地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

大阪都構想

2015-05-15 21:39:42 | 日記
今は大阪市民じゃないのですが、20年近く済んだ大阪市だけに、その行方が気になっています。

賛成・反対と色々な意見が出ている様子ですネ
本来の大阪人は真剣に政治と向かい合う事を好みません。
これは東京に対する嫉妬みたいなものも有ると思っています。

大阪の人にすれば政治の話しなんかしても、所詮、政治の中心は東京。どうあがいても大阪が中心になる事は無い。
プロ野球で、仮に阪神が巨人以外の球団に全敗しても、巨人に全勝すれば大喜びです。
きっと優勝するより盛り上がるでしょう。

過去の政治家を見ても解ります
何人か前の知事は横山ノック(山田勇)ですヨ
若い人は知らないでしようが、国会議員も多数でています。
何もお笑いタレントが政治家になっちゃいけないと言ってるじゃ有りません。
ただ、それにりの知識を持ってる人を選んで欲しいだけ・・・
でも、大阪の人はそんな事はおかまいなし、東京の様に学歴・経験などの無い方が好まれるんです。
・・・誰がなっても、いっしょじゃ。。。。って感じです。

今の橋元市長もテレビに出ていなかったら知事にも市長にも当選は無理だったでしょう。

その橋元市長の好き嫌いは別にして、橋元さんが大阪府知事になり大阪の財政を立て直した事は事実として評価してあげたい。
橋元さんが知事になるまでは大都市にもかかわらず、府の財政は国の協力無しには成り立たなくなっていた。
それを数年で立て直したのだから、、、、それはすごい。

本題の大阪都構想ですが・・・
国や国民の方向としては地方分権とか、国が持つ権益の放出とかを望んでいます。
しかし大阪都構想は逆に市と府の権力を一つにまとめて強くしようとしています。

ここで問題なのは「地方」の定義なのです。
国全体で見ると「地方」は各都道府県を指しているように思われます。
その意味では大阪も「一つの地方」ですから、大阪で一つの強い権力をもつ事は今の日本の方向とあっています。

ですが、、、、
大阪と言う区域だけで考えると〇〇区は地方なので、
それを統合して今ある区を無くしてしまうのは地方から権力を取り上げるようなイメージになってしまう。
地方(区)の住民にしてみれば、小さな権力でも自分たちの身近な所に置いておきたいと言う気持ちも解らないではない。

しゃべりが上手く、今までは多くの大阪の人達に認められてきた。

私の個人的な感覚ですが、今回の橋元さんの演説の中で大きなミスをしているように思えてならない。
それは、、、
「(略)・・大阪は東京に何かが有った時に代わりをしなくちゃならない・・・」と言う感じの事を盛んに言っています。
確かに大きな災害は何時・何処で起きるか解らない。
もしも東京で大災害が発生したら、
指令が混乱して救助や復旧が出来ない最悪の状態になるので、言ってる事は正しいかもしれない。

しかし、、、、選挙(住民投票)は勝たなくては政治家として意味が無い。
この「東京の代わり」、、、
大阪人にとり、いかにも「大阪は東京のスペア」の様なイメージになってしまう言葉は良くない。

大阪人、、、東京都戦っても、手助けをする気などサラサラ無い。

橋元さんは忘れているのか・・・
自分が大阪で支持されているのは、、、
「そんなもん国にやらせたら良い」と国と敵対するようなイメージを出したからです。
大阪の人にとり、政治の話をする時は・・国・イコール東京なのです。

遊びや仕事じゃ東京大好きの大阪の人達も、一旦、政治の話になると東京と国とイメージがかぶってしまうんです。

今の感じじゃ、、、橋元さん負けそうですネ
都構想が良いのかどうかは解り難いけど、前に進めば遠い将来だが大阪オリンピックだって見えてくる。
この都構想が消えれば大阪を引っ張ってる橋元さんも市長を辞める可能性も出てくる。

ダラダラとした政治家の天下になり、ぬるい政治に戻ってしまう恐れはあります。
その方が大阪人には肌が合うのかもしれないが・・・・。