羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

大人の科学マガジンふろくエントモプターを電動化第3弾(フライング・モビル編)

2011-07-17 12:56:43 | 製作記事(羽ばたき機)







大人の科学マガジンVol.31 連動企画として先月製作した多葉羽ばたき機「フライング・モビル」を電動化した作例。
前作の電動デルタ・ツイスター同様、おもちゃの赤外線操縦ヘリのテールロータ用モータをメインモータとして使用している。このモータは軽量な割りにパワーがあって大変具合がよく、最近のお気に入り。受信機は今回初めて超軽量2.4GHz無線仕様のRx42を使用してみた(写真最下段)。この受信機はわずか0.32gとたいへん軽量で、従来の超軽量赤外線受信機の大部分に置き換えて使用できる。操舵機構は今回新たに考案した仕組みを組み込んでみたが、ステアリングトルクが不足しておりアイディア倒れ。さらなる改良が必要。飛行重量はゴム動力時代に比べて50%増しとなったが、屋内でのテストでは元気に飛行する。
赤外線と違い太陽光の降り注ぐ屋外でも操縦できるので、近々アウトドアでのフライトテストに臨む予定。

       機体スペック
全幅                 300mm
全長                 360mm
飛行重量               6.2g
(20AhLi-poバッテリ含む)
  製作年月  2011年07月

大人の科学マガジンふろくエントモプターを電動化第2弾(デルタ・ツイスター編)

2011-07-10 07:53:23 | 製作記事(羽ばたき機)



大人の科学マガジンVol.31 にふろく改造作例として掲載された「デルタ・ツイスター」を電動化した。
トイラジから取り出した4ミリ×10オームモータ(重量0.7グラム)を使用し、減速比は約100:1とした。受信機はサーボを駆動できるIRXS403。サーボは前作の「メガ・ツイスター」から移植した京商の1.5グラムサーボKS-20HTを搭載。メガ・ツイスターではうまく機能しなかった操舵システムは今回はバッチリ機能する。というかむしろ直進させるのに苦労する位。安定性と操縦性の両立が今後の課題。

       機体スペック
全幅                 480mm
全長                 360mm
飛行重量               7.5g
(30mAhLi-po電池含む)
  製作年月  2011年07月

大人の科学マガジンふろくエントモプターを電動化(7/3追記)

2011-07-03 09:58:11 | 製作記事(羽ばたき機)









大人の科学マガジンVol.31 のふろく「エントモプター」の改造作例。名づけて「メガ・ツイスター」。
ミニ・ツイスターと同じパーツを使いながら、主翼スパンを2倍に拡大。さらに電動化を行った。
飛行重量は4倍となったが、主翼面積も4倍になったので、翼面荷重はミニ・ツイスターと変わらない。
バサバサバサっとタンデム翼を遅めのサイクルでツイストさせながらゆっくり飛行する。
電動部の仕様としては定番のMk06-4.5モータを使用しつつ減速比は160:1と大きめにとり、最終段には歯厚があるトイヘリのメイン・ギアを使ってトルクを吸収している。受信機はサーボを駆動できるIRXS403。サーボは京商の1.5グラムサーボKS-20HTを搭載しているが、現状では操舵機構の最適設定がまだ見出せておらず、改良の余地あり。太陽光に弱い赤外線システムは、moto商会から最近入手可能になった超軽量2.4GHz受信機に換装する予定。
写真2番目と3番目はミニ・ツイスターと並べて大きさを比べたところ。4番目の写真は駆動部のアップ。
広い空間で飛行テストを行う機会が待ち遠しい。

       機体スペック
全幅                 800mm
全長                 300mm
飛行重量              10.5g
(50mAhLi-po電池含む)
  製作年月  2011年06月

2011/07/03追記:
1.5グラムサーボによる操舵機構が不調のため、不本意ながら確実な効果が期待できるサイド・スラスター方式に換装した。この方式の有効性はMeganeuraなどでも実証済み。最近ではとしちゃんやふしみさんも新作の羽ばたき機に採用している(動画参照)。
飛行重量は9.5グラムとかえって軽量化した。スロットルワークとうまく組み合わせると小回りも可能。