬクイックな方向転換が実現できた。方向転換用にモータを余分に搭載しているにもかかわらず、このサイズの機体が4mmモータで軽々と飛ばせるということで、ツイスター方式の効率のよさを実感させる。
例によってとしちゃんの超小型飛行体研究所ブログに飛行シーンの動画をアップしていただいている。→こちら
下は研究所ブログからのひとこま(この日は前主翼にスパン300mmと小型のものを装着している)↓

       機体スペック
全幅                400mm
全長                250mm
飛行重量            5.1g
(20mAhLi-po電池含む)
製作年月   2007年9月

さて、この夏の間中、ブログをサボって何をしていたかというと、ピスタチオ・スケール機にすっかりハマっていたわけで。Eindecker以降も新作が続々とロールアウトしている。こちらのほうもボチボチ報告していくのでお楽しみに。

2008/03/04追記:
何と第101回目のSSFC例会で、半年ぶりにナノ・ツイスターが再登場。弟分のゲイラ・ツイスターと共に、研究所謹製のスペシャル動画で元気な飛行シーンを披露している。よろしければご覧あれ~