地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

ど素人以下・・・

2024-01-22 11:02:01 | 日記
徳島県で新しく知事になった、元衆議院議員の後藤田正純知事の再開発案を聞いて。
徳島市の岡市議が言い放った 「ど素人以下だ」と。

岡市議の支持者ではありませんが、まったくその通りだと感じました。

徳島市の中心地は大昔から、徳島駅と東新町商店街が核となり、その二つの地点をつなぐ新町橋通りと両国橋通りで四角の形の道を人が動きます。
発展していたのは、その道沿いの店と四角の内側の店です。

核の一方であった東新町商店街が寂れると共に、徳島駅までの新町橋通りもさびれてしまいました。

そんな現状を見た後藤田知事は、徳島駅の反対側に出入り口を作り、その先の場所と少し離れた場所を開発しようとしています。
「少し離れた」と書きましたが、東京で育ち生活していた後藤田知事から見れば「隣接」した場所と判断しているようです。
徳島のような田舎の人たちは鉄道やバスなどの公共交通機関は使いません。
ですから駅から近くの目的地まで歩く習慣は無いんです。
チョッとそこまででも車を使います。
特に徳島の人は歩くのが嫌で、糖尿病の人口比は全国一位を続けています(困ったもんだ)

東京なら駅の出入り口は両側に有り、それぞれが発展しているでしょうが。
徳島の現在の出入り口の反対側に出入り口を作り、集客性のある何かの建物を作っても、少ない人が分散するだけで、両方が共倒れになるでしょう。

全国で再開発に関わっているプロが
「東京の真似をした再開発は失敗する。」と断言しています。

都会の神戸市さえ三宮などの中心地に、いわゆるタワマンの建設を規制しています。
その理由は色々と有りますが、理由の大きな点は人口減と、昔に開発した郊外の過疎化です。
神戸市の郊外は、山を切り開いて作った街で高台で、住宅地としては最適な場所です。
しかし神戸市全体の事を考えて、中心地に人口が集中する事を避けているのです。
徳島から見れば神戸は大都会です。それでもその地に有った再開発を考えているんです。
目先の問題解決のための再開発はダメだと、、。
神戸にタワマン、、、魅力的で高値でも人気になるでしょう。
でも、長い目で見たら神戸の為にならないと判断しているのです。

神戸市は資金力も強く、人口減の速度も田舎に比べ遅い。
そんな神戸市でも自分たちの特性を考えての街づくりです。
それに比べ、、、
資金力も弱く、人口減の速度も速い、地方の田舎町である徳島は、もっとコンパクトで力強い街づくりを考えなくちゃ。

再開発・・・・ど素人に任せては、将来に悲惨な状態が見えています。