地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

大阪都構想、、ダメだった

2015-05-18 18:52:56 | 最近のニュースから
今は大阪市民じゃないし
橋元フアンでもないし
維新の会の党員でもない・・・・

しかし結果は残念だと感じています。

世代別の賛否を調べると、やはり中高年の反対が多かったみたいです。
私もその仲間に入っているのですが、その人達と違って安定を強く望んでいる人じゃない。

高額な厚生年金やアパート・駐車場経営で働かなくても一定の所得のある世代の人達は、
世の中がゴヂャゴヂャするのは望まない。

それは何も政治の世界だけではなくて、一番小さな世界の「ご近所付き合い」でもその傾向は大きい。
労働者を卒業した年代の人達は静かに暮らしたい、その気持ちは良く理解できますが、、、
だからと言って新しいご近所さんがする事を認めない姿勢は頂けない。

住宅街に小さな事務所とか小さな店が有ったりしますが、今新しくそんな店を出そうとすると・・・
人数が多い世代の中高年人達(仕事から卒業組)から何かとクレームが出てきます。

それだけに留まらず、小さな子供の多い若い夫婦が引っ越してきても、、、
やかましい、、、とか、車出入りの時に危ないとか、、、、

仕事をすると言う事は大なり小なり周りに影響します。
それを「迷惑」と取るかどうかは影響を受ける人達の感覚の問題で、
仕事をしている人や小さな子供が多い人達は「ある程度努力する」以外に方法はありません。

昭和30年代に入った頃から、その人口の多い世代を中心にして世の中は廻っています。
その人達が中学生になる頃には町中に塾が出来、マンモス高校も登場し、就職口にと公務員も増え、
暫くすると第二次ベビーブームが始まります。

そしてマイホームを欲しがる人達が多くなり、田畑が埋められて建売住宅の全盛期が始まります。

そこからも団塊世代近辺の人達に大きく影響されて社会は動いていきます。

ある時はその人達の退職金で地方の自治体が財政難と騒ぎになったりもしました。
その直後は年金です、年金を受け取る人達がドンドン増えて、今までのような適当な年金政策では成り立たないと・・・。

この世代の影響はこれからもまだまだ続きます。
医療費もドンドン増加するし、老健施設も不足します。

目ざとい人達はその世代の人達が欲しがる物を次々と出して商売をします。
それを悪いとは言いませんが、、、、ソロソロ若い世代に添う事を考えて欲しいものです。
少々不自由を感じても、今社会で活躍している人達にとり必要な事なら認めて行くべきです。
同じ中高年で、比較的人口の多い世代の一人として、
この度の大阪都構想の結果は本当に若い人達の為に良かったのだろうか・・と疑問を感じています。