20才前から水商売に関わり、3～40才代は少し離れましたが50才になり、そこから10年ほど夜の街に関わった。
最初の時はカラオケなど無くて、流しが活躍していた時でした。
店に流れる音楽は有線放送で、幾つかチャンネルが有りました。
その有線放送から流れてくる「流行歌」で、自分の店だけでなく他の店でも八代亜紀さんの歌。
歌は下手くそな私ですが、八代亜紀さんの歌が流れると、無意識に心の中で歌っていました。
本来、あまり歌や歌手に興味のない私なので、一時的に好きな歌手や歌は有りましたが、直ぐに忘れてしまいます。
ところが、夜の街で八代亜紀さんの歌は何年たっても流れていました。
やはり、歌に興味の少ない私でも、自分の心に刺さる歌は有るんだと知りました。それが八代亜紀さんの歌です。
ある時に他の店に飲みに行った時、まだ二十歳そこそこの女の子が八代亜紀さんの歌を歌っていて、それがまた上手だったんです。
それでカウンターに一人座る私の前で歌ってほしいと頼むと、快く歌ってくれた。何曲も歌ってくれるのですが、全て八代亜紀の歌です。
それ以来、私はその店の、、、いや、その子の常連客です。
今夜はネットで八代亜紀さんの歌を聞き続ける事にします。