cottage craft industry EXTREME-畠山研究所

〆具のEXTREME-畠山研究所
製作物や日々の出来事などです。

カヤックジギング

2007年11月28日 | 釣り/石垣島辺り
カヤックジギングの続きを・・・

奇跡的に本当にその日だけのピンポイントのベタ凪だった。
夏以降少し異常とも思える荒天が続いていた石垣島だったけど、その日は晴天微風。



一年に何度もないアウトリーフまで行ける特別な日だ。

連日のDEPTH及びシーファイターでの釣りで体は疲労しているはずなのになぜか疲れを感じない。
何時もそうだけど、石垣に居る間は体調が非常に良くなる。
そこそこ呑んでいるのに、通常なら起こるであろう二日酔いも少ない。胃もたれ、胸焼けはほとんど感じた事がない。

その代わり今回もそうだけど、帰ってから一気に疲れがどっと出る感じだ。
病は気からって言うけど、本当に気分が良い時は免疫力も上がっているんだなあと実感する。


カヤックジギングの朝は早い。
5時半には海岸に居たと思う。
まだ夜が明けない真っ暗な浜でバタバタと準備を進める。
あーまだ星が出ている。

3人分のカヌーを用意するので、Shuさんの家と浜を3往復。
俺はAPOさんとShuさんがカヌーを運んでいる間、浜で荷物番をしていた。

昨日12時過ぎまで呑んでしまったので、睡眠不足だ。
砂浜でしばし仮眠をとる事にした。

誰も居ない真っ暗な砂浜に一人で寝ながら空を眺める。
少しづつ、ほんの僅かづつではあるけど空が明るくなっているのが分かる。

明けの明星が輝いている。
海面もにわかに騒がしくなってきている。
まだ薄暗くて良く見えないけれど、小魚が何かに驚いてパシャパシャと音を立てている。

あーもう朝なんだなあ。魚は早起きだ。

酒が少し残っているな。
ちゃんとカヤック漕げるかな。
少し心配だ。
そういえば昨日は呑んだ後にラーメンまで食べてしまったなー。
今日は4時半おきだと判っていたのになんという事をしてしまったんだろう。

少し気配を感じている。
朝のお勤めをしなくてはいけない気配だ。
我慢しようかな?とも思ったけれど、カヤックの上でそんな事になったらそれこそ一大事だ。
Shuさんの伝説のカヤックでそんな事するわけにもいかないし・・・。

まだ2人はカヤックを取りに行って間もない。
来るまでにはまだ時間がかなりあるはずだ。

今しかないと思った。

まだ薄暗いので、万が一遠くに人が居ても見えるはずはない。
迷っている暇はない。

波打ち際より少し海に入り適度な水深を探る。
そしてゆっくりしゃがみこむ。
沐浴。

不浄の手、左手で清める。
輪廻転生。


また砂浜で寝転がって二人を待った。


準備が整って、さあ出るよって言う頃にはすっかり明るくなって、いつもの南の島の砂浜だ。



Shuさんにカヌーを支えてもらって、生まれて初めてカヤックに乗り込む。
おー!以外に安定しているじゃないか。
結構大丈夫そうですよ!

そういえばShuさんその辺りは確か・・・
「だいぶ前の事だから、もう流れていきましたから大丈夫ですよ~。」
心の中でつぶやいた。

非情にも干潮潮止まりだった。


3人で沖へ向かって漕ぎ出す。
思っていたより水の抵抗でスイスイとは進んでくれない。
試行錯誤しながらパドリングを繰り返す。

Shuさんはとんでもないスピードで離れていった。

最初のポイントで軽く釣り方のレクチャーを受けて釣り開始!

