羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

世界最小?90mmマイクロ単葉機

2008-09-28 13:31:59 | 製作記事(羽ばたき機)




どうせだから世界記録をねらったら?とkobaraさんにそそのかされて、その気になって作った主翼スパン90mmの単葉羽ばたき機。おそらく、これまでに発表されている中では一番小さいRC羽ばたき機ではないかと思う。
構造的には、前作の100mmスパン機をさらに切り詰めたような感じ。モーターは、最初は軽量なSHICOH J7を使ってみたが、あまりにもトルクが小さく、満足に羽ばたけなかったので断念。一連のマイクロ機シリーズでいつも使っている4mm20オームモーター(タカラトミーのオートフライトから取り出したもの)に換装した。
ちなみにJ7モーター搭載時の機体重量(電池除く)は0.86gと、これまで製作してきた中で初めて1gをきった。4mmモーター換装後は、大台をわずかに超える1.05g。まあおおむね1g羽ばたき機といってもいいだろう。
このモーターとギア比の組み合わせは、むしろ100mmスパンより90mmスパンの場合に効率が良くなるようで、軽量化もあいまって、驚くほど元気に上昇飛行する。滞空時間などを計測する機会が10月末の四国ツアーまでないのが残念。

       機体スペック
全幅                  90mm
全長                  90mm
飛行重量            1.48g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年9月


100mmマイクロ単葉機

2008-09-23 17:00:32 | 製作記事(羽ばたき機)



直前に作った120mmスパン単葉機が満足の行く出来ではなかったため、今度は流用なしの完全新造で、主翼スパンがちょうど100mmという超小型の単葉羽ばたき機を製作した。主翼スパン100mmの羽ばたき機は単葉・複葉とも海外に先例があるので、今回の機体はワールドレコードとはいかないが、世界最小クラスであるとはいえると思う。
例によって図面等いっさい書かずにフリーハンドのワンオフ品。おかげでちょうどいいギアのかみ合わせを出すのに毎回苦労するのは致し方ないところ。
最近、スパン150mm以下の機体を各種フォーマットでたてつづけに作ってきた経験が活きて、すんなり飛行成功。ちょっとあっけない。2枚の翼をせわしく羽ばたかせて、ちゃんと上昇飛行する。
ラダー用のコイルはもう巻いてあるので、引き続き2CH仕様へのグレードアップをはかる予定。

       機体スペック
全幅                100mm
全長                100mm
飛行重量            1.67g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年9月

ラダーを追加:

飛行重量はわずかに増えて1.72g。スロットルオンリーのままの方がよかったかな?

2008/12/23追記:

製作後3ヶ月ぶりになってしまったが、12/21のSSFCでようやくテストフライトを行った。結果は大成功。80mm機や60mm機のような無理を感じさせず、軽快に飛行する。おそらくこのクラスはこれくらいがベストサイズなのだろう。動画は以下にて:


120mmマイクロ単葉機

2008-09-20 14:10:00 | 製作記事(羽ばたき機)


消化試合のようで意気が上がらないが、やはりこのタイプは押えておかねばなるまいということで製作。120mmスパンの単葉機。手間をかけずに、150mmX-Wingの機体をそのまま流用し、翼面のみ換装している。
単葉機は今回の一連のマイクロ機シリーズの最初期にも試作しているが、当時は全然飛ばなかった。主翼平面形をDelFly Microにならったデザインに改めたことで、今度は何とか水平飛行を維持できるくらいになった模様。元気な電池を積んで、広い場所で飛ばせば、あるいは上昇飛行もねらえるかもしれない。

これでうまく飛べば世界最小の単葉羽ばたき機、といいたいところだが、海の向こうではすでに100mmスパンで重量1g!の機体を飛ばしているPetter Muren氏のような例もあるので、当方の修行もまだまだである。

       機体スペック
全幅                120mm
全長                100mm
飛行重量            1.87g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年9月

2008/09/21追記:
手抜きで流用に走ったが、やっぱり飛びにパンチがないし、単葉機にもかかわらず複葉機より重いというのも気に入らないので、作り直し決定!


マイクロツイスター早くも改造

2008-09-17 01:23:53 | 製作記事(羽ばたき機)




昨日製作した150mmスパンのマイクロツイスターは、スイスイと大変いい感じで安定して飛ぶのだが、あまりかんたんに飛びすぎてかえってつまらない。クラブでも「羽ばたき機はスパン150mmまでは難しくない、問題はそれより小さくした場合」という意見が従来からあることを考慮して、作ったばかりの機体だが早くも改造してしまった。幅を縮めた後の主翼スパンはちょうど120mm。定番のカーボンスパーも追加。
改造後の飛行キャラクターは、150mm時代とはうって変わって非常にトリッキー。機体の各部を念を入れて調整し、ようやくマトモに飛ぶようになった。微妙なセッティングなので、次の飛行会までもつかどうか。
それにしてもこの機体、知らない人が見たら羽ばたき機には見えないだろうなあ(ナナフシの展翅標本?)

       機体スペック
全幅                120mm
全長                120mm
飛行重量            1.82g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年9月


マイクロツイスター

2008-09-15 20:04:27 | 製作記事(羽ばたき機)



先月は海の向こうのDelFly Microに刺激されて追試に励んだ挙句、ようやく同サイズの100mmスパン超小型羽ばたき機の飛行に成功した。その余勢を駆って、X-Wing以外のフォーマットについても小型化をはかろうと考えている。その最初の試みがこれ。
このツイスタータイプも一時期はよく作ったものだが、最近はごぶさただった。以前の機体との違いとしては、サイズを大幅に縮小した他、ギアユニットを最近のトレンドにならって横置きとしている。
それにしてもこれくらい小さくなると、オリジナルデザインのEntomopter Conceptに近づいてきたような気もするわけだが。

       機体スペック
全幅                150mm
全長                130mm
飛行重量            1.79g
(10mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年9月