羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

モノリンク3号機(J7仕様)

2008-05-29 00:18:49 | 製作記事(羽ばたき機)


性懲りもなくモノリンク式3号機。前作2号機で3.2mmモーターを載せて飛行重量2g切りをねらったが果たせなかったので、今度こそはというわけで気合を入れて製作した。
キモは初めて採用した0.2モジュールの90枚歯ギア。減速比をあげて、非力な3.2mmJ7モーターからギリギリのトルクを絞り出す。その他の部分では、主翼スパーの径を下げてみたり、翼面をWESの極薄フィルムに換えてみたりもしたがあまりいい結果が出ず、けっきょく2号機同様の構成に。
現状はラダー未搭載のスロットルオンリー仕様だが、全備重量1.9gとなんとか2g切りの目標を達成。性能のほうも、何とか上昇飛行できる様子。
georgeさんに遅れること○ヶ月、ようやくJ7モーター搭載羽ばたき機の飛行に成功したことになる。もっとも、georgeさんの機体は1gそこそこでラダーもついているので、完成度の点では全然かなわないのだが。

       機体スペック
全幅                260mm
全長                145mm
飛行重量            1.9 g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年5月


モノリンク2号機

2008-05-17 21:11:47 | 製作記事(羽ばたき機)

モノリンク式1号機がまずまずの成果を収めたので、調子にのって2号機を製作した。軽量化をねらい、モーターを4mmショートに、ギアも0.2モジュールに変更。実は当初3.2mmモーターを載せて飛行重量2g切りをねらったが、推力不足で飛行できず断念。やむなくいつものエアロソアラ用モーターに載せ替えたもの。さすがに今度はパワーばっちりで、快調に飛行する。
あと、今回もう一つの試みとして、主翼端に後退角をつけてみた。georgeさんの4枚翼機デザインにヒントを得たもの。なかなか具合がいい(気がする)。
明日のIAC-ASOにはるばる出張参加して、飛行テストを行う予定。

       機体スペック
全幅                300mm
全長                185mm
飛行重量            2.4 g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年5月

2008/05/18追記:
出張用のバッグにひそませた機体。今回は2機のみ。

2008/05/19追記:
今回の飛行会に持参した2機の動画を、例によって超小型飛行体研究所の方で編集してアップしていただきました。こちら
としちゃんありがとう~


モノリンク試作機

2008-05-11 23:18:25 | 製作記事(羽ばたき機)

もし転勤していなければ今日はSSFCの例会に出かけて楽しいひとときを過ごしていたはずの日だが、如何せんどうにもならない。向こうではトイヘリに超小型ジャイロを積むのが大ブームになっているようだが、当方は相変わらず羽ばたき機でわが道を行くのみである。
今回の機体は、新しいリンク機構の動作確認用に作ってみたもの。とりあえずの試作機なのでラダー未搭載。詳細は見ての通りで、通常2本あるリンクロッドを1本ですませてある。構造上、羽ばたき角は大きくとれないが、試してみるとMK04-10モーターで軽々と飛ぶので、パワーの伝達効率はよさそう。

       機体スペック
全幅                360mm
全長                185mm
飛行重量            4.0 g
(20mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年5月

2008/05/13追記:
kobara号にならって脱着式の台車を追加してみた。総重量は4.5gとなり、飛びっぷりもkobara号に近くなった?さあ早く会社に行かないと。


ブログ再開

2008-05-07 22:05:45 | 製作記事(羽ばたき機以外)

引越し前後のどさくさにまぎれてすっかりブログの更新が滞っていたが、ほぼ1ヵ月半ぶりに新しい記事をアップ。
久しぶりの新作は羽ばたき機ではなく1/32スケールのWW1機。有名なSopwith Camelである。
パワーユニットは、MK06-4.5モータを5.3:1に減速してU-80ペラを駆動。ディテールや塗装に凝りすぎて重量がかさんでしまい、実は現状では飛ぶのがやっとである。地道なダイエットが必要だろう。地上駐機時の見栄えは上々なのだが。
ちなみに、昨年の夏頃に作った1/48スケールの弟分はこれ(小さいけどよく飛びます)。

       機体スペック
全幅                270mm
全長                190mm
飛行重量             9.1g
(30mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年5月

ところで、この1ヶ月余りの間に、上の機体以外何も作っていないわけではなく、こんなもの

こんなものもできている。

いずれもtokoさんのIndoor airplane world e-shopで販売されているキットを組んだもの。
また、引越し早々の4月にはSSFC飛行会に出張したり、連休中はkobaraさんを訪ねて四国に遠征したりと、アウェイはけっこう忙しくやっているのだが、肝心のホームグラウンドでの活動がはかどっていない。まあ会場探しからのんびりやろうかと。

2008/05/10追記:
野末さんのアドバイスに従って、パワーユニットを7mmオレンジモーターダイレクトに換装してみた。飛行重量はさらに増加してついに10gに達してしまったが、少し飛ばしてみたところでは、かえって安定感が増して直進性が改善しているような気がする。広い空間で飛行特性をちゃんと確認したい。明日のSSFCに参加できればよかったのだが。

2008/05/23追記:
先週末のIAC-ASO飛行会に出張参加した際に仕入れたカーボンペラに換装。超軽量だけあって、飛行重量はイッキに7.5gまでダウン。飛びっぷりもふわっといい感じになった。あらためて広い空間で飛行テストしてみたいところ。