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電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

話題の場所

2013-03-04 22:04:26 | Weblog
昔、チンミー・ヤウが渋谷の教会で結婚式を挙げて香港芸能人が大挙来ていたことが、香港映画ファンの間で話題になったことがありました。80年代から香港のスターたちは休みを利用して日本で買い物したりデートしたりと、地元香港より羽を伸ばせるの環境にあるので、彼らにとって日本は身近な息抜きの場所と言えるでしょうね。
先日、東京の某所でイーキン・チェンが結婚パーティを行ったことが話題になりましたが、知り合いのライターさんから彼が行ったパーティの会場を教えてもらいました。
こうゆう場所をよく見つけたなあと感心してしまいました。
イーキン・チェンが結婚パーティを行った場所

イーキンといえば『飛砂風中轉』は小春と久々に共演した映画ですが、秋以降に公開をスタンバイする予定ですので、お待ちくださいませ。

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香港映画忘備録3

2013-03-03 17:13:24 | Weblog
1988年の10月から1990年1月までベストロン映画に在籍している間も、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』が縁で、ツイ・ハークの電影工作室へいろいろと連絡を取って、1989年4月の香港国際映画祭の時には、テレンス・チャンの好意で、ゴールデンプリンセスの試写室で3週間前にシンガポールで公開されたばかりの『喋地雙雄(狼/男たちの挽歌・最終章)』を見せてもった。上映時間は2時間20分ほど、クライマックスのアクションシーンに驚嘆し、日本に帰った後も会社には情報として進めたものの、値段が当時で80万米ドルと1億超える金額だったので、会社はあまり興味を持っていなかった。それよりも『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の続編の話があったので、そっちにこの金額と同じくらいのオファーで話をしていた記憶がある。
話は戻るが、この香港国際映画祭の時は電影工作室のテレンス・チャンや広報窓口のヘレン・チャンに本当にいろいろとお世話になっており、この時は一緒に旅行へ行ったマスコミの人間と『驚魂記(蜘蛛に抱かれた女)』の新界の撮影現場にも連れて行ってもらい、ジョイ・ウォン、ブリジット・リン、ポーリン・ウォンに会って、写真撮影の時間をもらった。またこの時はシネマシティのウェリントン・ファンから、『阿郎的故事(過ぎ行く時の中で)』の劇場招待券をもらって、皆で旺角のシネマシティのビルの1Fにある映画館で鑑賞した。
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』続編はベストロン映画でやることになり、ビデオ部がジョイ・ウォンをメインにしたメイキングビデオを作るということで、これも制作費を日本が出して電影工作室が撮影することとなった。そうして出来上がったのが『メイキング・オブ・チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2 ジョイ・ウォンのすべて』。ベストロン映画がない今、この素材はどこにあるのでしょうね。そうこうしているうちにアメリカのベストロン映画の経営が傾いたということで、社内もがたがたしており、個人的には退職することを決意。ちょうど話があった『オクトパス・アーミー 渋谷で会いたい』の宣伝の手伝いを2月から始めるのだった。


情報収集

2013-03-02 18:18:22 | Weblog
今日はシネマート六本木で公開スタートとなった『韓国映画セレクション2013春』の立会いに行ってきました。公開されている作品は『恋は命がけ』『僕の妻のすべて』『ヨンガシ 変種増殖』の3本です。個人的なお奨めは『恋は命がけ』で、特にホラー好きな人は見てほしい作品。それからラブコメ風なところもあるので、デートムービーのふりしてカップルで観に行くのもいい作品だと思います。

さて、今週は人の咳から風邪を移され、鼻ずるずるの最悪の体調で、すぐ睡魔が襲ってきます。立ち会い帰りに銀座に降りたら、ちょうどCX「うちくる」の撮影やっていて、遠巻きに人垣ができている中、中山秀征と中川しょこたんが白い服着て、小堺一機の姿を見かけました。ということでしょこたんで思い出しましたが、『燃えよドラゴン』が4月から始まる「新・午前10時の映画祭」に入ってましたね。「午前10時の映画祭」はこれまで2回開催されましたが、それまではフイルムで昔の良作を観ましょうということでしたが、ほとんどのシネコンがフイルム上映できなくなった今、デジタルでの上映に切り替えての企画上映になったようです。ということで『燃えよドラゴン』でもデジタル化された上映になります。