リーフの間にある大きなスリットが主なポイントだ。
リーフの上は珊瑚が良く見えて、グラスボート状態。
水の透明度は最高!
水深は30mくらいか。

スリットの中にジグを落としてみる。
スルスルと落ちて行くジグがかなりの深さまで見えている。
着底に集中し、リールを巻き上げる。
根がかりしたら大変だ。

ジャカジャカ巻きしてから少し大きく跳ね上げてスライド。
こんな感じを繰り返す。

おっ!カヌーがリーフの際まで流されている。
危ない!引っかかってしまう。

あわてて風上側のリーフエッジまで戻って落としなおす。

ゴンッ!
ジグがひったくられた。

何かがかかっている。
ゴリ巻きする。

Shuさんの教えどおり、竿をバウに向け舟と平行にする。
バランスを崩すほどの魚ではないけれど、Blogで読んだとおりにやったら上手くいった。

イソマグロの子供がぶら下がっていた。
ハンドランディング。

もう釣れちゃった。
おーいきなり釣れてしまったよー!

周りを見ても誰も居ない。



少し遠くにAPOさんが見える。
釣れたの気づいたかな?
見えてないな。

カヌーは一人の世界だ。
少しオートバイとも似ている。
一緒に出かけても、走り出せば一人の世界だ。

さらにジグを落とし続ける。
さっきより強烈なあたりだ。

ステラのハンドルを回しても同じ位のスピードで糸が出て行く。
少し耐えながらさらに巻き続ける。
グングングンと首を振っている。

青物特有の引き方だ。
ドラグをジージーいわせながら巻き続ける。
リーダーが入る。
水面で魚が大暴れしている。
外れんなよっと思いながら、落ち着くのを待つ。

3回くらい失敗してやっと尻尾を掴んだ。
レインボーランナー、ツムブリだ!

結構でかいぞ!
良く引いた。

十分に釣れたし、満足だったので、岸を目指した。

Shuさんは最初小さく見えていたのだけれど、もう何処にも見当たらない。
アウトリーフの遥か沖へ行っている。

普通の人が到底行ける距離ではない。
こちらからも見えないが、沖からも岸が見えなくなるという。

帰り着けるだけの体力は最低条件だし、天気、風、波、海流などの知識もあいまいでは本当に帰らぬ人になってしまう恐れは十分にあると感じた。

今回は最初だったので、目印の岬から極力離れないようにして、流されては戻り、流されては戻りを繰り返した。

Shuさんも最初はこんな感じだったのだろう。
Shuさんが4年間で積み上げてきた物の一部分を今回は見ることが出来た。

たった一人で試行錯誤しながら作り上げてきた世界は本当に刺激的な世界だ。
それと同時に生命の危険を常に身近に感じる世界でもある。
その辺も少しバイクに似ている。
「ここで転んだら死ぬな」って思う瞬間は誰でもあると思います。

そんな感じに似ている気がしました。

カヤックと釣り。
アドレナリンは出まくりだ。
当分止められるはずはない。


コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PENN Torque

2007年11月28日 | 散財系


pennの新製品を発見。
TORQUE!強そう。

ハイギアなのでジギングも出来るかな?
US$で370くらいなので、円高な今買えば4万円くらいか!
欲しい!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深海ライトジギング

2007年11月23日 | 釣り/石垣島辺り
石垣島にジギングに出かけたら、欠かせないのがライトタックルでやる五目釣りなんだけど、これが話だけだとなかなか理解してもらえない。

水深は浅い所では60mくらいだけど、深いところでは130mくらいまで狙える。
通常、本州では100mを越えるポイントはあまり一般的ではないと思うし、やるとすればそこそこのヘビータックルの釣りになる。
PE4号とか5号あたりだろう。

石垣島、特にDEPTHでやる場合はラインは結構細い。
PE1.5号か2号あたりが標準になる。
1.5号で水深130mのジギングをするの?ってみんなびっくりする。

自分も初めての時はどんなタックルが必要か分かんなかったし、カンパチも居る事だしタックルは当然強いやつだった。
MAX300gの竿に8000番のリールラインは4号。
まんまカンパチタックルで、五目釣りしていたのです。

それはそれで楽しかったのだけれど、同船者はライトタックルを極限までしならせて、楽しそうにやっている。
あーこんな釣があるんだなあって、その時は結構な衝撃を受けた。

