羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

移転準備

2008-03-22 18:48:31 | 報告記事(その他イベント)

本業の会社勤めの方で転勤を命じられたため、当製作工房も時を同じくして移転の運びとなった。
今日は、引越しを一週間後に控えて、機材を荷造りした。・・・といっても、これまで製作してきたインドア羽ばたき機はどれもコンパクトでかさばらない。移転予定のコレクション25機のうち、実に14機までが、下のキャリングケース1つに納まってしまった。

下はケースのふたを閉めたところ。ちなみにケースの外寸は500×350×120。

また、大型の機体を中心とした6機はやや大型のケースに。

ふたを閉めたところ。ケースの外寸は860×300×90。

残り5機は初期の機体だがテキトウに小さめの段ボール箱に放り込んで収納完了。

引越しがこれで全てならラクなものなのだが、現実にはそうもいかないのがつらいところ。


6インチバード試作

2008-03-02 11:48:59 | 製作記事(羽ばたき機)

海の向こうでは、翼幅わずか5インチ(約130mm)のRC羽ばたき機が、今夏の発売をめざして開発中とのことである。それならばと対抗して同クラスの機体を試作してみた。エアロソアラのギアボックスを流用し、1段減速で小さな羽根を高速で羽ばたかせる昆虫的コンセプト。作りながらある程度予想はついていたが、推力不足で飛ばない(^^;)。
Petter Muren氏が製作したオリジナルビデオを見てもちゃんと飛んでいるわけだが、機体が倍以上重いので無理もないか。まあ、これまで試したことのなかったセンターピボット方式(下写真)の動作確認ができたので良しとするか。

       機体スペック
全幅                160mm
全長                115mm
飛行重量             2.7g
(20mAhLi-po電池含む)
製作年月   2008年3月

2008/03/03追記:
日曜日のSSFC第101回例会で飛行テスト。全然ダメかと思っていたが、電池を10mAhに換装し、尾翼のセッティングを調整して飛ばしてみたら、案外イケる。機体を0.1g単位で少しでも軽量化し、また高度ロスのもとになっている旋回巻き込み癖を改善したら、上昇飛行までもっていけるかもしれない。続きはまた今度。

2008/03/09追記:
一週間ぶりに機体の改良作業に着手。外形的にはほとんど変わらないが、各パーツを少しづつ軽量化。また大きなところではモータをMK04-10からエアロソアラ用20オームショートタイプに換装したのが効いて、10mAhLi-po搭載時の飛行重量はいっきに1.8gと、大幅に軽くなった。軽量化が効いて、安定した水平飛行ができる。ただし上昇飛行にまでは至らない。リフトを増すには主翼スパンの延長が有効と思われるのだが、明朝も早いので今日はここまで。

2008/03/16追記:
またまた一週間のブランクの後に、こんどはラダーを追加してみた。アクチュエータはスクラップヤードからサルベージしたあり合わせのもの。飛行重量は1.9~2.0gといったところだが、このわずかな重量増が影響して、さらに上昇力が低下、水平飛行を維持できなくなった。まあこんなものなのだろうか。それとももう少しいじってみるかどうか。

2008/03/16追記2:
あきらめきれずに、主翼スパンを左右各10mmずつ延長。全幅180mm(約7インチ)となった。その結果、期待通りリフトが増加して、何とか水平飛行できるようになった。舵もまずまず効く。飛行重量は約2.0g。広い場所で飛ばしたら、どれくらいの滞空時間をかせげるだろうか。