エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

オレオレ詐欺ですね

2004-10-09 | 思考
今朝の東京新聞で、巧妙化するオレオレ詐欺の手口、ということで特集が組まれていました。
しかし新聞記事だと、今いち緊迫感が伝わらないのですね。
というか「騙される方がどうかしてたんじゃない」という感想をどうしても、抱いてしまう。
これまでのマスコミ報道では、結局そういうレベルでしか大衆に周知できなかったのではないでしょうか。

と思ったのは、ある方のブログ(実体験!オレオレ詐欺の手口)を読んだら、これは確かに騙されるかもな~と納得できたからです。
これなら100億円超の被害もさもありなん、と実感できます。

要するに、「今お金を払えば前科者にならなくて済むかも」というスケベ心というか、心の弱点を上手に突いてくるのですね。
結局、あらゆる「詐欺」というものは、そういうことなのでしょう。

実は自分はかつて、資格商法に危うく引っ掛かりかけた(というか完全に引っ掛かったがクーリングオフ適用でギリギリセーフになった)ことがありまして。
その時は、何となく自分に自信が持てなかった時期で、仕事上でも何かいたたまれないような、被害妄想的な心理状況にあった時期で。
何とかしなければ、という焦りがあったちょうどその時に、資格を取りませんか、という電話があったのです。
そんな話についすがってしまうと、資料請求から契約まで、あれよあれよと突き進んでしまいます。
普通に考えれば、今やネットでいくらでも調べられるんだから、ちょっと比較検討すればそれがいかに割高なものか分かりそうなものなんですが。
やっぱりそれも、自分に自信のない弱味を「ほらこうすれば武装できますよ」という甘い誘いでしてやられてしまったわけです。

詐欺に引っ掛からないためには、甘い話など絶対にない、という警察の定番の教えも勿論有効ですが、自分の心理的な弱点(おだてに弱い、なんていうのも含めて)をしっかり把握しておいて、そこを刺激されたときには即警戒できる構えをつくっておくことも大事だと思いましたね。ほんとに。
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