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羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

Fablab Kitakagaya始動

2013-03-21 12:00:00 | イントロダクション

Fablabは、市民に広く開かれたものづくりの拠点として、Maker movementの盛り上がりともあいまって、世界中で準備や開設が進んでいます(Fablabとは:Fablab Japan Webサイトより)。

日本では、Fablab KamakuraFablab TsukubaFablab Shibuya、またネーミングは少し違いますが、大垣のf.Laboなどが先行して活動を開始しています。それぞれ地域の特色を活かした独自の展開を見せており、今後が注目されます。

そして2013年4月、関西でもFablab Kitakagayaがいよいよ本格的に始動します。

これまで2年近くにわたって、コアメンバーや多くのサポーターにより準備が進められてきており、年明けからは、大阪市住之江区北加賀屋に正式にスペースを借り受け、目下、室内の改装や設備の導入などが急ピッチで進んでいます。ロケーションが当工房からすぐ近くということもあり、筆者も昨年末からお手伝いに通わせていただいています。

Fablab Kitakagayaは、4月中旬の正式オープン後、毎週末を中心に講習会やワークショップ、イベントなどさまざまな活動を行っていきます。当工房も、5月下旬に羽ばたき飛行機製作ワークショップを開催させていただく予定です(3Dプリント羽ばたき機「空飛ぶパンツ2」はこのために開発を進めている機体です)。

また、Fablab Kitakagayaは、地域に根ざしながら、世界中のFablabに集うMaker達とのネットワークを形成し、ノウハウの蓄積や共有、コラボレーションを進めていきます。

お楽しみに!


IAC-ASOでの新作機テスト

2010-07-31 11:33:19 | イントロダクション
先週末、久しぶりに参加したIAC-ASO例会で、作りためていた新作機の一挙テストを行った。結果は2勝2敗といったところ。期待していた大型機2種(AB)はうまく飛行できず残念だったが、残り2機の中型機(CD)についてはまあまあの成績だった。とくにこの機体は、最後に大破してしまったものの、飛行中、スロットルの加減で面白い機動を見せてくれることがわかった。修理してさらに操縦方法を研究する。



飛行テストシーンの映像超小型飛行体研究所提供)
羽ばたき機は4分55秒のあたりから登場

はじめに

2007-06-17 18:52:22 | イントロダクション

羽ばたき機、オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing・・・呼び名はいろいろですが、鳥や虫のように羽ばたいて飛ぶ生物的な飛行機です。
最近、筆者はこの羽ばたき機にハマっています。作りためてきた機体がけっこうな数になったので、製作年月順にまとめて紹介します。また、今後も新作があがったらそのたびに報告します。
もっぱら室内で飛ばす小型のものばかりですが、ほとんどの機体は飛行重量10g以下、にもかかわらず小さな電池やモータを積んでいて、RCや赤外線コントロールで操縦できます。
なお、2007年5月以前の記事については、便宜上、投稿日時を機体の製作時期もしくは該当するイベントの発生時期に合わせてあります。あしからずご了承ください。


謝辞

2007-06-17 18:51:19 | イントロダクション
インドア・プレーンの面白さを教えてくださった田中さん、そして素晴らしい仲間のみなさんへ、このブログをささげます・・・



というわけで、まずは何といってもここから始めないわけにはいきません。
SSFC会長田中光一さんによる不朽の名著「PICマイコンでつくるインドア・プレーン」(CQ出版社 2005年3月1日初版発行)。
インドア・プレーンの分野で、日本を、いや世界をリードする第一人者である田中さんが、PICマイコンを活用したインドア・プレーン用超軽量機材のノウハウを大公開してくださっています。
私を含め、本書がきっかけになって、この道に入った人は実に多いことでしょう。
2年前の発売以来、好評のうちにすでに4版を重ねているということが、この本のすばらしさをはっきりと物語っています。
それにしても書店で最初に手にとった時点では、自分自身が次作の共著者になるとは思ってもみませんでしたが・・・

Flapping Wing前史

2007-06-17 18:45:52 | イントロダクション

ここから始まった・・・というわけで、これまでの記事でも何回か言及しているオリジナルLuna。
古今東西、羽ばたき機に関する世界中の情報を集めたサイトThe Ornithopter Zoneで組み立てキットとして販売されているもの。サイトの主宰者Nathan Chronister氏の設計。ネット通販で入手可→Online Store
このキットに出会い、小型羽ばたき機の可能性を確信したところから、筆者の一連の羽ばたき機開発が始まったのだった。
今となっては、そのプリミティブな構成がなつかしいが、基本の仕組みは最近の機体にもしっかり受け継がれている。
さんざんテストに使ってあちこち骨折したところを補修してあるのはご愛嬌。

       機体スペック
全幅                 360mm
全長         330mm
飛行重量           約8.5g
    (動力用ゴム含む)
製作年月2005年10月頃