住んでいるアパートの窓から少しだけ海が見える。海といっても対岸が近いので川の景色みたいなものだ。それでも、いつでも見えているということでかなりの精神的満足感がある。5分も歩けば海辺に出ることができるのだが、通勤経路や買物ルートと反対側なので不思議と足が向かない。過ごしやすい陽気になって、天候に恵まれた週末ともなるとどこかに出かけたくなる。そんなときに窓の外の海を思い出す。
アパートの下からビルの回廊を伝って公園に出る。東区走廊という高速道路のような道を歩道橋で渡りきると海だ。歩道橋の途中にちょっとした展望スペースがあって、眼前に海や対岸の九龍半島を眺望できるようになっている。九龍サイドもこのあたりに来ると低い山とその麓にへばりつくように立つ団地ぐらいしかないのでたいした景色でもないのだが、海風を感じながら小さな船に曳航される貨物船やヨット、運がよければ大型客船などが次々とやってくるのを見つめているのは楽しい。午前中とあって、堤防沿いに作られた公園ではジョギングを楽しむ人や太極拳をやる人々、散歩を楽しむ家族連れも多くて、結構賑やかだ。
右手には大きな赤い船が陸揚げされている。内部を見学できるようになっていた。減火輪=消防艇で、現役を引退したあと博物館になっているものだ。中は簡単なパネル展示しかないが、甲板に上がってみると海上にいるのと同じような眺めなのでそこそこ人がいる。
小一時間もいれば気分はリフレッシュ。なればまた来てみようということになるはずなのだが、再び足が遠ざかってしまう。なんだろうね。
アパートの下からビルの回廊を伝って公園に出る。東区走廊という高速道路のような道を歩道橋で渡りきると海だ。歩道橋の途中にちょっとした展望スペースがあって、眼前に海や対岸の九龍半島を眺望できるようになっている。九龍サイドもこのあたりに来ると低い山とその麓にへばりつくように立つ団地ぐらいしかないのでたいした景色でもないのだが、海風を感じながら小さな船に曳航される貨物船やヨット、運がよければ大型客船などが次々とやってくるのを見つめているのは楽しい。午前中とあって、堤防沿いに作られた公園ではジョギングを楽しむ人や太極拳をやる人々、散歩を楽しむ家族連れも多くて、結構賑やかだ。
右手には大きな赤い船が陸揚げされている。内部を見学できるようになっていた。減火輪=消防艇で、現役を引退したあと博物館になっているものだ。中は簡単なパネル展示しかないが、甲板に上がってみると海上にいるのと同じような眺めなのでそこそこ人がいる。
小一時間もいれば気分はリフレッシュ。なればまた来てみようということになるはずなのだが、再び足が遠ざかってしまう。なんだろうね。