とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

おかえり心霊バスツアー

2011年12月08日 23時03分08秒 | とんねるずのテレビ


またしても、杞憂でした。
本日放送の、10年ぶりの「復活」宜保タカ子心霊体験バスツアー
たいへん、たいっへんおもしろうございました!

先週の予告を見た時の印象は、ずばり「ハラハラワクワク」、略して「だいじょうぶなのかよ!?」。

まず、「復活」というのがなんともらしくない。
そして、宜保タカ子をおぼえてる人やオリジナルキャラの(キャラって言うのも変だが)宜保愛子さんを知る人が少なくなってる。
そんなご時世に宜保タカ子をやって、わかってもらえるんだろうか。

とかなんとか、いろいろ考えちゃって、なんだか心配してたのです。

しかし、こうして見てみると、心霊バスツアーのフォーマットって、全落オープンとおんなじなんですね。AO木さん=宜保タカ子がモニターで指示を出して人を動かす、という。

そうかあ、そうなんだな。じゃあ心配することなかったんじゃん、ハハッ。

全落よりもっと良いのは、キャラができてるってことですね。
もお、宜保タカ子の登場のしかたがおかしくって、おかしくって・・・なんかやらかしてくれるんだろうなと思っただけで笑えたんだけど、ハワイアンダンスを踊り狂うとは・・・

ああっ、スカートの下にステテコをはいて防寒をきっちりしたあのいでたち!なつかしい!
そして、宜保タカ子の相棒としてなくてはならぬ、みのりもんた!
昔はかつらがもうちょっと白髪まじりだった気がするが!なつかしい!
でもあんまりみのさんの口調になってない(笑)

いや~もうね、今回ね、みのりさんに大爆笑させてもらいましたよ。
こういう時の、ノリさんの天然のビビリっぷりはもう最高ですね。

もはや芸能界の大御所でありながら、あまりの怖さに女優(瀬戸朝香)と局アナ(カトパン)を先に歩かせようとするみのりもんたのチキンっぷりが、「最低。」by 仲間由紀恵(笑)
瀬戸さんも最後の方かるく怒ってました(笑)

ゾンビ映像を強制的に鑑賞させられたあと、スクリーンから本物のゾンビたちが飛び出して来たときの、みのりさんのリアクション!!
椅子から転げおちる姿の、なんとさまになっていること!
爆笑しながら感心し、感心しながら爆笑してしまった。いや~いい画だ!

そして、そのマジなこわがりっぷりを見て大笑いする宜保さん。
「いま憲武が椅子から転げ落ちましたよ!その様子をもう一度どうぞ」のフリがうれしいんだよね~!
やっぱり、ノリさんの良さをいっちばんちゃんと見ているのは、タカさんなんだね。さすがです。

それにしても、このシーンでのなんちゃってスリラーダンス、かっこよかったな!
マイコーりょう、2回目の番組出演おめでとう!
ここはやっぱりみのりさんに一緒に踊ってもらいたかった、と思った視聴者は多かったでしょう。

10年ぶりということで、心霊バスツアーのお約束(と言っても若いみなさんにはわからないかなあ?ごめんね)の爆破も2回。廃校のなかで爆発するもんだから、音が相当響いたみたいですね。2回目の爆破にびっくりしすぎてすっかり気力を失ったみのりさん、「ババア、オレは悲しいよ・・・」と落ち込んでた(笑)

瀬戸さんとカトパンも普通にビビってたので、なおさらおもしろかったですね。みのりさんも言ってたけど、ほんと、これ真冬にやることじゃないわ(笑)

みのりさんパートでもう十分おなかいっぱいだったんだけど、最後は小木くんが締めてくれました。
おぎやはぎとしてこの番組に出るのも、ちょっと珍しいよね。
なんだかんだ言って小木くんに華を持たせてあげるのが、なんか好き。
それに、みのりさんで終わりにしないところに、とんねるずの奥ゆかしさを感じてしまうんだなあ。

昔のアメリカの喜劇映画なんかでは、出演者のクレジットを見てると主役であるはずのコメディアンの名がトップじゃなく最後に置かれてることが結構あるんです。その謙虚さというか、クールさが好きなんだけど、とんねるずにも同じものを感じるんですよね。

