天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

この20年

2013年01月14日 | Weblog
 今は、政府の借金は、日銀にお札を刷ってもらえばいい、増税で負担してもらえばいいという人が総理大臣ですが、社会はそれを正そうとしています。

 新成人が小学生になった頃から

 1999年、金融危機を回避すべく、民主党の金融再生案を丸呑みして「金融国会」を乗り切った小渕恵三首相(当時)は11月、総額24兆円の緊急対策を決定した。1998年度第三次補正予算には、国債発行12兆3千億円を計上し、1999年度は前年度の2倍、31兆円を発行した。
 小渕氏は、こんな風に言ったと伝えられる。『大変なことをしたと思っている。おれは死刑になってもおかしくないなあ』 ~朝日新聞の政治記者である早野透氏の著書『日本政治の決算』(講談社現代新書)より

 2001年5月7日小泉純一郎は所信表明演説で、

 私は、「構造改革なくして日本の再生と発展はない」という信念の下で、構造改革を進めることにより、「新世紀維新」とも言うべき改革を断行したいと思います。痛みを恐れず、既得権益の壁にひるまず、過去の経験にとらわれず、「恐れず、ひるまず、とらわれず」の姿勢を貫き、21世紀にふさわしい経済・社会システムを確立していきたいと考えております。「新世紀維新」実現のため、私は、「聖域なき構造改革」に取り組む「改革断行内閣」を組織しました。
 我が国は巨額の財政赤字を抱えています。この状況を改善し、21世紀にふさわしい、簡素で効率的な政府をつくることが財政構造改革の目的です。まず、02年度予算では、財政健全化の第一歩として、国債発行を30兆円以下に抑えることを目標とします。郵政3事業については、予定どおり03年の公社化を実現し、その後の在り方については、民営化問題を含めた検討を進め、国民に具体案を提示します。
 明治初期、厳しい窮乏の中にあった長岡藩に、救援のための米百俵が届けられました。米百俵は、当座をしのぐために使ったのでは数日でなくなってしまいます。しかし、当時の指導者は、百俵を将来の千俵、万俵として生かすため、明日の人づくりのための学校設立資金に使いました。その結果、設立された国漢学校は、後に多くの人材を育て上げることとなったのです。今の痛みに耐えて明日を良くしようという「米百俵の精神」こそ、改革を進めようとする今日の我々に必要ではないでしょうか。
 新世紀を迎え、日本が希望に満ちあふれた未来を創造できるか否かは、国民一人ひとりの、改革に立ち向かう志と決意にかかっています。

 04年7月27日オバマは米民主党大会基調演説で、

 私たちがひとつの人間として団結しているという信念。それは基本的な信念です、私は私の兄弟の保護者、私は私の姉妹の保護者、この信念が、この世界を動かしています。それは、個人的な夢を追い求めることを許しながらも、1つの家族としてまとめているものです。
 「エ プルリブス ウヌム」“E pluribus unum.”おおぜいの中のひとり。Out of many, one.
 私たちはひとつなのです。We are one people.
 私は、もっと本質的な何かについて話しているのです。結局、それは私たち、この民族の基礎となっている神の最も素晴らしい贈り物なのです。目に見えない信念、未来はもっと良い日々である信念とは。
 私は信じています。私たちが歴史の岐路の上に立つとき、私たちが正しい選択をして、そして私たちがそれに立ち向かうという挑戦ができると信じています。
 もしあなたが、私が感じているのと同じエネルギーを感じているならば、もしあなたが、私が感じているのと同じ危機感を感じているならば、もしあなたが、私が感じているのと同じ情熱を感じているならば、もしあなたが、私が感じているのと同じ希望を感じているならば、もし私たちが、なすべきことをするならば、私はなんの疑問も持ちません。この世界は約束を取り戻し、長かった暗闇から輝かしい日々を取り戻すでしょう。

 05年9月26日小泉純一郎は所信表明演説で、

 「改革なくして成長なし」、「民間にできることは民間に」、「地方にできることは地方に」との方針の下、引き続き構造改革を断行する覚悟であります。改革の芽が様々な分野で大きな木に育ちつつある現在、改革を止めてはなりません。先の国会において、郵政民営化関連法案は否決されました。このため私は、本当に国民が民営化は必要ないと判断しているのか、直接その意思を確認したいと思い、衆議院を解散しました。郵政民営化は、まさにあらゆる分野の構造改革につながる「改革の本丸」と確信するからであります。郵政民営化の是非が問われたこの度の総選挙において、多くの国民の信任をいただきました。私は、この民意を大きな支えとして、改めて郵政民営化関連法案を提出し、国民を代表する国会で御審議いただき、成立を期す決意であります。
 郵政事業は、26万人の常勤の国家公務員を擁しています。警察官が25万人、自衛官は24万人、そして外務省職員に至っては6千人にも及びません。今後も公務員が郵政事業を運営する必要があるのでしょうか。郵政事業を民営化すれば、創意工夫と知恵により、多様でより良い商品やサービスが展開されると思います。国民の大切な資産を民間向け資金として活用することは、経済の活性化につながります。従来免除されていた法人税等の支払いや株式の売却などにより、財政再建にも貢献します。郵政民営化は、簡素で効率的な政府の実現を加速するものであります。資金の「入口」の郵政民営化だけではなく、「出口」の政府系金融機関の改革に取り組んでまいります。
 政治は国民全体のものであり、一部の既得権益を守るものであってはなりません。私は、責任を持って郵政民営化を実現してまいります。痛みを恐れず、既得権益の壁にひるまず、過去の慣例にとらわれず、国民の協力の下、一身を投げ出し、内閣総理大臣の職責を果たすべく、全力を尽くしてまいります。改革なくして明日はありません。国民の支持なくして改革は実行できません。改革の原動力は国民一人ひとりであり、改革が成功するか否かは、国民の強い意思と政治家の断固たる行動力にかかっています。日本社会には、新しい時代に挑戦する意欲と「やればできる」という自信が芽生えています。改革を止めることなく、勇気と情熱を持って、日本の明るい未来を築こうではありませんか。

 08年11月4日オバマは、勝利演説で

 皆さんなしでは、変化は実現しません。社会に奉仕するという新しい意欲がなくては、自分を捧げるという新しいスピリットがなくては、変化は実現しないのです。だからこそ私たちは今、新しい愛国心を呼び覚ましましょう。新しい責任感を呼び覚ましましょう。私たち一人ひとりがもっと参加して、もっと一生懸命努力して、自分たちだけの面倒を見るのではなく、お互いの面倒を見るように。

 12年9月12日橋下氏、日本維新の会結党宣言で

 毎日、毎日、繰り返し、繰り返し、正していく、正していく、正していく