山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

オオスカシバ

2009年09月20日 | 蝶・蛾類

 今日は朝からとても良い天気。ここのところ休日には雲が出てすっきりしない日が多かったので、久しぶりに気分の良い一日となりました。気温も真夏のような暑さはもう無いので、うろうろしていてもさほど汗も出ません。ただ、とても風がきつくて、写真を撮るにはかなり難儀しました。
 今日は花畑を覗いてみました。今はあまり咲いていないのですが、アゲハチョウやツマグロヒョウモンなどがよく訪れています。そしてハチのようなオオスカシバやホウジャクの類も来ていました。

2009年9月20日 京都市西京区大原野

 オオスカシバは撮る機会がなかなか無くて、ゆっくり撮ったのはこれが初めてです。前脚を花に添えて蜜を吸っていました。ホウジャクほど口吻が長くないので、花との距離を保つために前脚を添えるのだと思います。

 雌雄はどうやって見分けるのかネットで探ってみたのですが、そのような記述が見つかりませんでした。撮りやすいので写真はよく載っているのですが。このしっぽのふさふさが区別のポイントでしょうか。

 翅はホウジャクのように写り込みません。透明度がずいぶん高いらしいです。今でこそさほど大きくは感じませんが、まだこれが蛾の一種だとは知らなかった幼い頃はとても大きく見えて、ブ~ンと目の前に現れたときは何やら得体も知れず、とても興味を持ったものです。