まそれはさておき、小木くんパートは中庭の神棚にお線香を供えにいくという設定。神棚の前で落とし穴&爆破のWパンチでした。ここはなんといっても、爆破前の宜保さんの「ジェリー、ゴー!」のひとことにピクッと反応した方が多かったのでは?
そうよね、ここは特効ジェリーの腕の見せ所じゃい!美術スタッフ、今回はがんばりましたね。

ああ、やっぱり、タカさんにはノリさん、宜保にはみのり、だねえ。
宜保タカ子ではあるけど、ひさしぶりにいいコントを見させてもらいました、という感じで、とってもうれしかったです。

番組の最後に「この作品はフィクションであり、実在の人物とは関係ありません云々」のテロップが出ました。ということは、あの廃校が心霊スポットだというのもフィクションだってことですね。冒頭の説明VTRがやたら手がこんでたから、本当かと思いましたが。あのへんはちょっとマジに作り込みすぎてた気はしましたけれど。

しかし、ラストで本物の神主さんにほんもののお祓いをしてもらっている映像がきっちり流れたのは良かった(こういうの、昔はありましたっけ?)。これはあくまでテレビ局がきちんと準備してやっていること。視聴者のみなさんがくれぐれもマネしないようわたしも陰ながら援護させていただきたいと思います。

あれこれいろんな仕掛けを準備したスタッフのみなさん、おつかれさまでした。
次回も楽しみにしております!








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4 コメント

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宜保 (FUJIWARA)
2011-12-09 21:02:55
まずこの方の廃校に行く意味がやっと解りました(笑)
ttp://twitter.com/MACCOI_SAITO
(これは本物のマッコイさんですよね?)

私も最初心配しましたが無駄な心配だったようです。

多分、昔みた人には懐かしく、初めてみる人には新しくですね。
名前は宜保タカ子となっていますが、ようは「面白い人」ということだと思います(笑)

それにしてもタカさんはキレていましたね。
個人的に以前から思っていたのは扮装した時のタカさんは生き生きしている事が
多いと思います。
(扮装の度合いが大きいほど)
この系統は関東系が多いんじゃなかと思います。
たけしさん、志村さんしかり。

さんまさんも面白いですけどね。

ノリさんもキレていましたね。恐がり方が(笑)
こちらは乗り物系、おばけ系を出すと半端ないリアクションがいつも面白いですね。
いつもの高感度高いノリさんの面影はなかった(笑)

番組の特徴でもあった女優(アイドル)さんとの絡みがいいですよね。
ビビッとさせたり、爆破させたり。
見たことの無い顔が見れる番組ですよね。

全落オープンはここからきているんですね。なるほど。
どうりで面白いわけです。
返信する
FUJIWARAさん (ファイアー)
2011-12-09 23:38:26
>扮装した時のタカさんは生き生きしている

まったくそうですよね!ノリさんもですけど。
要するに、根っからのコント職人だということだと思うんですよね。おふたりとも。
シチュエーションと簡単な扮装さえあれば、
ものすごい世界を即興であっというまに作り出しちゃう。
とんねるずのコントが好きでたまらない理由は、そこなんですよね。

女優さんたちも良かったですね。それぞれ味があって(笑)

>全落オープンはここからきている

いや、ここからかどうかはわからないです、わたしの勝手な想像です(汗)
フォーマットとしては結局同じなんだな~とゆうべ観てて思っただけなんですけどね。
偶然だとは思いますが。
あと、オチに落とし穴を使い過ぎかなっというのはゆうべちょっとだけ感じました(笑)
返信する
爆破 (FUJIWARA)
2011-12-10 11:54:52
忘れていました。

オチが爆破というのはどこから来たんですかね?
よくタケシさんもバズーカーは使っていましたが。

全員集合とかは建物が壊れて埋もれて大騒ぎで音楽掛かって終了という
オチもありました。

破壊の美学。

何かと、とんねるずの番組には爆破が出てきます(笑)
返信する
FUJIWARAさん (ファイアー)
2011-12-11 23:06:41
そういえば「した」で爆破って・・・ひさしぶり?でしたっけ?
爆破の勢いがすごすぎてノリダーびっくり、とか思い出しますね~(笑)
爆破のみならず破壊はコメディにはつきものなんでしょうね。
特にドタバタは。
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