マカオ ギア灯台

澳門で最も好きな場所が別名松山とも、東望洋山とも呼ばれるギアの丘だ。香港からフェリーで着くと正面に白い灯台が小さく見える、あの丘だ。

この丘に登るにはバスを乗り継いで二龍喉公園からロープーウェイを利用する。バスを降りて路地を曲がるとロープーウェイ駅が現れ、ゆったりとゴンドラが往復しているのが見える。
ロープーウェイは周回しているので、待ち時間なくすぐ乗れる。頂上駅まで２,３分で着いてしまう。ロープーウェイ駅は丘の北よりに位置しているので、灯台がある南側までちょっとしたハイキングが楽しめる。この丘はもともとポルトガルの要塞だったので途中、ところどころでトーチカのあとが残っている。１０分ほどで防空洞と案内のある陣地の前に出る。トンネルの中に入っていくと、昔の写真とともに発電機が残されていた。丘の周りを登っていくと白亜の灯台と教堂が見えてきた。まわりには大砲やなぜか、大きな錨があったりする。

ロープーウェイ駅周辺や途中の道ではそれほど人影がないが、この灯台の周りさすがに人が集まっていた。高台からの眺めはなかなかのものですがすがしい。だが、バスを乗り付けてやってくる団体には今まで遭遇したことがなく、そこが気に入っている理由のひとつでもある。

しばし、眺望を楽しみ、再びロープーウェイ駅を目指す。