それ以来の石垣通いが続いている。
一応カンパチを狙ってはいる。でも五目ライトジギングが釣行の楽しみの大きなウエイトしめている。

実際問題、一日中カンパチ目当てに300gのジグを水深200mからしゃくり続けるのは辛すぎるし、楽しくないような気もする。

半々位が理想かなって思ってます。



ライトタックルっていっても実際どんな物を使うのかが結構わかりずらい。
水深とラインの太さがいまいち頭の中でバランスしないという人も多いと思います。
実際どんなの使ってんのかというと・・・

スピニングよりはベイトタックルが楽しいので、なるべくベイトタックル。
リールはオシアジガーの1000とかミリオネアの300とかソルティガのZ20あたりのサイズ。
船長お勧めはシマノのベイゲーム300F。
1.5号だと200mくらい巻けるのかな?
安いし良いですね。

竿はこんなんでいいの?って位柔らかいのを使ってたりするけど、ひとまずはジグMAX90g位のが良いかと思います。
お勧めはオフブローの2か3番あたり。

ゼナックも2番が良いかと思います。3番を使っていますけど、ちょい強すぎの感じがしてます。

とりあえずグイーンとしなるやつがいいですね。
タチウオのでも良いかと思います。



使うジグは80gから100gあたり。
130mで100g!と思うかもしれませんけど、結構いけちゃいます。
シルエットが小さいほうが良く釣れているようです。



釣れる魚は多種多様。コレが最高に楽しい要因。何が上がってくるか分からない。
4~5キロのカンパチも混ざるので、引きは強烈です。
ドラグをうまく使って、タックルの限界付近でファイトできます。

普通なかなかタックルの限界まで使うって事が無いので、コレが結構新鮮な感覚だと思います。

今回はカッポレ、カイワリ、ツムブリ、タマン、アカジン、カンパチ、オニヒラアジ、アカハタ、ワフー、アカマチなどが釣れました。

食べても美味しい魚が多いのも良いですね。
夜の宴会には欠かせません。

食べて美味しいのはアカジンが最強。
沖縄の人以外はなじみの無い魚ですが、一度食べたら病み付きです。

まだまだ美味しい魚が多いので、次回は美味しい魚の事を紹介しようと思います。

つづく。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マッタリーナ石垣

2007年11月21日 | 釣り/石垣島辺り
柴崎コウが「沖縄でまったりしてくださいね」と言うものだからマッタリしてきました。
飛行機の中で翼の大国を見ているとね、出てくるんですよ!

今回は9泊10日の旅。
9日間釣りをしてしまって、本当言うとあんまりマッタリする暇はなかったんですが、釣りの合間につかの間のマッタリーナしてまいりました。







竹富島でややマッタリ。
お昼は美味しい八重山そばで満足。
釣りの方は潮がマッタリでいまいち。
それはそれで良いんです。
此処でやるのが最高なんです。



カヌーでマッタリ。






ランチはこんな最高の景色の中でのんびりと。
絶品カレーと地ビールを戴く。
実は今回一番感動したのはこの店の景色かもしれない。

少し傾きだした秋の日差しと、柔らかな風が海の上にいろいろな表情を作る。
でも3人ともあそこに魚が居るんじゃねーの?的な目で海を見ていた。
時間の流れがゆっくりになっていく。






最後に白保でマッタリ。

金色のスプーンで小魚を釣る。
入れ食いだ。
釣っては放し釣っては放しを繰り返す。

島に来て以来晴れ続けていた空も9日目の午後から雨が降り出した。
早めに釣りを切り上げて、ル・ピエでリフレクソロジー。
かなりマッタリ。

夜は南西トラッシュでマッタリ。
以外といっては悪いけど、店内はシンプルでカッコイイ!
音楽も良い感じだ。
ナントラさんも良い味をだしている。

石垣島に新しい落ち着く空間を発見です。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石垣島のGTフィッシング

