日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

弾丸ミャンマー 1  北タイへの道

2012-11-30 | タイ 旅行
●行程 香港-バンコク-チェンライ-メーサイ

暑い。半袖に着替えてくるべきだった。予報では20℃~30℃だったが、おそらくバスの中では冷房を強く効かせているので飛行機同様長袖のほうがいいと思ったのが失敗だった。というのは幹線ルートを走るバスなのに、このバスったらクーラーがついていなかったからだ。

仕事を終え、香港を発ったのが昨夜の21時。23時にはバンコク空港に着いて、宿に入ったのが日付が変わった零時半。今朝は5時半には起きて、ドンムアン空港から国内線でチェンライに飛び、宿にチェックインしたのが昼前。近くのバスターミナルからこの緑色の小型バスに乗り込んだという次第。

バスはごく普通の路線バス同様、途中で客を乗降させながらゆるゆると北上を続けている。前後の乗降口扉と、すべての窓を10cmほど開けてさらに天井から小型扇風機を回しているので汗をかくことはないが、結構強い風が顔を直撃してくる。

全区間舗装道路なのだが、同じ北タイに位置するチェンマイに比べると路面状態が悪く、小刻みに揺れる。市街地を抜けると車窓は田んぼになったり、荒地になったり、再び小さな町に入ったりを繰り返している。タイ最北部に近いのだが、山道はほとんどなく、起伏が少ない。

バスが停まった。停留所ではない。乗り込んできたのは制服警官だ。乗客全員の身分チェックのためだ。IDカードを持っているタイ人や、パスポートを持っている外国人はほとんど一瞥しただけでOKだが、入国許可書のような書類を提示する客(たぶんミャンマー人か山岳民族)だけは入念にチェックされていた。今回は全員無事検問を通過することができた。

バスはさらに40分程走って終点、メーサイのバスターミナルに到着した。バスを降りるとすぐ後ろにソンテウ(ピックアップトラックを改造して荷台部分を座席に改造したもの)が待ち構えていて、国境まで運んでくれる。ソンテウに乗ってきたのは自分を含め5,6人しかいなかったからチェンライから国境を目指す人は自分が思っていたほど多くないのだろう。それで、先ほどのバスがチェンマイ、チェンライ間を結ぶバスに比べて貧弱なのもうなずける。ソンテウに揺られて10分ほどで、国境ゲート前に到達した。

香港を発って17時間、ついにミャンマー目前である。

ニンニクいっぱい海鮮料理

2012-11-26 | 香港 食べ物
流行っている店のようだ。十字路の脇に大きな立て看板があるのだが、右奥と前方に同じ名前の店がある。聞けば全部で3店舗が集中しているのだそうだ。

早い時間からテーブルが埋まっていた。ビールが来た。珍しく大瓶なので嬉しい。続いて大きな蝦蛄がど~んと前に置かれた。ニンニクがすごい。辛くしないでと注文していたので、皮をむいていてバリバリいっちゃいます。その間に豆腐とか貝の料理が来たのでつまんでいると、またまた大皿のニンニク大盛りが。でかい。ニンニクに埋もれているのは蟹。日本人としては蟹というよりもクラブといったほうが合ってる感じ。これもバリバリ。

そういえば、海老かにアレルギーを注意されていたんだっけ。尿酸値も危ないんだったよなあ。まあいいや。今夜だけ目をつぶってもらおう。一応、それでも控えめに食べておりました。しかし、店を出るころにはお腹パンパンであります。

帰宅してからもきつかった。橋の下の辛い蟹という面白い名前の店でありました。

ランカイフォンカーニバル2012

2012-11-19 | 香港 催事
香港島、中環(セントラル)地区の蘭桂坊(ランカイフォン)は西洋人向けのレストラン、バーが集中する場所で知られるが、週末催事があった。

デジタル数字の9に似た一画が歩行者天国になって、道の両側にビールを中心とした飲物や食べ物、アクセサリーなどの小物の店がでて、ステージではブラジルのショーが行われる。

ふだんは酔っ払いの西洋人や若者が多いところだが、催事のあるときは香港人の家族連れも多く見かける。

香港では、中華レストランでは生ビールを出すところが少ないので、お目当ては生ビールである。サンミゲル、カルスバーグ、ステラアルトスなどの定番品に混じって、日本のアサヒスーパードライや、キリンの一番搾り(これはたぶん初登場)もあったが、迷わずベルギービールのヒューガルデンの店に直行です。

