電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

『プロジェクトBB』

2007-01-07 17:13:58 | Weblog
昨年暮れにジャッキー・チェンの新作が公開されますよ~と言っておりましたが、正式に公開日と劇場が決まったようです。
題名も『プロジェクトBB』になったとのことと、公開日が4月7日(土)でジャッキーの誕生日が初日となったことで、ファンにとっては今から楽しみですね。たぶん、本人の誕生日が初日になったって初めてのことではないでしょうか。
劇場は、シネマート六本木、新宿オデヲン、お台場シネマメディアージュほかTOHOシネマズを中心としたシネコンでの全国ロードショーとのことです。
この作品は、なんといってもルイス・クーとマイケル・ホイの共演というのが魅力的です。『ファースト・ミッション』の項でもふれましたが、ジャッキーとマイケルは古いつきあいの二人です。また、日本と縁深い二人です。この二人が一緒に来日キャンペーンしてくれれば、かなり注目されるのではないでしょうか。
ちなみに『ラッシュアワー3』も日本での公開時期がほぼ決まっているようですので、これも発表でき次第お知らせしたいと思います。

年賀状

2007-01-06 17:27:50 | Weblog
会社始めになると、いろんな会社からの年賀状が届いております。映画やビデオメーカーはその年のラインアップが載っているのですが、そこで「ほ~、こんな作品を持っていたのかあ。」という情報を知ることができるのです。
大きな会社は業界関係者を集めて発表会をするので、すぐにわかるのですが、中小の会社だと、この年賀状の情報が頼りになります。
で、中華圏の作品でどんな作品が買われていたかというと、
映画はイー・トンシン監督の『早熟』『千杯不酔』。
テレビシリーズは、ユン・ピョウの「リアル・カンフー 佛山詠春伝」、「紫禁城 華の嵐」、「大漢風 項羽と劉邦」、そして「游剣江湖」といった作品が待機しているようです。
その他にもいろんな作品が登場するのでしょうが、乞うご期待といったところです。
        

ソン・スンホン2本立て上映

2007-01-04 11:53:31 | Weblog
昨年の暮れのこと、銀座シネパトス等の番組編成をしている担当者とお茶を飲んでいる時の話です。その時に、兵役除隊後、日本に来日したソン・スンホンの話題となりました。「空港で3000人来たのって、韓国スターで久々ではないかい?」などと私が話していると、「ソン・スンホンって映画出演何本あったっけ?」という話に移り、「『ひとまず走れ!』と『氷雨』と、あ、あと香港映画の『クローサー』もあったねえ。」なんて話が盛り上がっているうちに、相手が「今、ソン・スンホンの2本立てやったらはいるかな?」と聞かれたのでした。
「ん~、これだけ盛り上がってるし、また仕切りなおして日本でファンミーティングをやるとかという話題もあるから、いいんではないの?」なんて無責任?な発言をしていたら、な、なんと、昨日、銀座シネパトスの前を通ったら、ソン・スンホン2本立ての看板が出ているではないですか。
ということで、ソン・スンホン氏のファンの方々、お年玉企画と思って、ぜひ劇場へ観に行ってくださいませ(汗)。
「ソン・スンホンNEW YEAR FES.」
『ひとまず走れ!』&『氷雨』
1月20日(土)~26日(金)
連日「ひとまず」10:20/14:30/18:40
  「氷雨」  12:30/16:40 
なお特別料金での上映のようですので、劇場にぜひお問い合わせください。
銀座シネパトス03-3561-4660
 

