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勝又被告の自供

2016-03-16 00:22:46 | 最近のニュースから
裁判員裁判で行われている勝又被告の裁判の様子が色々と報道されていますネ。

この事件は10年も前の事件で、その後、勝又が逮捕されたのも何年も後になりました。

どうしても事件の発生時期と逮捕の時期に開きがあると、いわゆる物証は殆ど無くなり、この事件も同様です。

そこで「自供」と言うのが非常に重みを持ちます。
その事は取り調べる検察官もよく解っている事で、取調べのやり方が慎重になります。

この勝又容疑者の場合は物証が無いばかりか、、、
日本語が上手く話せない感があり、容疑者の弁明の機会を普段より丁寧に引き出さなければなりません。

犯罪者の中には知能的に弱い人、極度の内向的な性格の人、他人に迎合する傾向が強い人など、刑事や検察官の誘導に簡単に乗ってしまう人もソコソコいてます。

そんなもん殺しても無いもんを殺したなんて言う訳が無い・・・と思うのは私達普通の人達で、
そんな普通の人達はこんな殺人事件は起こさないんです。

勝又の自供の状況や、事件当時に勝又所有の車と思われる車が(死体遺棄)現場の方向に走行していた。
また、勝又自身が犯行当時のアリバイなどを証明できない、、、、

心証はまっ黒です。
しかし自供だけでは裁判で有罪にはなりません、その自供が「証拠」として認められて初めてその可能性が出てくるわけです。
あくまでも可能性であって、自供があるから確定する訳じゃない。

むしろ自供だけだと、検察官の誘導・圧力を問題にされます。そして、本人の総合的な能力が低い場合はその疑いが大きくなります。

今回の勝又容疑者の自供の流れをよく見ていると・・・
検察官がどうこう言うより弁護士の誘導がかなり疑われます。

弁護士と話をした時に弁護士から 「やっていないのなら、やっていないと言って良いんだよ」と言われると・・・
勝又は検察官に 「やっていません」と言っています・・・・それを繰り返している。

勝又容疑者がどの程度の知力なのか解りませんが、話し相手がスキを作ってあげるとそれに乗る傾向が見られます。
そして思考が連続していないので、話しの内容が真逆でも平気で口にしてしまうのです。

・・・で、聞いている方が、話の内容が逆だと指摘すると、、、、、、
そのタイプの人間がとる態度は何故か同じなんです。

解らない、、、、もぉ~何だか解らない、、、、ってな興奮した状態になります。

まぁ~ねぇ~、浮気がばれた時の亭主もこんな感じですけどネ(笑)

この裁判は難しいです。。。。

小学一年生の女の子を殺した非情な犯人なら絶対に許す事は出来ない、その気持ちが強いだけに犯人が解らないでは済ませることは出来ません。
ですから、、、、裁判員裁判で有罪になる可能性は高い。

しかし、無罪を主張し続けて控訴した場合はプロばかりで判断する事になり
「推定無罪」になる可能性もソコソコ、、、、、あると思います。

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