2007年11月19日 | 釣り/石垣島辺り
石垣島のGTの様子を見に行く。



GT船の老舗シーファイターで石垣島の沿岸を攻める。
メンバーはGT狂いのAPOさん、GTみたいな錦さん、GT初挑戦のShuさんと私。

とりあえず今回はGTフィッシングってどんなもんかな?って感じで皆さんの釣りを見学しつつ、様子を見ながら投げてみた。

リーフエッジにはいかにもっていう感じのポイントが連続する。
でもなかなか思ったとおりの場所には飛んでってくれなかったな。

何処でも出そうな感じなんだけど、結構ピンポイントで落とさないとだめらしい。
少し練習が必要だ。

GTというとパワー勝負の豪快な釣りというイメージだったけど、実は結構繊細で、緻密な釣りだった。

ルアーの引き方はほんと丁寧だったな。

渋めの1日でしたが、あきらめずにやっていたAPOさんが夕方のワンチャンスを
物にしました。

みんなで記念撮影。



写真はShuさん所からの拝借物です。
Shuさんもワンバイトありましたね。
今度はホームグラウンドで投げましょうかね!
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クールダウン

2007年11月19日 | 釣り/石垣島辺り
目一杯釣りをした10日も今日で終り。 昨日はShuさんと〆の晩餐。 錦さんで飯くってから南西トラッシュで少し飲んだ。 そういえば一昨日もAPOさんと12時過ぎまで飲んだな~。
ぼんやりと10日間をふりかえりながら、久しぶりにラムを飲んだ。 来て以来晴れ続けた空も午後からシトシト雨が降って来た。 南の島の優しい雨が心も体もクールダウンしてくれたようだ。 沢山の出会いと魚を与えてくれた八重山の海にに感謝。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝説の浜

2007年11月18日 | 釣り/石垣島辺り
昨日遂にカヤックデビューしてしまった。 デビューはなんとあの伝説の浜。 Shuさんを先頭にAPOさんとオレがつづく。 ポイントのレクチャーを受けながら、沖を目指す。 カヤックはカジキを釣ったときのままの仕様。 カヤックジギンガー垂涎の艇だ。 釣り始めると皆の間隔が開き始める。 一人だと少しし不安だ。 隊長は更に沖を目指している。 ついて行こうかと思ったが止めておいて良かった。 水平線の彼方に見えなくなった。 つづく! 写真はあやこさんが作ったアップルパイ。 激ウマ。 こっちも伝説になりそうだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

船上

2007年11月16日 | 釣り/石垣島辺り
昨日DEPTH船上で不審者を発見! 殺られる!と思った。 良く見たらShuさんだった。 ここは戦場じゃないですよ~!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカジン

2007年11月15日 | 釣り/石垣島辺り
今日はShuさんとAPOさんとデプスで出撃。 デカイカンパチはとれなかったけど、美味しい系はそこそこゲット。只今帰還中。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追加写真

2007年11月13日 | 釣り/石垣島辺り
カッポレ 強烈ひきますよ~。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンパチ

2007年11月13日 | 釣り/石垣島辺り
船中約18キロ2本水上げ。 五目はカッポレ3匹、キメジなど!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日も出撃。

2007年11月13日 | 釣り/石垣島辺り
少し波がおちたので、本命カンパチポイントへ直行です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五目大漁

2007年11月12日 | 釣り/石垣島辺り
こんな感じ

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石垣島の五目釣り

2007年11月11日 | 釣り/石垣島辺り
強風と高波のなか頑張ってきました。 船中カンパチらしきあたりもありましたが、フックアウト。 うねりが落ちればなんとかなりそうです。 五目は絶好調! タマン、アカジン、カイワリ、ツンブリ、ミーバイ、カツオ等多数! 明後日も出撃です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エンドレスサマー

2007年11月09日 | 釣り/石垣島辺り
明日からまた夏に逆戻り。
日本は以外と広い。

暫く石垣島に潜伏いたします。

準備をしようと思ったけれど、釣道具以外は待っていく物は無かった!



ぎりぎりで届いた背黒も入れる。





カッコイイ。

釣れるかどうかというより、出れるかどうか!
という海況。

自分の運を信じるだけです。




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする