日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

西方民族舞表演を見てきました

2012-06-23 | 香港 催事
博物館にでもありそうな古美術品や、ペルシャあたりから仕入れた絨毯を扱う店が多いハリウッドロードをどんどん西に進んでいくと、右手に公園が現れる。

きわめて中国らしさの漂うつくりである。深緑色の三角屋根を乗せた白い壁の先に鳥居のような赤い柱をもった門が構えている。金文体というのだろうか、荷季活道公園と彫りこんである。英文読みだとハリウッドロード公園ということですね。

園内にはいくつかのあづまやのような建物がある。反り返った屋根が緑色、柱が赤色、壁が白色で統一されている。小さな池や壁を丸くくりぬいたような独特の出入り口もある。
通路以外は巨木が程よく繁っていてこの暑さの中、ほどよい木陰になっている。

一番大きなあづまやの下で、催事が行われていた。「西方民族舞表演」と案内が出ていたのでどのようなものかイメージがつかめなかったが、東欧あたりの民族舞踊だった。ひらひらしたスカートが組になってくるくると回っていた。演じているのは舞踊教室の生徒さんたちであるらしい。大人のグループと子供のグループが交互に登場していた。観客席は多くが出演者の縁者であるらしく、出番が来るたびに違う人たちがビデオを回したり、写真を撮ったりしていて発表会のようななごやかな催しだ。

ハリウッドロードという名前の中国式庭園で東欧舞踊を香港人が演ずるという、変わった組合せであったけれども、なかなか周りの景色に溶けこんでいたようだった。


涼しそうだね

2012-06-17 | 香港 散策
見えるかなあ、水の向うで子供が2人遊んでいるよ。

金鐘(アドミラリティ)の駅を降りて、太古広場(パシフィックプレイス)の中を通ってエスカレーターを登っていくと、香港公園の入口に出る。
入口を入ってすぐにあるのがこの水場で円形の屋根から水が流れ落ちている。その先に噴水もあるのだけどこっちのほうがより涼しそうだ。

噴水の先を右に進むと以前見学した茶具文物館があるのだが、今回は左手に温室という案内板を見つけたのその方向に登っていくことにした。入口には大きく入場無料と書いてある。地下鉄の駅みたいにバーを倒して中に進む。早区植物展覧館という部屋に入ると、なつかしいサボテン、さぼてん。外よりもさらに温度が高い設定なのだが、乾いているのでそれほど暑さを感じない。なぜかほっとしますね。さぼてん。次の部屋は熱帯植物展覧館という名前で、ちょっとした熱帯植物園みたいになっている。渓流が流れて、その周りに花や草が植えられています。香港では四季の花を見ることがないので、この部屋もなかなかにすばらしい。汗流して丘を登った甲斐がありました。

温室の出口から丘を下って案内図の前まで来た。次の目的地は鳥瞰角という展望台です。せっかく丘を降りたのにまた別方向にながい階段を登ります。さすがに息が上がってしまう。やっと塔の下までたどり着いたが眺望はほとんど望めない。向かいのビルに高層ビルの影が映って見えるだけだ。塔の上までまた階段。それも螺旋階段だ。疲れるなあ。面白い公園だけどお年寄りにはお勧めできないコースだ。やっと上まで来ると、そこからの眺望は、さらに上方の丘に立つ高層ビル群、というどこが鳥瞰なの?という展望台だった。でも先客がいたからそこそこ人気なのだろう。こうゆうアングルも嫌いではない。風が吹くと気持ちがよい。

ふだんは通過してしまう駅に途中下車というのも、たまにはいいですね。

健診対策する

2012-06-14 | 香港に思う
東京で働いていたころ職場に毎月、大きな薬袋をかかえて戻ってくる人がいた。病人ではない。健康診断で指摘されたので、改善を促す薬を診療所に取りに行っていたのだ。彼はカタカナとアルファベットばかりの検診の数値についてかなりの知識を持っていて同僚たちの数値を聞いただけでどこが悪いと言い当ててしまうほど、健康診断的優等生だった。

しかしながらへそが曲がっている私は、検診とは潜在的お客様を見つけて、確実に顧客に仕立て上げようという医療業界きってのマーケティング装置と決め付けているので、素直に従おうとしない。だが、文句を言われるのは気持ちの良いものではないからそれなりに対策を立てる。

昨年指摘されたのは、高血圧で、メタボについてはぎりぎりセーフという状態であった。

高血圧については投薬を薦められたし、メタボについても運動をすすめられた。高血圧にもよいらしい。だが、私は運動が嫌いだ。ストレッチ体操をすることにした。当然三日坊主になった。

