日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

涙が出るレストラン

2018-05-30 | 香港 食べ物
職場の人たちと夕食に出かけました。今回は四川料理の店です。麻婆豆腐や魚香茄子など数品をオーダーしたようです。初めに来た二品、料理の名前はわかりません。中身の具もあまり覚えていません。ただ両方とも赤が目立ったということだけ記憶にあります。

同僚さんはそれほど辛くないね、と食べていました。恐る恐る口の中に入れてみるとなるほどそれほど辛くありません、と感じていられたのは1分ほど。食べた後じわじわと口腔内に辛さが広がってきて中に留まるようなそんな辛さが伝わってきました。食べる前にしきりに、お店の人が白いご飯はいらないの?と聞いてきた理由がわかりましたが、一度断ったのでもう頼みません。

やっと麻婆豆腐が運ばれてきました。「これはさっきよりもマイルド」というのですが、最初の一口は確かにそう感じられるのですが、口の中に入れてしまうと最初の料理の辛みと合わさってしまい、辛い辛いワールドになってしまって、やがてもう少しで涙が出てきそうな展開になりました。同僚さんたちは辛さに強いようで、そこそこ食べ、かなり飲んでいましたが私は全然ダメでした。

食事会に行ってビールをお代わりしなかったのは初めてでした。

久々の音楽鑑賞

2018-05-26 | 香港 催事
職場近くのビルで年に何回か開かれている室内楽の演奏会に行ってきました。このところ仕事が忙しく、開演の午後5時半にはとても間に合いそうにないとあきらめていたのですが、当日はたまたま仕事が早く終わったのでぎりぎりで間に合いました。

今回は管楽器の5人組でした。最初の組合せは右からトランペット、トロンボーン、チューバ、トロンボーン、トランペットで左端のトランペットが女性であとは男性奏者でした。

最初はクラシックかポピュラーかどちらをやっているのかわかりませんでしたが、どこかで聞いたことがあるなと思った曲のあとにウェストサイド物語、ムーンリバーと聞き覚えのあるメロディが流れてきました。知っている曲が流れてくると親しみが湧いてきます。ただ、ひとつ気になったことがありました。いくつかの場面で音が割れて聞こえるのです。管楽器ばかりなのでそうなってしまうのか会場がちゃんとしたホールではないので、そのように聞こえてしまうのかよくわかりません。

会場の場所はガラス越しに外が見えます。外はちょっとした庭園風の憩いの場所みたいな感じになっていてパラソルのついたテーブルがあります。多くの人が談笑したり煙草を吸っていたのですが、中に入って音楽を聴いたほうがもっと幸せになるのにねえ。

いきなり夏の陽気になったので海へ

2018-05-23 | 香港 散策
この週末は気温が上がって朝起きたら着替える前にまずシャワーを浴びてからでないとというほどの陽気になりました。

天気も良いしせっかくなので週末は午後から海に出かけることにしました。? 箕 灣(シャウケイワン)のバスターミナルに着くと3時過ぎだというのにバスを待つ行列ができていました。運よく二台目のバスに着席できました。

うねうねとした山間の道を走ること30分ほどで目指す石 澳(シェッコー)海岸に到着です。浜辺にはたくさんのビーチパラソルが立ち夏休み並みの賑わいでした。日差しが弱くなってから海に入りましたが、海水は波打ち際こそ暖かいですが沖に進むにしたがって冷たい波が押し寄せてきてやはり5月だなと感じさせます。でも子供たちはそんなことはお構いなしに走り回るし、若者たちは海の中でボール遊びに興じていました。

涼しくなったのでテントをたたんで近くのタイレストランで夕食にすることにしました。この店はバス停近くで便利ということもありお客がどんどん入ってきて繁盛しているようでした。

お腹もいっぱいになって外に出ると三日月が見えました。さて帰ろうとすると行き以上の長い長いバス待ちの行列ができていてびっくりです。結構待たされてそれでも三台目で着席できました。石 澳の場合バスは始発から終点まで乗るので混んでいても何台か待てば必ず座れるというのもリピートする要因になっています。結構疲れました。

