山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

キリギリス

2008年08月13日 | バッタ・カマキリ・ナナフシ類

 畑の側の草むらにキリギリスが居たので撮ってみることにしました。しかし私が近付くと草の反対側に隠れようとします。せめて側面から撮りたかったので、反対側から近付いたりしてカメラの方からよく見えるように移動させるのですが、私がカメラの方へ戻るとまた反対側に隠れてしまいます。

2008年8月10日 京都市西京区大原野

 普通ならこれだけ人が近付くと逃げてしまうのですが、このキリギリスは相当人慣れしているようです。ちょっとお年寄りなのかも知れません。
 この頃の昆虫写真の動向を見ていると、飛ぶ昆虫は飛んでいなければならないし、背景は広く写し込んだ上にうんと深度が深くなくてはならないなど、シンプルな写真ではもう受け入れられなくなっているようです。私もときどきまねごとをしてみるのですが、このように背景がごちゃごちゃしている場合は、やはり背景をぼかしたシンプルな写真の方が良いように思います。
 


ハグロトンボ

2008年08月13日 | トンボ・カゲロウ類

 小川を覗くとハグロトンボが水辺の草の上や石の上に居ました。ときどき猛スピードで追い掛け合いなどをしています。

2008年8月3日 京都市西京区大原野

 このトンボはいざというときには、思った以上に速く飛びます。林の中などでひらひら飛んでいる姿を見ているせいでしょうか、そんなに速く飛ぶ姿はちょっと想像できません。
 ちょっと飛び立つところを撮ってみようと思ったのですが…

 あまりにも速いので、少々感度を上げて少々速いシャッターを切ったところでぶれた写真にしかなりませんでした。翅を複雑な角度ではばたいてターンしているのはよく分かるのですが。画質を犠牲にしてでももっと感度を上げればもう少し止まったかも知れませんが、この日もあまりに暑くてやり直す元気が無くて次の機会にすることにしました。

 また一週間してから見に行くと♀が産卵していました。ハグロトンボの季節もぼちぼち終わりに近付いてきたかも知れません。