山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

タワシムシ(仮名)

2008年07月09日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 近所の神社に在る橋の手すりには、今頃になると謎の生物が現れます。ときには大発生して、手すりを被うほどになることがあります。しかしほんの2mmほどの小さな生き物なので、恐らく誰も気付かずにいることでしょう。

2008年7月9日 京都府乙訓郡大山崎町

 何となく台所用品のように見えるので、タワシムシと勝手に名付けています。これはまだ子供なのか成虫なのかも分かりません。

 歩き出すと触角なども現れます。どのような脚で歩いているのか気になったので、ひっくり返してみることにしました。細い棒で突いてみたりしたのですが、とても小さいので起きているのかひっくり返っているのか私の目ではよく見えません。カメラのファインダーで確かめながらでしたので思った以上に苦労しました。

 ひっくり返しても起きようとするので、その起きようとしているところです。脚は節ごとに1対有るように見えます。少なくとも昆虫ではありません。何て生き物なのか、心当たりのある方は教えていただければ幸いです。


瀬和井のトノサマガエル

2008年07月09日 | は虫類・両生類

 大原野神社の境内に「瀬和井(せがい)」と呼ばれる泉が有ります。小さな庭園という感じで、井は深くとても透き通っていて、古くは歌に詠まれるほどの名水だったそうです。ときには雨の後に濁ることもあるので、いつでも透き通っているというわけにもいきませんが。

2008年7月6日 京都市西京区大原野

 この泉にはちょっとした住人が居ます。とは言っても普通のトノサマガエルですが、この小さな空間に大勢住み着いています。泉の周りは囲いがしてあるので、安心して住み着いているようです。

 このカエルの存在に気が付いている地元の人などは、ここを覗くと「一匹、二匹…」と今日は何匹居るか数えて行きます。
 上の写真のカエルは普通の色彩ですが、ここにはちょっと変わった色彩のカエルが居ます。

 これなどは緑色が濃くて、苔むしたここの環境にとても合います。よく見ないと気が付かないくらいです。

 これなどは黒い斑紋がほとんど無い変わり者です。これらの色彩はは他の場所ではあまり見ないので、長い間ここに住み着く内にこの環境に適応したのではないかと勝手に想像していますが、別に調査したわけではないので聞き流してください。