天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

社会形成

2013年01月24日 | 橋下徹
橋下徹@t_ishin2013年01月23日(水) より抜粋

僕が一番重視したのは、今の桜宮高校体育科が新入生を迎え入れる状況かどうか、その一点です。在校生や受験生、そしてその保護者の声は重要です。しかし、在校生や受験生、その保護者は、今の桜宮高校体育科の状況を客観的に分析できないでしょう。特に受験生は、桜宮体育科を志望しているのですから。
posted at 08:40:25
受験生の進路は重要です。しかし、新入生を迎え入れる状況になければ、ストップをかけなければなりません。在校生も受験生も保護者も、そしてあろうことか、中学校の進路指導の現場も、桜宮高校の問題点を十分に認識していません。それを今からしっかり考えていくことがまずやるべきことです。
posted at 08:45:40
桜宮高校で起きた事案は、世間で言われる体罰事案ではありません。暴力事案です。そしてそれが常態化していました。一つのクラブだけではありません。教育委員会が禁止だ禁止だと言い続けても現場は全く無視。そしてこのような指導方法は、周囲の教員はもちろん、生徒も保護者も是認していました。
posted at 08:48:29
スポーツ指導の現場において、指導者と生徒・保護者はこれほどまでの関係にあるのかと驚きました。これはある意味良いことです。物凄い信頼関係です。しかし信頼関係が強いからこそ、指導者は細心の注意を払わなければなりません。生徒・保護者は指導者の指導をすべて受け入れてしまうのですから。
posted at 08:50:35
桜宮高校のクラブ活動の指導方法は一線を越えていました。また体罰も常態化しています。しかし在校生の多くは問題だと感じていないでしょう。桜宮高校の先生は非常に熱心です。子どもたちへ愛情として伝わっているのでしょう。子どもたちの多くも愛情だと感じているようです。
posted at 08:53:24
だからこそ危険なのです。今、上がってきている事実だけでも、第三者的に冷静に分析すれば、桜宮高校のクラブ活動での指導方法は完全に間違っている。しかし多くの生徒や保護者は愛情だと感じている。そうすると、この学校で学んだ卒業生は、桜宮高校での先生の指導法の間違いに気づかない。
posted at 08:56:19
受験生も同じです。スポーツ指導の現場で、指導者が手を挙げることは多くの学校であるのかもしれない。しかし今回の桜宮高校においては一線を明らかに超えていた。そしてそれを誰も止めることができないまま、生徒が自殺をした。これは通常の対応では不可です。
posted at 08:57:56~中断

どこにでもあるような悪習を越えたどちらかと言えばカルト集団に近い別世界が醸成されていたように感じます。教育の問題というより、社会形成の問題ではないでしょうか。「正しい」感覚が麻痺、喪失されるともう正せない社会が形成される。日本全体もそういう危機に直面しているように思います。

橋下徹@t_ishin2013年01月23日(水) より続き

入試を止めたことが横暴なのか、それとも対策等が何も決まっていない中でそのまま入試を継続することが横暴なのか、ここは論が分かれるところ。そうであればこそ、最後は有権者が判定を下すことができるようにしておくべき。それは教育委員会の決定ではなく、選挙で選ばれる者の決定に委ねるべき。
posted at 16:18:58
教育委員会の決定が横暴だった場合、今の制度では、それを有権者が正すことはできない。僕の決定だと、有権者は選挙で正すことができる。ギリギリの判断、正解が分からない判断は、政治家が決定すべきである。
posted at 16:30:51
これから徐々に桜宮高校の実態や問題点が出てくる。在校生や保護者はそれを問題だと気付かず、受験生もそれを十分に知らないであろう。桜宮高校が今やらなければならないのは、在校生や保護者、そして普通科として入ってきた新入生と外部の人を交えて徹底的に話し合うこと。
posted at 17:26:12
何が問題で、何が間違っていたのか、これからどうするのか、徹底的に話し合うことだ。これまでやってきた延長ではなく、間違いをまず認めること。そして新しい方向性を見つけること。再生はこれしかない。継続性の中での議論ではなく、いったん一呼吸を置いての議論。桜宮高校の再生に期待する。
posted at 17:27:54
今回は桜宮高校が治外法権状態になっていたことが事件の原因。独立運営が全て良いわけじゃない。ルールを守る独立運営でなければならない。その視点で新しい教育行政の枠組みを目指したのが、大阪の教育基本条例、学校活性化条例。一定のルールはきちんと守ってもらう代わりに学校の独立運営を目指す。
posted at 17:35:09
桜宮高校の実態を踏まえれば、まずは受験生を守るためにストップをかけるべき。体育科の継続性の中で迎えるのではなく、いったん普通科で迎え入れ、そして新しい学校を作ってもらう。これまでの体育科やクラブ活動を前提として受験されては困るのだ。
posted at 17:38:43

