地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

スマホが無い・・・

2018-01-24 19:20:17 | 日記
畑のお婆さんチにお米をもらいに行ったった時、
ついでに畑に寄り、野菜たちを見回りです。

雪よけにビニールで覆った牛蒡(ごぼう)の所で、北風にあおられたのか少しめくれていたのを発見して修復です。
ぐるぅ~っと畑を一回りし、車に戻って帰ろうとした時に携帯電話が無いんです

確かに車の助手席に置いてあったはずなのに・・・・

椅子の下やマットの下などを探したが見当たらない。。。

そこで畑の何処かに落としたか と思って、通った所を見て回りましたが・・・無い

仕方なく、お婆さんの家に行き、電話を借りて自分のスマホにかけてみたが、、、誰も出ない。

暫くの間、断続的に電話をする事を頼んで車に戻り、車や畑をもう一度探すことにした。
しかし、電話の音は聞こえない。
もう一度、最初から探しなおしたのですが見つかりません。

そんな時にお婆さんが「道に落ちてるかもわからんので探してあげる」と
でも、お婆さんの家と畑の間は車で移動だし、寒い中85才になるお婆さんに落とし物探しは頼めない。

畑で探すのはあきらめて、お婆さんの家に行き電話を借りて、スマホに再度電話をしてみた。
残念 無情な呼び出しが続くだけです。

もうあきらめるより他にない。 
車に乗り、お婆さんの家を出たのですが、、、どうしても諦めきれず、もう一度畑に・・・・

すると、お婆さんは畑で一人で探していたのか、畑から戻る最中だった。
私は「もう帰るわなぁ~」
お婆さん「これを持って帰りな」と言って、ブロッコリーと近所の人に貰ったキャベツを差し出しました。

私は・・・キャベツはいっぱい作ってるのを知ってるはずなのに・・・と思いながら 「要らない、沢山あるから・・」
でも老人は一度言い出すと簡単にはひきません。
それでもスマホを無くしてイライラしていたので 「いやホンマ いらん。」と冷たく言ったら
お婆さん 「ほな、誰かにあげな。」

内心『ほんま、ひつこいなぁから』と感じ
強い口調で「電話を無くしたので、急いで帰るからイラン

すると、、、、お婆さん、何かを思い出したように振り返って自分の三輪自転車の方に行き
「これかいなぁ~」

私のスマホです
「何処にあった?」と聞くと
柿の木の下の枯葉の中にあったらしい。

85才の老婆は歩く時に杖をつき、腰が曲がっているので視線は下。確かに落とし物を探すのには良い体勢です。
キャベツやブロッコリーは要らんから、早くそれを言ってよねぇ~って感じですが。
お婆さんにとっては私に何かを持たせることの方が大事な事だったのでしょう。

何にしても、お婆さんに助けられましたので、
繰り返し差し出されたキャベツとブロッコリーはありがたく頂きました。

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