日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

香港では中秋といえば月餅

2012-09-29 | 香港 催事
暑い暑いと感じていたが、だんだん日が短くなってもう夏が終わりかなと感じるころ街中や新聞の広告欄は月餅であふれかえります。

今年は何を買おうかなとそごうの地下を物色したのですが、4つとか3つとかのセットものが多くて、1個だけで十分な私向けのものはなかったのでした。

昨年は新聞に1個売りの割引クーポンがついていたのを思い出して、毎日チェックしていたのですが、今年はなかったので週末にジャスコでも見てみようかと思っていた矢先、職場関係で大きいのと小さいのと1個ずついただきました。

朝食が遅かったので、大きいほうを昼食代わりでいただくことに。この月餅はむかしからのタイプで中に大きな卵が入っているのが特徴です。お菓子として食べるにはひとりではヘビーすぎるので、食事代わりにしました。ひと口食べると懐かしい甘味が伝わってきて卵のところにさしかかると、お茶を用意しておいて良かったと思うほどのパサパサ感覚でいっぱいになりました。4分の1ずつたべていったのですが、半分を超えるとさすがに飽きがきはじめ、ラスト4分の1になると、どうしようかと迷いつつももったいないから食べちゃえって感じになって完食しました。油分が多いので、食べ終わるとギトギト感も湧き出してきて、これがなかなか収まりません。

最近、冷やして食べるアイス月餅や小さいサイズが続々登場しているのは、このギトギト感や大きくて食べられないという人たちの要望に応えた形でしょう。

でも、伝統的なお菓子として正統派の月餅は今後も続いていってほしいと思います。

日本人くらぶで夕食

2012-09-27 | 香港 食べ物
銅鑼湾(こうずうぇいべい)にある日本人くらぶにごはんを食べに行きました。日本人くらぶは、有名なレストランが一階にあるりっぱなビルの中にあって、一階のエレベーター入口に大きくかんばんがでていました。

エレベーターを降りると、レストランがふたつもあります。中は日本の和食の店のようなつくりでした。はじっこの4人が座れる席だったのですが、となりのテーブルとの間にすだれみたいのがつり下がっているのが特長です。

メニューをみると、定食が90香港ドル(だいたい900円)、お膳にいくつかおかずとくだものがついたセットが280香港ドルで、他の日本人の板さんがいるお店よりも安いと思いました。セットとおかずを少し追加でたのみました。その中で、枝まめが塩がよくきいていておいしかったです。日本のいざかやさんだと冷とうのまだ解凍がうまくいっていないようなものがでてきますが、それよりもだんぜんおいしかったです。でもびっくりしたことに、その枝まめの値段が生ビールのねだんより高かったです。

また食べに行きたいと思ったのですが、日本人くらぶは会員の人といっしょでないと利用することができないのでした。だから、今回がきっと最初で最後です。国家公務員や大会社の駐在員の人たちは役所や会社が会員ですから利用できますが、現地採用の日本人や、小さい会社やけちな会社の人はメンバーじゃないので、利用できません。日本人くらぶは寄付とかも必要なので、お金を持っている会社、個人がメンバーになることができるのだそうです。差がつくなあ。

某国の団体客に圧倒される

2012-09-24 | タイ 旅行
スワンナプーム空港のタクシー乗り場はいくつかのカウンターにそれぞれに並ぶ方式なのだが、右端の列があやしかった。列は短いのに並ぶ人がいない。隣の列に並んでいたら、先頭の中国人と見られるツアーコンダクターが先に並んで数台分を確保した上で、まだ列に並んでいないあとからやって来る客たちに「こっち、こっち」と大声を張り上げていた。並ばなくてよかった。

帰りの、空港チェックインカウンターにも長い長い行列が出きていた。並んでいたらうんざりだし不快感を味わうところだったが、隣のオンラインチェックインカウンターには先客1人だけで悠々通過。ところが搭乗ゲートが想定外の渋滞。行列のほとんどが中国人団体客で前のほうで知合いをみつけて「こっち、こっち!」とまたしても大声が。割り込もうとするので一喝してやったらさすがに意味がわかったらしくその場は収まったが、2分後に行列がぐちゃぐちゃになったところで、見事に割り込まれてしまった。

ゲートの中に入っても搭乗便の到着が遅れて中は大混雑。後方でこれから乗務するキャビンアテンダントたちが待機していたのだが、団体さんたちが彼女たちにそれこそ蟻のように群がって、大撮影大会をやっていた。キャビンアテンダントたちはニコニコして応じていたので、ここまではよし、としましょう。