同じことをダラダラ続けていては、脳は働きません。一旦他のことをして整理する時間を与えないと。

橋下徹@t_ishin2013年01月23日(水) より続き
皆考え始めています。 RT @getattheheart: @t_ishin 入試を中止したことは関係者の憤りのきっかけにさえなれど、考えるきっかけにはなっていない。
posted at 17:56:19
在校生も保護者もこれまではある程度認めてきたが、今回は一線を越えた暴力事案。先生にもその意識が乏しい。学校現場で暴力事案が常態化し、それが原因で生徒が自殺した。どうして、そのまま受験生を迎え入れることができるのか。まずは教員、生徒、保護者がその認識を持つことからスタート。
posted at 17:59:11
これまでの継続性を絶ち、生徒、保護者、外部識者が交じり、徹底的に話し合って欲しい。桜宮高校は絶対に再生する。絶対に再生させる。
posted at 18:00:12
在学生を外に出すわけにはいかない。だから一呼吸おいて、徹底的に議論してもらう。学校再生のために RT @2nd_ma: 在学生なら守れるが、新入生は守れない方法などないからだ。受け入れる体制になっていないと公言することは、在学生はしっかりした教育を受けられないと公言することである
posted at 23:09:00
それは影響が大きすぎる。まずは普通科で受験生を迎え入れて、そこから徹底再生。政治はギリギリの現実的バランスRT @gureito_t: 桜ノ宮高校の問題を体育科だけに責任取らせた感強い 学校全体で責任取らせるなら今季入試中止にすべきでは? 責任の所在も曖昧な今は何言っても
posted at 23:11:11
2013年01月24日(木)より抜粋
桜宮高校においても、あの現場で一人の生徒が死を選んだ。あの現場にいなければ死を選ばなかった。人が変わってしまったのだ。今回の事件におけるこの厳然たる根本事実さえも、曽野氏のひねくれ性格によると消失してしまう。曽野綾子氏よ、人を変えられると言う思い込みがない者は教育から去れ。
posted at 08:12:18
24日朝日新聞社説。「入試の折衷案が分かりにくい」結局この批判か。朝日は他社のようなバカな意見を出さなかったからどんな意見が出るか期待していたが、結局これ。批判をする原則は従前との相対比較。今回の案が完璧な案だとは思わない。しかし、入試中止をやらなかったらどうなるのかと比較すべき
posted at 08:15:21
今、朝日、毎日がやっと事件の経緯、学校の実態を報じ始めた。在校生や保護者は、自分たちの学校の問題点をまだ認識していない。受験生も。これから朝日社説のように議論してもらう。こんな状況で、体育科の入試を継続したら、それこそ何が何だかさっぱり分からない。
posted at 08:17:35
これまでの体育科と同じなのか、クラブ活動も同じなのか、改革はどうするのか、何も分からないまま入試が行われることになる。それよりも、今回の折衷案の方がまだましだ。クラブ顧問の総入れ替えのメッセージを早急に出すことも重要だ。受験生は桜宮のクラブ活動に憧れている者が多い。
posted at 08:19:45
これまでの桜宮高校から変わりますよ、あなたが変えてもらわないといけないのですよ、と受験生やその保護者に伝えないと、これまでと同じ意識で入学してしまったらそれこそ受験生の不幸だ。そしてその作業をやるのに1週間しか時間がない。
posted at 08:21:26
新聞社は批判だけするが、じゃあどうすべきと言う代替案を一切出さない。残り1週間しかない状況で、そして朝日や毎日が今報道している事実を把握していたとして、どのような判断・行動をすべきなのか。完璧な案はないだろうが、現実の政治行政では判断しなければならない。
posted at 08:24:15
最悪なのは、何も考えずに、混乱回避のためだけにとりあえず入試をやっておきましょうという判断・態度。入試中止をするだけで解決しないのは分かっている。しかし入試を継続すればもっと解決しない。解決策は、教員、外部識者、生徒、保護者による学校の見つめ直ししかない。その環境を作る。
posted at 08:27:50~抜粋ここまで

人は環境が作ります。社会環境は大人が作ります。自殺者が出た環境をそのままにする選択肢はありません。変える意欲のない人もまた社会環境を作っています。みんなでなら、変えることができます。

正しいことは変わりません。間違ったことも常識となりまだ続いているものがあります。世間の風に流されず、「正しさ」とは何かを自分で掴み、正すことのできる大人に育てなければ。命あっての物種です。