おつまみは、スーパードライの店でもくもくしている焼き鳥にかなり傾きかけたのですが、値段でソーセージ焼に決めました。

韓国のブースでは試食品を配っていたのでいただく。日本もやればいいのになあ。

この催しでもっとも盛り上がるのは、サンバ隊の行進なのだけれどこの時間帯はいなかった。その代わりに人気を集めていたのが、ブルネイ王国ブースの民族衣装のおふたりでありました。

いずれにせよ、昼間から生ビールぐびぐびは楽しい。

以前であれば、こういった催しは日本語フリーペーパーに告知が載っていたのだが、、最近は少なくなってしまったのが、残念。

香港人は何人か、と考えたことがありますか

2012-11-17 | 香港に思う
香港は中国の一部だから、住んでいる人は中国人だと思っている人が多いと思いますが、そうではありません。確かに五輪で中国選手が金メダルをとると日本人が金メダルを取ったときのように喜びます。ですが、中国で不祥事とかがあると「私は中国人じゃなくて、香港人だから関係ないよ」という人も多いのです。時と場合によって使い分けているようです。

このことが、2012年11月に発表された世論調査でも明らかになりました。それによると、自分は「香港人」と答えた人が23,4%、「香港人、ただし中国人でもある」が41.8%、合計すると65%以上です。一方、「中国人」と答えた人は12,6%にとどまりました。1997年の調査で「中国人」と答えた人が32.1%だったことを考えると、意味深いものがあります。

97年当時「将来50年間」は現体制を崩さないという方針の下、中国に返還されたときは期待も大きかったし、何より当時の指導者層にとっては「自分が生きている間は何も変わらない(権益は守られる)」という証でもあったのでしょう。ところが返還から15年も経てば、逆に「あと35年経ったらどう変わるのかわからないと」いう不安が30代より若い世代に台頭してくるのは自然の成り行きでしょうし、最近の中国ニュースは彼らの不安を増長するのに十分な材料を提供していると言えるでしょう。

中国、台湾、香港なかにはシンガポールまで含めて「華人国家」としてひとくくりにして考えてしまう人が少なからずいるようですが、実態はまったく違っているのです。

香港のトラムが徐々に新しくなってます

2012-11-13 | 香港に思う
香港島には昔ながらの路面電車が走ってますが、少しずつ新しい車両が登場してきています。

電車の形はほぼ同じですが、停車場で待っていると行先表示が電光板なのでわかります。乗降口のドアが新しくなっていました。今まではスーパーマーケットの入口のようにバーを押して奥に回転させて1人ずつ入っていくタイプでしたが、今度のものは西部劇に出てくる食堂の扉のようなパタパタ扉です。これだと荷物を持っているとき手を離さずに済むので助かります。

乗り込んで一番驚いたのが1階の座席です。今までの電車は線路と平行して長いベンチシートが両側に一つずつあるだけした。新型は左側の座席だけ進行方向向きの1人席に変わっていました。固いですが、従来型の樹脂製ではなくて木製に金属製の枠(取ってつき)です。発進、停車の際の横揺れがないので乗り心地はよいです。これで近距離乗車のときにわざわざ2階まであがっていかなくてもよくなりました。2階も見てみたかったのですが、1階の1人席が空いていたのでそこに座ることしました。

走り出してまたびっくりです。走行音が従来に比べかなり静かになりました。。これはありがたい。そして予想以上に揺れが少ない。発車と停車のときのブレーキもスムーズでしたから、右側のベンチシートに座っていても今までよりはかなり揺れが軽減されているはずです。それから、まだ試験中でしたが、運転席の上に次の停車場の表示が2ヶ国語で電光表示されるようにもなっていました。

そして後日、再び新型に乗るチャンスがめぐってきました。今回は始発でしたから迷わず2階へGO。座席の配置はほぼ従来型と同じですが、最前部と最後部の座席の向きが進行方向向きに変わっていました。従来以上に特等席になりました。最前部のひとり席に陣取ったのは言うまでもありません。

なかなかいいですよ。この新型。