羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

ジャイロ搭載で安定ホバリング! 多葉羽ばたき機 Doppeldecker II

2019-03-05 18:00:00 | 報告記事(テストレポート)

昨年末に開催された「つくろか!」でデビューしたDoppeldecker初期型は、奇怪な飛びっぷりで来場者の目を惹きましたが、飛行中の安定性には欠け、操縦が難しい機体でした。

そこで、受信機を姿勢安定用ジャイロ付きのフライトコントローラに換装してみました。結果は以下の動画でご覧いただけるように、ほとんど操作しなくても安定してホバリングできるようになりました。

以下の画像をクリックするとYouTube動画にジャンプします:

この機体は、近作のFlashAir™羽ばたき機と共に、3月24日に開催されるNT京都2019、および5月4-5日に開催されるMaker Faire Kyoto 2019にて展示・飛行デモを行う予定です。お楽しみに!


空飛ぶパンツ2欧州ツアー 動画アップしました

2013-05-05 17:13:05 | 報告記事(テストレポート)

たいへん遅くなってしまいましたが、4月上旬に行った欧州出張時に撮影した「空飛ぶパンツ2」のフライトレポート動画をアップしましたのでご覧ください(画像クリックで動画にジャンプ)。

5月25日にファブラボ北加賀屋で開催予定の製作ワークショップにもご参加お待ちしております!


開発中の「空飛ぶパンツ2」をレビューしていただきました

2013-03-02 20:30:43 | 報告記事(テストレポート)

ワークショップ用の少量生産キットとして現在開発を進めている超軽量羽ばたき機「空飛ぶパンツ2」のレビュー記事を、日頃からお世話になっている方々が発表してくださっているのでご紹介:

野尻抱介(尻P)のブロマガ

タイトルの通り、高名なSF作家にして初代「空飛ぶパンツ」の開発者でもある野尻抱介先生のブログマガジン。「空飛ぶパンツ2」のレビューは、2月23日付の以下の記事で読めます:

「空飛ぶパンツ2」超会議2 ニコニコ技術部ワークショップでお披露目


超小型飛行体研究所

盟友としちゃん主宰の世界的に有名なブログ。「空飛ぶパンツ2」のレビューは、2月28日付の以下の記事で読めます:

空飛ぶパンツ2 作ったった

いずれも、機体の特徴を的確に観察し描写いただいた良記事です。ぜひご訪問ください。

また、ご両名とは、4月27、28日の両日、幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2」超ニコニコ技術部ブースで出展者としてご一緒する予定です。「空飛ぶパンツ2」の製作ワークショップや体験フライトも企画中ですのでお楽しみに!


ウェーブ・ライダー浮上

2007-04-28 20:14:08 | 報告記事(テストレポート)



ナゾの実験機の正体は、主翼前縁が固定で、後縁のみを波打たせるように羽ばたかせて飛ぶ変形羽ばたき機。見ようによっては、フライング・ロッドシリーズのスイング・ウイングが前後癒着して一体化した形態ともいえる。
さてせっかくの実験機に通常型のラダーでは面白くないのだが、突飛なコントロール方法を考える気力がないので、使いまわしのラダーユニットを仮装着してみた。予備テスト結果は、左右ともわずかに効いているかどうか?微妙なところ。

       機体スペック
全幅                600mm
全長                240mm
飛行重量          約6.6g
(20mAhLi-po電池含む)
製作年月   2007年4月

4月29日のIAC-ASO飛行会でのテスト飛行の模様(動画)。
案の定、舵はあまり効いていないが、思いのほかよく飛んだ。
翼を波打たせながら飛ぶその姿から、本機をウェーブ・ライダーと呼ぶことにする。
としちゃんが撮ってくれた、動翼の羽ばたきの様子↓


フライング・ロッドシリーズの飛行

2007-04-22 19:36:43 | 報告記事(テストレポート)

翼変形によるコントロール機構を組み込んだフライング・ロッド2号機、および同様のシステムをもつ3号機メガ・ツイスターを、4月22日のSSFC飛行会に持ち込んでテストを行った。
結果は上々で、両機とも緩慢ながら左右のコントロールが可能になった。
CQ出版社吉田さんによるピントばっちりの2号機飛行シーン↓

