畑の側の草むらにキリギリスが居たので撮ってみることにしました。しかし私が近付くと草の反対側に隠れようとします。せめて側面から撮りたかったので、反対側から近付いたりしてカメラの方からよく見えるように移動させるのですが、私がカメラの方へ戻るとまた反対側に隠れてしまいます。
2008年8月10日 京都市西京区大原野
普通ならこれだけ人が近付くと逃げてしまうのですが、このキリギリスは相当人慣れしているようです。ちょっとお年寄りなのかも知れません。
この頃の昆虫写真の動向を見ていると、飛ぶ昆虫は飛んでいなければならないし、背景は広く写し込んだ上にうんと深度が深くなくてはならないなど、シンプルな写真ではもう受け入れられなくなっているようです。私もときどきまねごとをしてみるのですが、このように背景がごちゃごちゃしている場合は、やはり背景をぼかしたシンプルな写真の方が良いように思います。