そのあとがいけない。搭乗時間になると団体さんが搭乗口付近に殺到して身動きできないほどに。これじゃ、車椅子の人や赤ちゃん連れの優先搭乗はもちろん、ビジネスクラスの人たちも機内に入ることができない。あんな団体の近くにだけは座りたくないと思っていたら、ゲートの入口で私のチケットを読み取ると、電光石火のごとく赤ランプが点滅してブザーが鳴り響き渡った。何事かと不安になりつつも、半分期待をこめて待っていたら、係員が端末を叩いて戻ってきた。
「シートチェンジです」渡されたチケットはビジネスクラスだった。

これがなかったら、雨ばかりの最悪の旅行になるところだった。

線路市場をゆく

2012-09-20 | タイ 旅行
車は賑やかな街中に入った。踏切を渡る。左側には屋根付のタイにしては立派な駅舎が見えた。しかし、右側には小さな商店が密集していて線路が見えない。

駅に着いた。ホームの中までお店で占領されていた。廃止されたローカル線ごとマーケットに変身したように見える。が、そうではない。駅員がいた。時刻表もあった。一日に4本の列車が発着しているようだ。左側の線路の先は行き止まり。その向うは川だった。なら列車はどこからやってくるのか?

ホームの拡声器からチャイムが流れると周辺にたむろしていた人たちがぞろぞろとホームや踏切近くに集まってきた。やがて、「来た、来た…」とどこからか日本語が聞こえてきた。周りはタイ人がほとんどだが、中国人や韓国人に混じって日本人グループもいた。ほどなく列車の警笛音が響いて、踏切の右側、人だかりの向うの景色が一変した。それまで線路の上を塞いでいた商店街の屋根が一斉に降ろされて、映画「十戒」のように列車の前に一本道が開けていた。

ゆっくり、ゆっくりと列車が近づいてくる。レールのすぐ横に並んでいる野菜や果物の上をディーゼルカーが過ぎていく。遮断機は降りているが、その内側まで人が入りこんでいた。その脇を通って列車は無事メークロン駅に到着した。定刻より40分ほどの遅れである。

集まっていた人たちの興奮状態は高揚したままだ。というのも、列車は10分間停車したあと、折り返して再び出発するからだ。

2両編成の最後尾に乗り込む。周りには大勢の人がいたのに乗車した人はわずかだ。全員悠々着席できた。
再び列車が動き出す。マーケットの商品やそばに立つ人々の脇ギリギリに進んでいく。すると、店の人たちが次々と先刻降ろした屋根を傘を開くように作っていく。ドミノ倒しの逆再生をスローモーションで見るような光景は次の踏切まで続いた。

やがて列車は、先ほどまでの喧騒などまるでなかったかのように、タイの田園地帯をゴトゴトと東へ向っていった。

久々、香港に日系スーパーが出店

2012-09-18 | 香港に思う
香港島の銅鑼湾(コーズウェイベイ)地区はかつてそごうをはじめ、大丸、三越、松坂屋の各店がひしめく商業地帯だった。が、現在残っているのはそごうのみ。そのそごうにしてからが実態はもはや日本資本ではない。

かつて三越が入居していたビルが取り壊されて新しい商業施設ができた。かなり盛況のようである。が日系の百貨店やスーパーは入居していない。その代わりといってはなんだが、ビクトリアパーク近くに、イオン系列のマックスバリューがオープンした。

地下鉄駅からはやや歩くが、昔の大丸があった場所なので立地は悪くない。ただ入口が狭い。エスカレーターで上に登るとマックスバリュー、下へ階段で降りるとリビングプラザ(100均ショップ)につく。マックスバリューは、食品中心のスーパー。品揃えは既存のジャスコに比べてやや高めのものが並んでいる。店自体は広いのだが、いくつか入るテナント用地をつなげたような形なので順路が迷路のようになっていて、どこに何があるのかわからない。オープン当初にしては客の入りが少ないのが気になる。天井から吊るす案内板などで商品の場所を判りやすくすれば、それなりの売上は期待できそうだ。というのもスーパーの隣に大阪王将,オムライスの店や洋菓子店や日系書店があり、IKEAにも近いので日本人のたまり場になる要素を兼ね備えているからだ。

階段を下りて100均ショップへ向かった。リビングプラザはイオンが100均のダイソーとともに立ち上げた店で香港内ですでにチェーン展開している。この店は新しいだけあって品揃えがいいし、レイアウトもわかりやすい。他の店だとごちゃごちゃしているが、ここはすっきりしている。客の入りは上々で見るだけのつもりがついでにこれもあれもと買ってしまいそうな危険性を十分に持ち合わせている。この日は買う目的で行ったのだがやっぱり2つほど余計に買ってしまった。
毎月とはいわないまでも、数ヶ月に一度100均へ寄るついでにスーパーも見ておこうというパターンになりそうだ。