いたづらに ゆきてはきぬる ものゆゑに みまくほしさに いざなはれつつ
いたづらに 行きては来ぬる ものゆゑに 見まくほしさに いざなはれつつ
よみ人知らず
逢いに行っては空しく帰って来ることになるのに、それでも逢いたいという思いで、また何度も出かけてゆくことよ。
「~ゆゑに」は、現代では順接を表しますが、古語では順接・逆接両方で使われます。ここでは逆接の意ですね。
いたづらに ゆきてはきぬる ものゆゑに みまくほしさに いざなはれつつ
いたづらに 行きては来ぬる ものゆゑに 見まくほしさに いざなはれつつ
よみ人知らず
逢いに行っては空しく帰って来ることになるのに、それでも逢いたいという思いで、また何度も出かけてゆくことよ。
「~ゆゑに」は、現代では順接を表しますが、古語では順接・逆接両方で使われます。ここでは逆接の意ですね。