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すっっっかり遅いですが。
「木梨憲武美術館2~愛と希望と光とカピオラニ公園と私と京都~」
行って参りました!
ゴールデンウイーク以降、どうにもこうにも京都まででかける時間がとれず、とうとう最終日にかけつけるという、ファンにあるまじき結果となってしまいました。終わってから記事にしたんじゃ、宣伝にもなりゃしない。
無論、ノリさんのイベントにわたしごときの宣伝なんて、必要ないんですけどね。わたしが行った5月20日は、最終日ということもあってか、平日にもかかわらず、たっくさんのお客さんでにぎわってました。まさに老若男女。
京都駅ビルという、常に大勢の人々が集まる最高のロケーションにある美術館だし、しかも入場料がお安い!一般ひとり800円ぽっきり。しかもチケット売り場のお姉さんが、割引のきくポイントカードを持ってないか、わざわざ聞いてくれました。こういうサービスは、ぶっちゃけ京都ではめずらしい・・・
ノリさん恒例、業界関係者のみなさんからのお花のかずかず・・・
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入ってすぐ、いきなり北原電気(笑)
ファンじゃなきゃ誰もわかんないっつーの(笑)
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今回、お祝いの展示は若干おさえぎみだったようです。いつもはお花の匂いでむせかえるほどだけど。
・・・と、これは最終日だからですね。会期のはじめのほうは、お花いっぱいだったみたい。こんな感じに。しつれいしました。
いよいよ、会場へ足をふみいれる。
横尾忠則氏からの祝辞(ノリさんの帽子と、アートの自由であることのすばらしさについて書かれてました)を読み、まず出迎えてくれた作品は、水、森、太陽。まさしく今回のテーマのひとつ「WAIHAA」を象徴するような、点描のような手法で描かれた、色のとってもキレイな、抽象画でした。
ああ、ノリさんワールドに、また戻ってきたなあ、って感覚。
前回の京都での個展と比較して、今回はふたつの特徴があったんじゃないかなあ、と、素人がエラソーに言ってみます。
○本格的な「美術の展覧会」って感じだった。
○過去作品が多かった。
前回は、空間を広くとって、壁に直接大胆にはみだしまくった絵を描いてたりして、破格な展覧会でした。一方、今回は、照明を暗めにして、壁は黒、間仕切りでいくつかのコーナーに分割して見せていました。
新作ももちろんあったんだけど、過去に個展で見たり、あるいは3116ギャラリーカフェで見たことがある作品もけっこう多く、なつかしく感じました。大好きな「都営広尾五丁目アパート」も、また見られてうれしかった。
その中でも目玉は、やはり「セーヌ川」(憲太郎 1994)でしょうか。
生ダラの憲太郎企画でフランスで描いたペン画で、「ぴったんこカンカン」にノリさんが出演したときに、安住アナが「あの絵をおぼえてます」って言ってたやつ(わたしはまるきり忘れてました汗)。アトリエにしまいこんでたのを、わざわざ掘り出して来て安住くんに見せていた、アレ。そのモノホンが見れたのは、ものすごく感激しました!
どの作品もすばらしくて、どれからお話すればいいか迷いますけれど・・・
そうねえ、やっぱり新作からいきますか。アートの「ア」の字もわからないわたしが言うのもナンなんですが、ノリさんの2013年の作品に、ノリさんの、アーティストとしての成熟みたいなものを感じました。
まず感じたのは、最近ノリさんは「ガラス」に興味があるのかなあ、ということ。まんまガラスのオブジェ的作品もありました(「カートドヴェール」with Kano Tomohiro)。
そして、「輝光」と題された絵が、ほんとうに美しかった。
白いんです。でも、なんか透明なんです。うすーいペールグリーンとか、ピンク、ブルーが透けているんだけど、でも、白いんです。そばにいたお客さんも「これガラスかな?」と言ってましたが、非常に“ガラス感”を感じる不思議な絵。
それとは逆に、「Flowers」と題されたシリーズは、背景が黒。その上に、花と花瓶を抽象化して描いた、これまたすばらしい作品でした。
あと、今回はビデオの上映もありました。ノリさんinニューヨーク。NYの街角で、段ボールの切れっぱしやら、捨てられた広告やら、いろいろ拾ってきてコラージュしたり。
カフェで作業をしていると、超美人のニューヨーカーのお姉ちゃんが近づいてきて、ノリさんに「なにしてるの?」って感じでお話したりしていて、「仕込みか!?」と余計なことをついつい考えつつ(笑)
このビデオが、サイレントだったんですよ。それがなんか、おもしろかったですね。声のないノリさんの映像を見たの、はじめてだったかも。
(ちなみに、図録に載っているノリさんのアトリエ近影には、やはり昔と同じように、チャップリンのフィギュアが置いてあるのが見える)
・・・いまふと思ったけど、WAIHAAがテーマなのになぜNYのビデオだったんだろう・・・(笑)
「Brooklynと三宿」という作品がおもしろかった!地図っぽいんだけど、ブルックリンの地図と、東京世田谷の三宿の地図が、しれっとつながってるの。これは良かったなあ。
ハワイについては、ノリさんの写真作品も展示されていました。それもまた、新鮮な魅力がありましたが、ゴッホみたいなざくざくっとしたタッチで描いたダイヤモンドヘッドの油絵が、やっぱりかっこよかったかなあ。あのぐらいしっかりした風景画も、もっと見てみたいと思いました。
もうひとつ、楽しみにしていたのは、やはり「太陽の絵」。東日本大震災後に、ノリさんの呼びかけで全国から集まったものです。
専用の小部屋が作られていて、壁にびっしりと、みなさんの太陽が貼りめぐらされていました。ノリさんの太陽の絵も、制作年などのタグは一切つけず、何点か展示されていました。
(赤十字の募金箱も置いてあって、ペレのサイン入り(笑)お客さんたち気づくかなあ、と思ってしばらく見ていたら、みなさんちゃんと気づいてました)
産経ニュースの記事(写真入り)
(展示はノリさんみずから指示を出してたんですね、やはり)
これ以外の展示室にも、ノリさんの太陽の絵はあって、震災以前からノリさんは太陽をずっと描いてたんだなあという発見もありました。
いちばんの大作は「感謝」(2013)。幅1メートル、縦2メートルくらいの大きなキャンバスに、ざっくざっくと巨大な花束を描いてあって、そのかたわらに、
My heart is filled with so much grateful for your love. Noritake K.
と、書いてある。
この絵を見ながら、ちょっと涙が出てしまった。
いつも照れて、あまのじゃくで、ストレートに感情を出す人ではない。でもその絵には、ノリさんの、素直な、ストレートな心が、ぶつけられているのだとわかったので、ウッとなってしまった・・・
さっきもふれた「Flowers」シリーズでは、数枚の署名が、Noritakeじゃなく、普通の芸人としてのノリさんのサインになっていたのも、目をひきました。(Noritakeの上からわざわざ書き直している痕跡があった)
それを見たとき、ハッとした。
ノリさんの中で、芸人木梨憲武と、アーティスト木梨憲武って、いったいどんな風に共存しているのだろうっていう疑問に、はじめてハタとぶつかった。いままで、考えたことはなかったのに。ノリさんも、そんなことを感じさせるようなことはしないし・・・
ノリさんだって、とんねるずだって、人間だから。ほんとうにやりたいこと、やらなきゃいけないこと、あんまりやりたくないこと、の葛藤にくるしんだり、自分ってなんなんだと悩んだりすることだって、あるはずだ。彼らは、いつも何の不満もないかのようにニコニコと、淡々とそこにいるけれども・・・
これだけ長くファンをやっていて、まがりなりにもファンブログもやったりなんかしてるのに、そんな簡単な事実にすらいままで気づかなかった自分を、ちょっとだけ恥じました。もちろん、そんなところをさらに深くつっこまれるのを、ノリさん/とんねるずが喜ぶとは、思えないけれども。
ノリさんの絵を見ると、とても気分が良くなる。ほんとうにきれいな色で、のびのびと自由で前向きで、見る人に文字通り元気をあたえようとしてくれてるのが、ほんとにわかる。いや、実際元気になります。
でも、それだけじゃなく、今回はじめて、ノリさんの心の中も、ちょっとだけ見てしまった気がした。そのことが、ノリさんのアートを、これまでよりも一段高い地平におしあげたような、そんな気もするのです。
東京での開催予定は、あるのでしょうか?ぜひ、日本のあちこちでやっていただけたらなあ、と思う、愛と希望と光に満ちた展覧会でした。
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私も初日、中日、最終日と行かせて頂きました。
憲さんの世界観、見るたびに心癒され、ホントにあったかい気持ちになりますよね~。
最終日は残念ながら憲さんは来られなかったけど、閉館ギリギリまでたくさんの方が会場に入っていかれました。
最終日、憲さんが来るかもと階段に座り込んでましたw
もしかしたらファイアーさんとすれ違っていたかもしれませんね(´∀`)
今回、京都で個展をしてくれてすごく嬉しかったです♪
来年は東京?ということもチラッと仰ってますが・・・
正直なところ・・・・・ライブを・・・と願ってしまいます。
レスも遅くなってしまってごめんなさい!
最終日、行かれてたのですね~
わたしが行ったのは、2時頃だったかな?もうちょっと遅かったか。
ベージュの帽子をかぶって、メモとかとってたイヤミな奴です^^;
わたしも、ひょっとしたらノリさんいるのでは、とひそかに期待してましたが、残念・・・
じつはchiriraさんのブログをずっと拝見できてなくって、
chiriraさんがノリさんに会いまくってたのを知らなかったんです(すいません)。
おくればせながら記事を読んで、手に汗握りました(笑)
良かったですね、夢が叶って!
一家総出で京都入りされてたんですね。なんていいパパなんだ。
わたしゃてっきり、祇園あたりで舞妓さんと遊んでるものと思ってましたが^^;
このあいだの「した」の滋賀の麺特集も、その時ついでに(笑)撮影したのかもしれないですね。
>正直なところ・・・・・ライブを・・・と願ってしまいます
ですよね・・・いつやってくださるんでしょうね、マジで!