あれれ?2号機については誰も動画は撮ってくれなかったようで(後でよく似た3号機を飛ばしたので編集されてしまった模様)・・・と思っていたら、6月10日のIAC-ASO飛行会でようやく撮っていただけました→としちゃんによる動画

で、これが人気を集めた3号機↓

こちらはみなさんがこぞって動画を撮影してくれました。
としちゃんによる飛行会レポート動画
tokoさんによる動画(中盤以降に映っています。前半1/3あたりにはエレキジャックNo.3掲載用片持ち式単葉機の飛行シーンも)
そして、この頃しばしば取材に来られていたアマチュア映像作家の川田さんによる映像作品(こちらは筆者や他のメンバーのいろいろな羽ばたき機を集めたビデオクリップになっています)
いや~よく飛んだ。満足~


フライング・ロッド2号機調整難航

2007-04-04 00:35:13 | 報告記事(テストレポート)

前日に生地完成まで持ち込んでおいた2号機にいよいよ翼面をセットしてテスト飛行に臨んだ。結果はあえなく失敗。実は、後部固定翼の前部動翼に対する傾き角度を、Falconサーボによって変更することで左右のコントロールをねらったが、強いロールのトルクにサーボのリンケージが耐えられず、がたつきを生じてしまい、スイングが減衰して浮力が失われ、飛行できなかった。しまいにはサーボごと機体から脱落してオシマイ。がっかり。
仕方ないので後部翼面の可動を廃して機体に固定。スロットルオンリー仕様に改めて再度テストすると、今度は初号機同様軽快な飛行を見せてくれた。翼面が大きい分だけ浮力も大きい模様。たいへんゆっくりした羽ばたきレートでぐんぐん上昇する。
どうしたらコントロールが可能になるだろうか。

       機体スペック
全幅                560mm
全長                330mm
飛行重量          約5.9g
(20mAhLi-po電池含む)
製作年月   2007年4月


研究所方式無尾翼機の追試

2007-02-12 22:11:46 | 報告記事(テストレポート)

昨日のIAC-ASO飛行会で、としちゃんが成功させていた無尾翼機の制御方法をさっそくパクって追試してみた。 ベースは、昨年末にお大尽Falconサーボ仕様で、としちゃんとは別な方式でテストしていた30インチ級無尾翼機。 平面図で見ると完全な全翼機となるよう、制御機構を翼面の下面に配置。動作の様子は添付写真のとおり。 で、翼面をはってテストした結果はどうだったかというと?全くダメ(泣)。そもそもこの機体、当初から舵を入れなくても左に曲がる癖があって補正できない。新しい制御機構は、効いていないわけではないが、右舵いっぱいでかろうじて直進がいいところ。これはどうも主翼スパーから作り直さないといけなさそうだ。やれやれ。 てなことを半日やっていて、三連休は終了~予定していた新作には取りかかれず・・・ 製作年月2007年2月


GADGETのテスト飛行

2006-12-24 19:40:27 | 報告記事(テストレポート)
2006年最後のSSFC飛行会での1メートル級GADGETテストの様子(動画)。最初は、意気込んでテスト開始するも、バサバサとオーバーに羽ばたく割に上昇できない。肝心の左右コントロールも、たしかにスティックを倒すとそちら側の翼が揚力を失うようだが、機体全体が浮いていないので、めざましい挙動にならない。相当がっかりしつつ初回テストは終了。 しばらく後にめげずに再テスト。急きょ現場で主翼を張り替えて700mmスパンに幅を切り詰めた。大きな期待はしていなかったが、意外や今度はちゃんと上昇飛行できるようになった。飛行中、右に左に、ちゃんと操舵もできた。1、2分飛ばしたところでバッテリモニターが点灯してテスト終了。飛行中のバサバサ感はまだ残るが、今後の改良に希望がもてる結果となった。というわけで、このテーマは研究続行することとした。