初日に立ち会うと配給元や劇場の担当者といろんな話をするのですが、それがひとつの情報収集になっています。ということで、そこで聞いた情報を含め、もう一度今年の中華作品公開日程のおさらいしますが、

3月23日『人間万事塞翁が犬』ハーク&カンパニー配給(シネマート六本木ほか)
4月13日『ライジング・ドラゴン』角川映画配給(角川シネマ有楽町ほか全国)
4月20日『セデック・バレ1・2』太秦配給(ユーロスペースほか全国)
5月31日『グランドマスター』ギャガ配給(日劇3ほか全国)
6月予定『大武当』キュリオスコープ配給
6月22日『アイアム ブルース・リー』アンプラグド配給(新宿武蔵野館ほか)
7月13日『ブルース・リー李小龍 マイブラザー』アンプラグド配給(新宿武蔵野館ほか)
夏『画皮2』『太極1・2』ツイン配給(夏の傑作香港祭りとして)
秋『葉問/終極一戦』(原題)日活配給
『楽之路』(原題)ワコー配給
年内『大捜査之女』『飛砂風中轉』『C+偵探』『B+偵探』『追凶』(提供:キングレコード)

これ以外の情報ですが、『寒戦』が秋ごろに公開されるようです。
また『大上海』は買われたそうで、『血滴子』もどこかが契約するところまでいっているとのこと。
そして『東邪西毒 終極版』およびウォン・カーウァイ作品(製作および監督含めて)のおまとめセットを買った会社も判明しました。

ますます今年もいろんな作品が日本上陸するようです。

1992年4月18日その3

2013-03-01 20:15:42 | Weblog
昨日に引き続き、新聞広告です。
『ファイト・バック・トゥ・スクール2』と『藍江傳』の2枠並びですが、どちらも製作が永盛電影です。
この会社は、80年代後半に三和電影からチャウ・シンチーやアンディ・ラウの作品を独占量産していた90年代が永盛電影、そして90年代終わりから21世紀にかけて中國星の名前で皆さんもご存じかと思います。
永盛を切り盛りしていたのがジミー&チャールズのヒョン兄弟。彼らの父親は香港三合会のひとつ、新義安を設立したボスであり、兄弟が製作した『ゴッド・ギャンブラー』のカジノ船のシーンでは所有している船で撮影したと言われていて、エキストラの人たち含め「あれはホンマもん」と、仲間内では噂しておりました。
この広告みると、当時のこの会社の勢いがよくわかります。


1992年4月18日その2

2013-02-28 20:00:00 | Weblog
昨日に引き続き、新聞に載っていた『ワンス・アポン・ア・タイム 天地大乱』の広告です。香港で観た時、冒頭でジェット・リーが登場してアクションをした時の観客のざわめきが凄かった。新聞に載っている出演者が全部キャラクターの名前がいいですね。

1992年4月18日(その1)

2013-02-27 20:00:00 | Weblog
懐かしい香港の新聞が出てきました。
日付は1992年4月18日、香港映画がばんばんヒットした絶頂期の頃です。
映画欄を見ると、上映されているのが、『ワンス・アポン・ア・タイム 天地大乱(男兒冨自強)』『ハードボイルド(辣手神探)』『ファイト・バック・トゥ・スクール2(逃学威龍)』など、ほとんどの劇場がこれらの作品で占められています。その他にはジョージ・ラム主演の『三人做世界』がありますね。あとは成人映画も見受けられます。当時は深夜の回(午夜場)で最新作がいち早く上映されてましたが、この時はレスリー・チャンとチャールズ・ヒョン(中国星の社長がまだ俳優やってた頃)の『藍江傳反飛風雲』が公開されていました。最近は香港に行って新聞買っても映画欄はシネコンばかりなので、なんか味気ない。この頃の新聞を見ると当時の熱気がよみがえってきます。でもここに載っている映画館ってかなりなくなってるでしょうね。


