山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

サツマノミダマシ

2008年07月14日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 どこを読んでも書いてあることなので今更ですが、サツマの実(ハゼノキの実)に似ているのでこんな名前が付いたそうです。

2008年7月6日 京都市西京区大原野

 黄緑色の腹部がきれいなクモです。昼間はこうやって葉っぱの陰などに隠れているので分かりませんが、夜には巣を張って獲物を待っているようです。


ゴマフリドクガの幼虫

2008年07月14日 | 蝶・蛾類

 近所の神社で、アカメガシワの落ちた花を食べていました。

2008年7月6日 京都府乙訓郡大山崎町

 何となくドクガのような気がしましたが、調べるとやっぱりドクガの仲間でした。蛾の幼虫は花が好きな者が多いようで、よく食べているところを見ます。葉っぱより美味しくて栄養があるのでしょうか。


ルリジガバチ

2008年07月13日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 今日は朝の内は曇っていましたが、昼からは晴れてかなり暑くなりました。少し歩いてみましたが、暑いばかりで目新しいものはほとんど見つかりません。道ばたに生えていたヤブカラシの花にたくさんハチ類が来ていたので、少し撮ってみることにしました。来ているのはよく見るメンバーなのですが、るり色のジガバチもたくさん来ていました。

2008年7月13日 京都市西京区大原野

 今までじっくりと見たことがなかったのですが、こんなきれいな狩バチが居るとは知りませんでした。

 どのハチもせかせかと良く動き回るので、撮るのはなかなか難しいです。花の蜜を舐めているときに少し止まるのですが短い時間なので、なかなか止まった写真にならなくて難儀します。


ニクイロババヤスデ

2008年07月12日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 近所の神社で隅っこの方を歩いていたヤスデです。初めて見るわけではないのですが、とてもでかいので目を引きます。

2008年7月6日 京都府乙訓郡大山崎町

 写真では大きさが実感できないのですが、7~8cmくらいあります。名前を調べるのには少し苦労しましたが、分かってみると何ともけったいな名前を付けられていました。

 色の具合と言い雰囲気と言い、ダンゴムシを長くしたような感じです。滅多に出会うことのないヤスデなので、もう少しじっくり見れば良かったかなぁと後悔しています。


ベニシジミ

2008年07月11日 | 蝶・蛾類

 まだ、すっきりしない天気が続きます。しかしうちの辺りは、いまのところまとまった雨はありません。このまま梅雨も明けるのかなと思ったりもします。

2008年7月9日 京都府長岡京市柳谷

 この天気のせいなのか私の気分のせいなのか、せっかくの休日に何か生き物でもと探しに出掛けてもたいして見つかりもせず、時間ばかり掛けて戻ってきます。


ヒメウラナミジャノメ

2008年07月11日 | 蝶・蛾類

 やたらと目玉模様の多い蝶が居ました。

2008年7月9日 大阪府三島郡島本町

 小さなジャノメチョウなので可愛らしいのですが、これが大きな蝶でしたらちょっと薄気味悪いです。せっかくの脅しのための目玉模様なのですが、日射しが出てきたせいかすぐに翅を開いてしまいます。

 翅の表は何故か目玉の数が少ないです。大きな目玉が二つで充分なような気もしますが、視線がいくつもあった方が少し怖いかも知れません。
 すぐに翅を開くので、ひとつ前の写真のように翅を閉じたところを撮る方が、なかなか時間が掛かりました。


ツマグロイナゴモドキ

2008年07月10日 | バッタ・カマキリ・ナナフシ類

 もう草むらではキリギリスが鳴くようになりましたが、大抵のバッタ類はまだ子供です。今うちの近所の草むらで飛び立つバッタと言えばこれです。

2008年7月9日 京都府長岡京市奥海印寺

 これは♂。♀は別種と思うくらい色も大きさも違います。
 まだまだどうにも梅雨空で色が冴えません。ときどき陽は射すのですが、青空で撮りたいものです。


ホウジャクの空中吸水(それとも行水?)

2008年07月10日 | 蝶・蛾類

 車を降りて道の水溜まりにふと目をやると、かなりのスピードでホウジャクが着水しているのが見えました。とっさだったので何の用意もありません。手に持っていたカメラとりあえず撮ってみることにしました。ホウジャクは何度か戻ってきては着水して行きます。しかしあまりに早いので何とか写っていたのは一枚だけでした。それも何が写っているのか分からないような代物です。

2008年7月9日 京都府長岡京市奥海印寺

 水面に波紋ができて何か飛んでいるのが分かるでしょうか。もっと近付いて撮れたら良かったのですが。
 どうにもよく分からないので、着水部分を拡大してみました。

 拡大してみたところではっきりとはしないのですが、跳ね上げた水玉が何とか写っています。
 初めて見る光景だったのですが、蝶が吸水するのと同じようなものでしょうか。ただ着地するような蛾ではないので、空中吸水という忙しいやり方をするのでしょうか。しかしあまりに早いので、吸水できているのか疑問です。行水ではないとは思いますが。


タワシムシ(仮名)

2008年07月09日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 近所の神社に在る橋の手すりには、今頃になると謎の生物が現れます。ときには大発生して、手すりを被うほどになることがあります。しかしほんの2mmほどの小さな生き物なので、恐らく誰も気付かずにいることでしょう。

2008年7月9日 京都府乙訓郡大山崎町

 何となく台所用品のように見えるので、タワシムシと勝手に名付けています。これはまだ子供なのか成虫なのかも分かりません。

 歩き出すと触角なども現れます。どのような脚で歩いているのか気になったので、ひっくり返してみることにしました。細い棒で突いてみたりしたのですが、とても小さいので起きているのかひっくり返っているのか私の目ではよく見えません。カメラのファインダーで確かめながらでしたので思った以上に苦労しました。

 ひっくり返しても起きようとするので、その起きようとしているところです。脚は節ごとに1対有るように見えます。少なくとも昆虫ではありません。何て生き物なのか、心当たりのある方は教えていただければ幸いです。


瀬和井のトノサマガエル

2008年07月09日 | は虫類・両生類

 大原野神社の境内に「瀬和井(せがい)」と呼ばれる泉が有ります。小さな庭園という感じで、井は深くとても透き通っていて、古くは歌に詠まれるほどの名水だったそうです。ときには雨の後に濁ることもあるので、いつでも透き通っているというわけにもいきませんが。

2008年7月6日 京都市西京区大原野

 この泉にはちょっとした住人が居ます。とは言っても普通のトノサマガエルですが、この小さな空間に大勢住み着いています。泉の周りは囲いがしてあるので、安心して住み着いているようです。

 このカエルの存在に気が付いている地元の人などは、ここを覗くと「一匹、二匹…」と今日は何匹居るか数えて行きます。
 上の写真のカエルは普通の色彩ですが、ここにはちょっと変わった色彩のカエルが居ます。

 これなどは緑色が濃くて、苔むしたここの環境にとても合います。よく見ないと気が付かないくらいです。

 これなどは黒い斑紋がほとんど無い変わり者です。これらの色彩はは他の場所ではあまり見ないので、長い間ここに住み着く内にこの環境に適応したのではないかと勝手に想像していますが、別に調査したわけではないので聞き流してください。