新春セール

2007-01-03 12:37:22 | Weblog
昨日は事務所へ仕事に行く前に、秋葉原へ行ってきました。ヨドバシカメラの秋葉原店にまず入りましたが、あまりに広大な売り場なので、どこになにがあるかがわかりずらく、必要なものを買うのにけっこう時間がかかってうんざりしました。フロアーに、その階の地図でも置いておいてくれればわかりやすいと思うのですが、どっと疲れてしまいました。
秋葉原に行ったのは、輸入DVDショップのSALEの新春セールを覗きに行くためでした。昨年は3日にたまたま覗いてそのことを知ったのですが、今年は1日早く行こうと思っていたところ、午前中に中田監督より状況報告の電話があり、「こりゃ早く行かねば」と向ったのでした。
ここで何をメインに買うかというと、ショウ・ブラザースものです。香港でもなかなか割り引かれないショウ・ブラザース商品ですが、この新春セールだと香港で買うのとさほど変わらない金額なので、このセールを楽しみにしてました。で、DVDを7枚、VCDを8枚を購入しました。ほかにも欲しいDVDなどがあったのですが、調子こいて買っているととんでもない金額になってしまうので、1万円ちょっとほどの金額に抑えたのでした。
これでまた観なければいけないDVDが増えたわけですが、相変わらず以前買ったものもそのままになっているので、こりゃ老後の楽しみに取っておくしかないのかあと、いつものように思っています。
ところで、香港のショウ・ブラザース商品ですが、さすがに香港でも売れ行きが思わしくないようで、昨年も置いてある店を探すのに四苦八苦しました。たぶんちゃんと新作が売られていたのはHMVぐらいだったと思いますが、最近ではVCDのみの商品やパッケージに箱がつかなくなったりしており、それに日本とやりとりをしていた担当たちがリストラにあったりと、会社自体の経費節減をしているのでしょうか、この先の商品発売に不安がよぎっております。ま、日本が契約している作品に関しては大丈夫だと思いますが、いちばん困るのは、今発売されている商品が売り切りになっていて、新たにプレスされていないことです。以前、アレックス・ロー監督と会った時に『片腕必殺剣』シリーズを手に入れていないと聞き、その後、香港へ行って商品を探してみましたが、まったく見つからなかったことから考えると、売り切れご免ということなのでしょう。
とにもかくにもショウ・ブラザース商品を安く買う旅は続きます(笑)

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナその5

2007-01-02 13:29:03 | Weblog
GHとジェット・リーの関係がこじれ、ツイ・ハークとも関係がこじれたジェット・リー版『ワン・チャイ』シリーズは3本で終わりました。その間にジェット・リーは自分の会社である正東を設立し、ウォン・チン監督と組んで、別版のウォン・フェイホン作品である『ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ』に出演しました。この作品では相手役であるロザムンド・クァン扮する十三 が登場しませんが、これはたぶんロスマンが出演できなかったので替わりを立てずに作ったためでしょう。
一方、ジェット・リーが離れてしまったので、ツイ・ハークは新たなアクション俳優を探すことを考えました。そこで白羽の矢がたったのが、チョウ・マンチェクです。
彼はジェット・リーの中国での武術学校の後輩にあたり、『レジェンド・オブ・フラッシュファイター方世玉』でジェット・リーの敵役で初登場しました。この作品を試写で観たツイ・ハークは、彼のアクションの才能に惚れて、ジェット・リー側から引き抜き、『ワン・チャイ4』のウォン・フェイホン役に大抜擢しました。ところが、時はすでに武侠やクンフー映画のブームが去ろうとしてました。『ワン・チャイ4』の成績はあまりよい成果をあげることができなかったのです。

2007年元旦

2007-01-01 15:08:57 | Weblog
新年あけましておめでとうございます。今年も「電影宣伝自由人」をよろしくお願いいたします。
今年は香港返還から10年となります。あっという間の10年です。私にとって10年前の1997年はいろんなことがありました。まず、私の香港映画の師匠で宣伝の大先輩であった“ひげの宣伝マン”こと飯田さんの死、1960~70年代の香港映画を作ってきた、キン・フー、ロー・ウェイ監督の死、そしてもろもろ・・・・
この10年間、いろんなことを考え、そして今も人生の勉強中です。映画業界も世の中と同様にいろんな変化が訪れました。今年1年はどんな1年になるのか、そしてどう変化していくのか。

ここへ来ていただいている皆さんに「幸」多き良い年でありますように。