羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

メイカーズバザール大阪に出展します

2015-06-23 06:30:00 | 案内(イベント)

直前案内になってしまいましたが、今週末の土日に大阪南港ATCで開催されるメイカーズバザール大阪 vol.2に、ファブラボ北加賀屋メンバーとして出展します。

会場では、進化を続ける当工房の機体群を展示します。話題のラピッドプロトタイピングツールmbedを活用して開発した制御システムを搭載した最新作も展示。手軽に楽しめるゴム動力3Dプリント羽ばたき機の新作も、会場限定販売予定です。

近隣のみなさまのご来場をお待ちしております。

なお、今夏はほかにも多数の展示会・イベントに出展予定です。今後順を追ってご案内します。


サーボダイレクトドライブ型羽ばたき機の開発

2015-06-07 10:00:00 | 製作記事(羽ばたき機)

試してみたいとかねがね思っていたサーボダイレクトドライブ型羽ばたきメカにトライしてみました。

この方式は、海外でいくつかの前例があります。

S-1 Robotic Bird

eMotionButterflies

とくに、当ブログの3月の記事でも紹介したFESTO社のeMotionButterfliesは、羽ばたき機構だけでなく群れを組んでの自律飛行などさまざまな新機軸を盛り込んでおり、目をみはらされます。

今回はコンセプト実証ということで、試作対象を羽ばたき機構のみにしぼりました。その代り当工房の流儀に従い、上記の先輩機達に比べ大幅な軽量化をはかりました(飛行重量9グラム)。

実は最初の試作で使ったサーボがアンダーパワーだったので、よりトルクの大きいサーボに換装して飛べるようになりました。飛行テストの映像は追い追いアップします。

キーとなる制御システムはmbedを利用して開発。使用しているのは高性能の32ビットマイコンARM Cortex M0シリーズです。開発にあたっては、筆者が所属しているFablab北加賀屋の電子工作上級者のみなさんに大変お世話になりました。

コンセプトの有効性が実証できたので、これからさまざまなデザインに応用していきたいと思っています。

機体スペック
全幅                 550mm
全長                 200mm
飛行重量              9.2g
(70mAhLi-po電池含む)

  製作年月   2015年5月