坂道を登っていくと赤い建物が見えてきた。17世紀に作られたサントドミンゴ城(通称紅毛城)だ。想像していたよりも小さい。城というよりは砦という規模で、後年修復されたのがはっきりわかる。中は博物館になっていて一部日本語の説明もあったのだが、読み飛ばしてしまったのが悔やまれる。というのも見学している間、窓越しに見える隣の建物のほうが大きくて綺麗だったので先を急ぎたくなってしまったからなのだった。
隣に建つ赤レンガの洋館は元イギリス領事官邸で、居間や台所などが再現されていた。明治期の日本の洋館のような内装でなんとなく懐かしい。
この紅毛城に来るまで15年かかった。1999年に初めて台湾を訪れた際に立ち寄ったのだが、その時は閉門時間に間に合わず門前まで来て引き返したので、いつか再訪の機会をうかがっていた。そして、昨年の夏にその機会がめぐってきたので真っ先に向かったのだが、なんとその日の早朝台風が通過したために臨時休館という不運に。またもや門前払いを食らってしまっていたのだった。そんなわけで過大な期待をしてしまったために城自体があまりに小ぢんまりとしていたのでちょっと拍子抜けの感になってしまったのだった。
台北郊外に位置する淡水の街はこの紅毛城をはじめ、真理大学や淡水教堂など赤レンガの建物が点在していて異国情緒たっぷりだ。限られた時間にもかかわらず何度も訪れてしまうのはそんな街並みの魅力も原因しているのだろう。
隣に建つ赤レンガの洋館は元イギリス領事官邸で、居間や台所などが再現されていた。明治期の日本の洋館のような内装でなんとなく懐かしい。
この紅毛城に来るまで15年かかった。1999年に初めて台湾を訪れた際に立ち寄ったのだが、その時は閉門時間に間に合わず門前まで来て引き返したので、いつか再訪の機会をうかがっていた。そして、昨年の夏にその機会がめぐってきたので真っ先に向かったのだが、なんとその日の早朝台風が通過したために臨時休館という不運に。またもや門前払いを食らってしまっていたのだった。そんなわけで過大な期待をしてしまったために城自体があまりに小ぢんまりとしていたのでちょっと拍子抜けの感になってしまったのだった。
台北郊外に位置する淡水の街はこの紅毛城をはじめ、真理大学や淡水教堂など赤レンガの建物が点在していて異国情緒たっぷりだ。限られた時間にもかかわらず何度も訪れてしまうのはそんな街並みの魅力も原因しているのだろう。