持ち帰り点心で飲茶の夕食

2018-05-19 | 香港 食べ物
前回試し買いで味も値段もそこそこ満足だったので今回は一部ではなく、すべて同じ店の点心類でまとめてみることにしました。

中華まんは野菜も入った菜肉包です。叉焼まんも試してみましたが、肉ばかりなので私にはややくどい感じだったので野菜も肉も入った菜肉包を選びました。春巻は一見日本で売っているものと同じですが、中身が違うようです。細部はちょっとわかりません。
色々詰まっていて濃いめの味付けです。日本の冷凍食品も試しましたがパリパリ感がでないので、お店のもののほうがより出来立てに近いことがわかりました。揚げ餃子みたいに見えるものは味的には揚げシュウマイで結構気に入りました。蒸篭の中から選んだシュウマイは何種類かあるようですが、今回のものはオーソドックスなものでした。一個一個分離していなくてくっついてしまうのはなぜでしょうか。これが唯一飲茶レストランとの違いです。

これにビールがそろうとちょっとした夕食になりました。実際にはかみさんがもう一品似たようなものをつくってくれたので満腹になりましたとさ。

延々8時間、香港の結婚式

2018-05-16 | 香港に思う
先日、香港の結婚式に参列してきました。日本と大きく違うのは香港の場合い役所に手数料を支払って婚姻証書を発行してもらうことです。

結婚が決まったら必要書類をもって役所に出向き、当事者双方が結婚の要件を満たしているかどうかを確認し、役所での挙式日時を予約します。挙式は役所でしかできないので土休日に式をしようとするとかなり前から申し込んでおく必要があります。

結婚式当日は婚姻登記所に本人と証人最低2名が出向き簡単な手続きのあと全員の署名ならびに役人の署名を経て結婚証明書が発行される仕組みです。なので、婚姻登記所には通常家族や親族、親しい友人なども同行します。この手続き中から写真をばちばち取り始め、証書が発行されてのち役所の外にでてからが大変な騒ぎです。本人たちはすでにスーツ、ウェディングドレス姿ですので役所前の園地で家族、親族、友人たちと入れ代わり立ち代わりの大撮影大会になります。これが小一時間続いたところで一同、差し回しのバスに乗り、披露宴会場である中華レストランに向かいます。登記所の手続き開始が午後2時、レストランに着いたのが午後4時ぐらいだったのですが、披露宴の開始時間は午後8時です。その間何をしているかというと、これまた写真の撮りあいなのです。本人たちはもちろん親族や友人たちまで着替えて、ステージのうえで何回も撮影をします。この日は婿さんの親族が中国本土からレストランに直行してきたので彼らが到着するとまた写真、写真です。子供たちが店内を走り回り始めて一気ににぎやかになりました。

また、中国の結婚式での特徴として宴会の前に麻雀をやる習慣があります。披露宴をやるようなレストランにはだいたい麻雀部屋がついてそこでやるのですが、今回は披露宴会場の一角に雀卓がおいてあって新郎を含む何組かが食事の前に麻雀を楽しんでいました。

ようやく食事の時間になりました。一応司会者がいますが、プログラムとしては新郎新婦の挨拶とスライドの上映ぐらいしかなくて、あとは食べているか、飲んでいるか、写真を撮っているかだけでした。一度だけ我々夫婦ほか数組がステージに呼ばれて、日本の桜湯の儀式みたいなのをやりました。ここでは両親はほとんど登場せずに終わったので不思議に思ったところ、午前中に新郎側家族が新婦の実家に行って同じように桜湯の儀式をやって、そのあと新郎の実家に行って同様のことをやっていたのでした。

すべてが終わったのが午後10時過ぎです。延々8時間、家族にとってはほぼ一日中にわたる大行事となりました。しかし、飽きもせずに何回も写真を撮るのですね、と日本人には思えました。