友人の勧めで水中ウォーキングを実践してみた。夏の間アパート近くのプールが開いているのでそこで毎週2回狭いプールをひたすら、30分間歩き回った。これは暑さしのぎの効果もあり、なんとか達成できた。

問題は秋以降の対策だ。そこでウォーキングを取り入れることに。仕事が終わったら一駅区間歩いてそれから地下鉄に乗るのである。だが、秋とはいえ歩けば汗が出るし、冬は海風が寒く結局続かない。最後に思いついたのが逆方向へのウォーキングである。ヒルサイドエスカレーターの途中まで行って戻ってくるコースだ。だいたい30分ぐらいの行程で、小雨ぐらいならなんとか行ける。それにこのコースだと、地下鉄プリペイドカードの優恵ポイントが折り返し地点なので、通るたびに帰りの地下鉄運賃が2ドル割引になる、一石二鳥の作戦だ。

さらに血圧にはトマトジュースがよいという情報が入ったので、帰宅したら飲むことにした。日本のように欠品になることはほとんどなかったのでこれもなんとか継続出来たのである。健診数日前からは夜は日本そばのみという健康的な生活をすごし本番に臨んだのだった。

結果は、高血圧→昨年とほとんど変わらず。体重→増加。

どうみても、自分よりもメタボ対策が必要な医者の診察の結果にがっかりしたし、尿酸値が高いくせに、薬を飲んでいない健診担当者に、降圧剤を飲め、と脅かされるのはどうも解せない。


香港でカツ丼

2012-06-11 | 香港 食べ物
なぜかカツ丼が食べたくなる。天丼も食べたいのだけど、扱っている店が少ない。スーパーではカツ丼しかおいていない。一見美味しそうにみえるちょっと冷めちゃったやつを買ってきてレンジで温めて食べるわけだが、初めのひと口こそカツ丼ぽい味わいを楽しめるのだが、舌がなれてくるにつれ、やっぱり違うよなという気持ちがドンドン増幅して、結局カツだけはもったいないので全部食べてご飯を半分ぐらい残してしまう。お腹はいっぱいになるが、満足感はいまひとつ、という繰返しであった。

ひさびさに、銅鑼湾のそごうに行ったら食品売り場横に梅林のテイクアウト店ができていた。弁当とお惣菜が並んでいたが、とんかつ弁当はとんかつがちょっと小さめ。値段がお店の半分程度だから仕方ないか。それだったら大きいとんかつだけ買って行こうかと思案していたら、ショーケースの上にミニカツ丼のサンプルを発見。普通サイズのカツ丼はどうみてもいつものようにご飯を残しちゃうし、ねだんもとんかつ弁当並みで候補から外れていただけに、うってつけの一品である。注文すると店員に10分待って、と言われた。

待っている間にお店観察。香港人2人でやりくりしている模様。九龍のお店でもほとんどのコックが香港人だったので味の心配はない。何人もお客がショーケースをのぞいて注文していく。結構繁盛しているみたいだ。

持ち帰って早速食べてみた。一口でいつも食べているカツ丼との違いが判った。当然ですね。肉が柔らかいし、卵とじとのからみも上々。それにごはんが日本並みに美味しい。これは店で出すのと同じ米だからだろう。量もミニで十分だった。

月一度ぐらいは途中下車してでも、買ってみてもいいかな。

香港でアート

2012-06-08 | 香港 催事
東京に住んでいたころは、美術展や写真展にしばしば出かけていたものだが、香港では機会がなかなかない。

街のあちこちで「LE FRENCH MAY」というポスターが目立つようになった。フランス関連の芸術の催事らしい。

調べてみると、通勤経路にあたる金鐘(アドミラリティ)駅直結の太古広場(パシフィックプレイス)でも何か行われているようなので行ってみた。

ショッピングモールを進んで吹き抜けの下を見るとちょうど会場で、入口には「ENLIGHTENED SUBSTANCE EXHIBITION」とあって英文の説明もあったけどなんだか判らないので、とにかく中へ。

彫刻とデザインの展示でした。彫刻は数点だったけれど、デザインは四角形のパネルにきれいに並べてあって100くらいあったような気がする。抽象的なものがすくなく、色合いも鮮やかな中間色が多く、洗練された欧羅巴の感じが漂ってくる。

何よりも、香港に来てこれだけのアートを見ることができたのがうれしくて、さして広くもない会場をぐるぐると徘徊していたのでありました。