職場の食事会に行った。例によって駅から近そうなお店をインターネットで数軒ピックアップして、その中からよさそうなところを香港人スタッフに選んでもらった。
店の入口に向かう通路から店の入口、そして店内まで同じポスターがぺたぺたと貼ってある。まるで海の家なんかによくある「氷」のような漢字一文字のシンプルなもので、「蟹」とある。
そうなのです。このレストランは上海レストランだったのです。だから今が旬の上海蟹を食べましょう、食べて行きなさいよ、否食べなきゃだめでしょう、みたいにくどいくらい蟹ポスター攻めのデコレーションなのだった。
メニューを見ると、その上海蟹は時価とある。お寿司屋によくあるあの、時価の表示です。これじゃあ頼みにくいなあと思っていたら、店の人がセットメニューを薦めてきた。これは明朗会計のようだ。そんなわけで、いつもは個別注文なのだが、今回に限りセットメニューで行くことにした。
まず、前菜に豚肉とクラゲが来ました。くらげが懐かしい味、日本と同じ。続いてスープ。おお、濃厚な蟹肉それにふかひれも入ってる模様。これはこの日のベストメニューでした。そのあとに、上海蟹が登場。思ったとおり小さい。店の人が適当な大きさに切り分けてくれるので、それから先は鋏だの、箸のような棒を使って、ひたすら格闘の時間です。日本のズワイガニの半分ぐらいの大きさなので、食べるところが少ないただただほじくり返すことに気をとられ、味のほうはあんまり覚えてない。そのあと炒め物がふたつ来て、坦々麺です。ちょっとスープが辛め。麺とスープのからみ具合があまりよくないと感じるのは日本のラーメンにした慣れきってしまっているからだろう。このあと、デザートだと言うのだが、お腹がいっぱいなのかどうか中途半端。協議した結果、炒飯を追加注文してお腹に納得させる。デザートは、久々に揚げ饅頭にオレンジでした。粉砂糖に揚げ饅頭なんてやっぱりこれも懐かしかった。
日本人は上海蟹に異様な執着心があるようでとなりのテーブルも観光客らしい日本人だった。
それなりに美味しくはあったのですが、このコースでひとり8,000円強(ビール込み)となると、日本で焼き蟹のコースがたべられるなあ、と思ってしまったのでした。
店の入口に向かう通路から店の入口、そして店内まで同じポスターがぺたぺたと貼ってある。まるで海の家なんかによくある「氷」のような漢字一文字のシンプルなもので、「蟹」とある。
そうなのです。このレストランは上海レストランだったのです。だから今が旬の上海蟹を食べましょう、食べて行きなさいよ、否食べなきゃだめでしょう、みたいにくどいくらい蟹ポスター攻めのデコレーションなのだった。
メニューを見ると、その上海蟹は時価とある。お寿司屋によくあるあの、時価の表示です。これじゃあ頼みにくいなあと思っていたら、店の人がセットメニューを薦めてきた。これは明朗会計のようだ。そんなわけで、いつもは個別注文なのだが、今回に限りセットメニューで行くことにした。
まず、前菜に豚肉とクラゲが来ました。くらげが懐かしい味、日本と同じ。続いてスープ。おお、濃厚な蟹肉それにふかひれも入ってる模様。これはこの日のベストメニューでした。そのあとに、上海蟹が登場。思ったとおり小さい。店の人が適当な大きさに切り分けてくれるので、それから先は鋏だの、箸のような棒を使って、ひたすら格闘の時間です。日本のズワイガニの半分ぐらいの大きさなので、食べるところが少ないただただほじくり返すことに気をとられ、味のほうはあんまり覚えてない。そのあと炒め物がふたつ来て、坦々麺です。ちょっとスープが辛め。麺とスープのからみ具合があまりよくないと感じるのは日本のラーメンにした慣れきってしまっているからだろう。このあと、デザートだと言うのだが、お腹がいっぱいなのかどうか中途半端。協議した結果、炒飯を追加注文してお腹に納得させる。デザートは、久々に揚げ饅頭にオレンジでした。粉砂糖に揚げ饅頭なんてやっぱりこれも懐かしかった。
日本人は上海蟹に異様な執着心があるようでとなりのテーブルも観光客らしい日本人だった。
それなりに美味しくはあったのですが、このコースでひとり8,000円強(ビール込み)となると、日本で焼き蟹のコースがたべられるなあ、と思ってしまったのでした。