韓国映画セレクション 2013 春

2013-02-26 20:28:40 | Weblog
うちの会社は中華作品だけではなく、忘れたころに韓国映画の宣伝も手伝ったりしますが、今回は今週末の3月2日にシネマート六本木で行われる『韓国映画セレクション 2013 春』を手伝っております。
2011年~2012年に公開されてヒットした作品3本を一挙公開ということで、私も久々に韓国映画を観ましたが、いやこれがかなりの面白さ。『僕の妻のすべて』はアルゼンチン映画をリメイクしたラブコメディですが、大人のラブコメという感じで笑え、『恋は命がけ』はラブコメかと思いきや、ホラー要素も強くて個人的にはかなりのお勧め。そして『ヨンガシ 変種増殖』は韓国初の感染パニック映画。3種3様な作品が同時公開ですが、まとめてみて頂ければ幸いです。


『僕の妻のすべて』 (原題: 내 아내의 모든 것)
監督:ミン・ギュドン『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』
出演:イム・スジョン『チョン・ウチ 時空道士」『あなたの初恋探します』、イ・ソンギュン 「パスタ~恋ができるまで~」リュ・スンリョン『高地戦』
ドラマ「パスタ~恋が出来るまで~」のイ・ソンギュンと『あなたの初恋探します』のイム・スジョンが、大恋愛の末に結婚したものの、いつしかぶつかり合うようになってしまった夫婦を演じる。さらに、夫から“妻を誘惑して”と頼まれる“伝説のカサノバ”役を『高地戦』のリュ・スンリョンがセクシーに好演。イム・スジョンとリュ・スンリョンは、本作の演技で青龍賞の主演女優賞、助演男優賞に輝いた。「完璧な離婚は可能か?」という新鮮なテーマと、夫婦の本音が詰まった会話が話題を呼び、韓国では2012年上半期の動員No1となる458万人が見た大ヒット作。
ストーリー
韓国を離れて滞在していた名古屋で出会い、電撃的に恋に落ちたドゥヒョン(イ・ソンギュン)とジョンイン(イム・スジョン)。美人で料理の腕もピカイチのジョンインにメロメロとなったドゥヒョンは帰国後も交際を続けて1年後、ゴールインを果たす。それから7年の月日が経ったが、機関銃のような勢いで毒舌を繰り出すジョンインの“真の姿”に気づいたドゥヒョンはなんとか離婚したいと願うようになっていた。妻を恐れて話を切り出すこともできない彼だったが、そんなある日、あらゆる女性を惹き付けてしまうことから“伝説のカサノバ”と呼ばれるソンギ(リュ・スンリョン)が近所に住んでいることを知り、ドゥヒョンは、ジョンインを誘惑してほしいと彼に依頼する。彼女の趣味嗜好をドゥヒョンから聞いたソンギは早速、ジョンイン攻略作戦を開始する。

『恋は命がけ』(原題:오싹한 연애)
監督:ファン・イノ
出演:ソン・イェジン『白夜行』『私の頭の中の消しゴム』、イ・ミンギ『ロマンチック・アイランド』、パク・チョルミン『第7鉱区』
『私の頭の中の消しゴム』で見せた可憐な姿で日本でもファンの多いソン・イェジンが「死者の霊が見えてしまう」ため、孤独に暮らしてきたヒロインに扮したちょっぴりホラーテイストのラブコメディ。激しく暗い顔や泥酔した姿など、これまで見せたことのない魅力を含め、その実力を十二分に発揮しているソン・イェジン。
そんな彼女を、恐怖にも負けず愛する男に扮しているのは『クイック』のイ・ミンギ。調子のよいマジシャンが徐々に切実な思いを抱えていく姿を誠実に演じている。そのほか、『第7鉱区』などの名脇役パク・チョルミンも出演。ヒロイン、ヨリが友人たちと電話で繰り広げるガールズトークも楽しい。韓国では277万人を動員した。
ストーリー
ストリートでマジックを披露して暮らしていたマジシャンのジョグ(イ・ミンギ)は、観客の中にとてつもなく不気味な雰囲気を醸し出すヨリ(ソン・イェジン)という女性を発見。その姿にインスピレーションを受けて始めたホラー・マジックショーが評判となり、大成功を収める。しかし、一緒に仕事を始めて1年になっても、ヨリはジョグや仲間たちにまったく心を開かず、その正体はつかめぬままだった。その後、ひょんなことから彼女の家を訪れたジョグは見慣れぬ少年と遭遇。ヨリの周りには死者の霊が度々、姿を見せるため、家族さえも彼女の元を離れてしまったということを知る。そこには、高校時代に彼女が遭遇したある悲劇が関係していた。

『ヨンガシ 変種増殖』(原題:연가시)
監督:パク・チョンウ『風の伝説』
出演:キム・ミョンミン『私の愛、私のそばに』、ムン・ジョンヒ「愛を信じます」、キム・ドンワン『まわし蹴り』
変異し大増殖した“ヨンガシ”(ハリガネムシ)が、人間に寄生!韓国初の感染パニック・ムービー!!
リアルなストーリーとスピーディな展開が話題を集め、韓国では451万人の観客を動員し、大ヒットを記録したパニック大作。“殺人寄生虫”から家族を守ろうと奔走する主人公に扮したのは、ドラマ「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォーニー~」や映画『私の愛、私のそばに』など、出演作ごとに完璧に役になりきるカメレオン俳優キム・ミョンミン。さらに彼の弟役を人気グループSHINHWAのキム・ドンワンが演じている。ヨンガシに寄生される主人公の妻役のムン・ジョンヒは青龍賞で助演女優賞に選ばれた。
ストーリー
家族たちとの時間もとれないほど忙しい日々を送っていた製薬会社の営業社員ジェヒョク(キム・ミョンミン)。そんなある日、全国の川辺で死因不明の遺体が次々と発見され、ジェヒョクの弟で刑事のジェピル(キム・ドンワン)も捜査に乗り出す。国中がパニックとなる中、原因を探っていた研究者は「突然変異したヨンガシ(ハリガネムシ)が人間に寄生し、人々を死に至らしめている」と発表。死者が爆発的に増えることを予想した政府は緊急対策本部を設置し、国家的な対応をとりはじめる。一方、ジェヒョクは妻ギョンスン(ムン・ジョンヒ)と子供たちが異常にたくさんの水を飲むようになったのを見て、彼らの感染を確信。急いで病院に連れていこうとするが……。

『韓国映画セレクション 2013 春』HP



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ロフトプラスワン

2013-02-24 17:46:06 | Weblog
先だって2月22日(金)の晩、新宿・歌舞伎町にあるロフトプラスワンで行われた、谷垣健治さんの「アクションバカ一代ナイト」に行ってきました。友人と開演ぎりぎりに行ったのですが会場は満席で、なんとか席探して3時間たっぷり堪能してきました。
谷垣さんのドニ―話や、現在撮影がまだ終わっていないと言っていたあの映画のこと、また『プラチナデータ』の宣伝も込みのゲストだった下村勇二氏と大友啓史監督との3人での現場の話など、聞いたり見たりであっという間に時間が過ぎていきました。
香港映画ファンにとってはすべてが貴重で、たぶん終わり時間が決まってなかったらオールナイト中やっていたのではないかという勢いでしたが、でも、谷垣さんみたいに、映画の裏方であるスタントマンの仕事やアクション監督の苦労をあそこまで楽しく語っていただけると、関わられている作品をいろんな角度から楽しめること間違いなし。
それにしても香港映画の現場って、25年前は死人が出てもおかしくないような撮影やってたわけで、スタントマンだけでなく、俳優も怪我したりしてたわけですから、信じられないような時代でした。だからこそ、香港映画のアクションが面白かったのかもしれませんね。
香港映画界もアクションスターたちの高齢化で、若手が育っていないのも悲しいことですが、あと10年経ったら香港アクションはどんな状況になっているのでしょうか?

『獵魔群英(群狼大戦)』(89)のクライマックスシーン。主演のレイ・ロイ、ムーン・リー、シベール・フーが、爆発とともに飛び降りるタイミングが狂って炎に包まれてしまった有名な場面。ちなみに悪役は若きフランシス・ン。シベール・フーは全身大やけどの重傷だったそうで、映画のシーンみても彼女の体が燃えているのがわかります。


そういえば、前から何かイベントをやりたいなあと考えて早5年ぐらい経っているのですが、今年こそは何かやりたいと思います。

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お知らせ

2013-02-22 15:50:07 | Weblog
『燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘』の東京公開は2月24日(日)で終了となりますが、名古屋シネマスコーレが3月9日~1週間限定、フォーラム仙台で3月22日~1週間限定での公開が決定いたしました。
入場者(限定)ポスタープレゼント、パンフレットの販売もいたしますので、近郊の方はぜひお越し下さいませ。
なお、全国公開がない現状で、せめて地方在住の方に手に入るように、パンフレットの通信販売を行ってますので、詳しいことはフリーマン・オフィスHPまで。特典は香港映画チラシセットになります。


あれこれ

2013-02-20 21:31:37 | Weblog
先日の続きですが、『レスリー・チャン メモリアル』の特設ページがシネマートのHPにできていました。特設ページ
9作品の上映前から、『色情男女』の最終上映とかもあるようですが、3月はシネマート六本木はレスリー・チャンづくしのようです。

ところで、1月下旬から2月にかけて中国や香港に行って『グランドマスター(一代宗師)』を観に行かれた方がかなりいるようですが、先日、仲のいい香港通の中田圭監督とこの作品の話になり、彼曰く「香港の映画人から聞いたんだけど、ウォン・カーウァイ作品の傑作である。」と言われているそうです。作品の内容に関して聞いた限りでは、「え~、そんな話なんだ。」と驚きましたが、凄く楽しみな作品です。

先週は『ライジング・ドラゴン』の営業関係者の試写に行くことができて見ましたが、すごく楽しめる作品になってました。特にファンにとってはいろんな部分においてのお楽しみが多いのでそこもチェックです。中国大陸版と世界マーケット用に短くなったインターナショナル版があるということで、日本はどっちになるんだ~と気になるところですが、日本は、まあ、オリジナルで観れるのではないかと思ったりもしています。そのうち配給のアナウンスがあるでしょう。

気がつかないうちに、買いそこなっていたDVDの権利が切れてしまっている場合が多いので、それを拾っていかねばと思いますが、なかなか大変です。未公開で発売されている中では、ちゃんと劇場公開すればよかったのにと思う作品もありますが、お薦めの1本が下記の『エンドレス・アフェア』。前にもプッシュしましたが、見ていない方はぜひ。フランシス・ンがいいです。

エンドレス・アフェア [DVD]
フランシス・ン、ダニエル・チャン
ジェネオン エンタテインメント

レスリー・チャン・メモリアル

2013-02-19 19:56:05 | Weblog

今日は会社に3月30日から上映が始まる『レスリー・チャン メモリアル』のちらしが届きました。この上映には9作品がエントリーされていますが、中でも『ルージュ』と『恋はあせらず』は劇場未公開なので、このタイミングでスクリーンで観られるのはラッキーと言えるでしょう。
『ルージュ』に関して言うと、実は東京国際ファンタスティック映画祭で1度だけ上映されましたが、すごくせつない幽霊映画で、なぜこれが劇場公開されなかったのか?でしたが、当時はGHの映画と言えば東和か東映というイメージが強かったので、あえて他の会社は遠慮していたのかもしれませんね。
なお、抽選プレゼントとか、いろいろ考えているようなので、お時間ある方はぜひこの機会に観てください。




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タン・ウェイ、セシリア・チャン
竹書房

懐かしい宣伝資料(チャイニーズ・ゴースト・ストーリー)

2013-02-18 14:41:46 | Weblog
映画宣伝する場合、かならず宣伝企画書を作り、公開直前に劇場興行者とその結果を報告する宣伝会議が行われます。
先日、全然整理していない資料部屋をごそごそしていたら、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の宣伝会議資料が出てきました。よくもまあ25年前の資料を残していましたが、これを読み返してみると自分で書いたものなのですがなかなか面白い(というか、笑ってしまう)。
作品分析はこう記しています。
●この作品は、87年の夏に香港で公開されるや大ヒットを記録したゴースト・ラブ・ストーリーである。男を誘惑し、怪物に襲わせている女幽霊と、純真な心を持った青年とが恋に落ち、怪物から彼を守るため、彼女との愛を全うするために、剣の達人と共に怪物を退治しようとする。最新SFXやワイヤー・ワークのアクション、テンポのいい展開、そしてラスト・シーンまで一気に見せてしまう映画の手法は、アメリカ映画と何ら変わらないほどの作品である。製作のツイ・ハークは、「男たちの挽歌」を製作し、数々の作品をヒットさせ、自らも監督、出演するという、言わば香港映画界のスピルバーグといわれている才人である。主演のレスリー・チェンは、現在の香港歌謡界の頂点に立つ超人気のヤング・スターであり、女幽霊を演じたジョイ・ウォンは、この作品の成功で一躍若手女優として人気NO1となった。世界のファンタスティック映画祭で賞を受賞し、第4回東京国際ファンタスティック映画祭のオープニング作品として上映され、前売り人気NO1となり、話題となった。(原文のまま)

これを読んでお分かりだと思いますが、この中でアメリカ映画と何ら変わらない~と書いてますが、88年当時における日本での香港映画のイメージがいかに低く見られていたかがわかると思います。私にとってこの『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』は映画業界で働くにあたっての最初の大きなターニングポイントになった作品なのですが、劇場に対してもいかにこの作品を理解していただくか、香港映画にとって大変な時代でした。それからレスリーは今はチャンとかの表記ですが、当時は『男たちの挽歌』が彼の日本初公開作だったために、その表記に準じているわけです。
ちなみにこの当時、ツイ・ハークたちの来日は1988年10月20日~24日、レスリー・チャンとジョイ・ウォンが1988年12月10日~13日に東京で宣伝キャンペーンを行っていました。

ちなみにインタビュー関係の主な媒体資料も一部分残っていましたが、実際のインタビューはかなりの数こなしてもらっています。

「奇想天外」1988年11月26日ツイ・ハーク
「ロードショー」1988年11月21日ツイ・ハーク、1989年1月21日ジョイ・ウォン、レスリー・チャン
「スクリーン」1989年1月21日ジョイ・ウォン、レスリー・チャン
「Elle-japon」1988年12月5日ツイ・ハーク
「ホラーハウス」1988年12月5日ツイ・ハーク
「キネマ旬報」1989年1月5日ツイ・ハーク
「アニメージュ」1989年1月10日ツイ・ハーク
「CanCam」1989年1月23日ジョイ・ウォン
「ビデオコレクション」1988年12月21日ジョイ・ウォン
「週刊プレイボーイ」1989年1月?日ツイ・ハーク
「SPA」1989年1月?日ジョイ・ウォン
「ぴあ」1989年1月?日ツイ・ハーク
「漫画アクション」1989年1月?日ツイ・ハーク

NHK衛星「CITY INFOMETION」10月28日ツイ・ハーク
テレビ朝日「特番・ファンタスティック映画祭」1988年11月5日ツイ・ハーク
TBS「キャッチアップ」1988年11月12日ツイ・ハーク
フジテレビ「オールナイト・フジ」1988年12月10日ジョイ・ウォン
フジテレビ「笑っていいとも」1988年12月12日ジョイ・ウォン、レスリー・チェン





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『奪命金』公開

2013-02-12 18:56:16 | Weblog
2月9日にやっと『奪命金』が公開されました。今回はいつものジョニー・トー印のノワール・アクションではなく、市井の人々が金融に振り回されながらも自分自身の運命が決まる話なので、日本の劇場公開はどうなんだろうという不安もありましたが、まずは一安心といったところでした。
今回はパンフレットに経済本を出されている細野真宏さんに、映画の各キャラクターが遭遇する金融に関しての説明をしていただいてるので、映画で描かれている金融のことがわからなくても、これを読んでから観るとわかりやすいと思いますので、これからご覧になられる方はぜひパンフレットを読んでみてください。
この作品もストーリー上の時間軸が観る人によっては理解できない部分もあるところですが、そこをジョニー・トーが映画の教科書のような手法で見せていることに、さすがだなあと思いました。そしてここ数本、音楽のザヴィエル・ジャモーと編集がデヴィッド・M・リチャードソンと外国人の手によるものが大きく、それが香港映画らしからぬ雰囲気を醸し出しています。今回は特に全編に流れるスキャットは耳から離れないくらい印象的です。
印象的と言えば、ラウ・チンワンのやくざもいい味だしてますが、個人的には親分のパーティに最初に来場する兄貴分のやくざが、ン・チーホンだったこと。この人は『古惑仔』シリーズでヤクザのボスだったり、 『バレット・オブ・ラブ』のチャーリー・チャンとの刺青兄弟だったりとヤクザキャラはお手の物ですが、現実・・・・なので、これはキャラなのかどうかといったところですが。それから投資会社の社長を演じてるパトリック・クンはダンテ・ラム作品の常連俳優なので、これもまたチェックの俳優です。そして、もう一人懐かしいといったら怒られますが、テレンス・インが中国大陸マフィアのボスで登場。彼は同じジョニー・トー作品の『独身の行方(単身男女)』の冒頭のバスのシーンで、高圓圓(カオ・ユエンユエン)の元恋人として登場しますが、久々に顔が見れて嬉しいというか、深読みすると仲間であるダニエル・ウーの出演のバーターみたいな感じがしているのは私だけでしょうか?

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宿命のドラゴン・イン

2013-02-10 18:03:04 | Weblog
『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』が3Dで日本でも公開されたことはうれしい出来事だったのですが、かなりの厳しい数字となり、2週間でほとんどの劇場で公開終了、そして東京はお台場のみとなり、あっさりと終了となってしまいました。
あわててお台場まで行った1月27日の日曜の朝、シネマメディアージュで映画を観たのは、ジャッキー・チェン『神話』の試写会以来だから、そうとうな時間が経ってますが、やっぱり映画を観に行くには遠く感じます。
やはり私と同じように、観そびれてお台場に集まったお客さんが40人ぐらいでしたが、それでも観に行ってよかった3Dでした。というのも、DVDで2D版を見ると画面構成がなんか変で物足りなかったのですが、これが劇場の3Dで観るとがぜんイキイキしてくるわけです。やっぱりツイ・ハークは画面構成を3Dでうまく考えての監督したのだと、劇場の画面で見てつくづく思った次第でした。
冒頭の宦官の城で俯瞰から撮る、はためく旗や行進する人物の角度といい、ツイ・ハークがいかに3Dとしてよく見れるかという演出はさすがだと思いました。
さて話は、1992年に公開された『ドラゴン・イン』の3年後の設定になっており、(役名は違ってますが)レオン・カーファイ→ジェット・リー、マギー・チャン→ジョウ・シュン、そして笛の持ち主は『ドラゴン・イン』で砂に沈んだブリジット・リンとなります。
昔、ツイ・ハークに会った時に、『ドラゴン・イン』でブリジット・リンが途中で消えてしまったのは、撮影中に彼女が怪我をしてしまったのでストーリーを変更したと聞いていたのですが、取り残された笛が今回のキーになっていいるのは前作を観た人間としてはニヤリなのですが、『ドラゴン・イン』を観ていない人にはこの笛の重要さがもう少しわかりづらかったかと思います。
さて、そんな『ドラゴンゲート』ですが、ツイ・ハークとジェット・リーのコンビで観れたことはうれしいのですが、やっぱり20年前にやってほしかったとつくづく思います。それも1992年に起こったゴールデンハーベスト社(電影工作室)とジェット・リーの契約問題が発端となっていますが、ある意味、この二人にとっての宿命が『ドラゴン・イン』だったわけです。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』の撮影中に揉めた話は以前ブログにも書きましたが、ツイ・ハークがブリジット・リンらで企画を起ち上げた同時期に、ジェット・リーが自分の起ち上げた会社でミシェル・ヨー共演、オブザーバーにキン・フーを迎えての企画でしたが、ジェット・リー側のプロデューサーであるジム・チョイが殺し屋に暗殺されて大騒ぎになり、リー側の製作は中止になったわけです。
もし、あの頃、ジェット・リーが契約でごねていなければ、ツイ・ハークとの『ドラゴン・イン』が実現していたわけですが、紆余曲折の末に作られた『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』はまさに二人にとっての宿命ともいえるでしょう。



通販のお知らせ

2013-02-09 16:38:35 | Weblog
『燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘』はいまだにシネマート六本木で上映しておりますが、この作品はイベント公開ということもあり、他のエリアで公開することがなかなか難しい状況であります。
大阪の上映も終了し、名古屋が3月に公開、それ以外のエリアでは2か所検討はしていただいておりますが、なかなか上映する結論までをいただいておりません。
ということで、せめて地方の方に、限定で作っている映画パンフレットの販売をすることにいたしました。
詳しくはフリーマン・オフィスHPまで