今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ドライアップル~アメリカンな料理(ちょっとイギリス入り)。

2018年04月01日 | 素材
最終的にはコブラーみたいなものをつくるのだけれど・・・

ドライアップル

リンゴを洗って水分を拭き。

好みの薄さ(←薄めの方が良い)をキッチンペーパーを敷いて3分そのままレンチンで

裏返してもう1回レンチン

ミディアムなセミドライフルーツまでは出来るのだが・・・

更にこれをネットで覆って。

干し袋にセットし

吊るし、時々、リンゴを裏返して干すと、尚良い。

ヒサシがあると尚安全だろう。

しまう時は冷蔵庫へ

これを繰り返して3日~1週間、以下の事に注意をして
まあ、元々レンチンでセミドライアップルにしてあるから
                ↓
・早朝から~午前中がgood、まあどうしても帰宅出来ない場合は夕方までやむなしだよな。。。
・気温が高過ぎず
・湿気が少なめ
・雨の日は勿論無理だが、曇りの日もなるべく干さない。
※カビが一番の天敵だから、2番目は鳥とか虫)

これで終らすと、ミディアムのままなので

オーブン網(←網はいらなかったかも)の上にクッキングペーパーを敷き、その上に乗せて

オーブンの下段に入れ、上にもう一枚の鉄板を差し入れ、焦げないようにして、

このまま100度以下で(←うち100度までしかない)焼く
焼く時間は60度ぐらいで15時間とからしいが、電気代がシャレにならんし馬鹿らしいので100度で40分にし、

あとは、中でオーブンが冷めるまで放置し外出をしたり別の事をしていた忘れないように!!)。

お、薄いのは出来ているやんけ!

市販のドライアップルと、ほぼ遜色が無い。

料理に使うハム(もどき)作り

で、今回のドライアップルを使った料理には分厚いハムの角切りを使うのだが
分厚いハムは高いし、添加物も使いたくない。

だからイギリスのガモンステーキ(←オレンジはリンク)応用しようと、前夜から準備しておく事にした。

翌日塩抜きをして(2時間はやや多かった、1時間半~1時間40分ぐらいが良いのかな?1枚だったら)

キッチンペーパーでよく水気をふき取って

キッチンペーパーで包んで、

冷蔵庫で1時間ぐらい乾かしておく(少しでも脱水)。

で、下手な燻製にして即席ハムを作ろうと、ドライアップルを使うので、チップはリンゴの木を準備
(本当は、なんか燻したモノがあまり好きじゃないというか、塩気やアタック感が強くなるから、燻製は好きじゃないんだ)

で、燻製(こういう脂モノや水分が出るものはアルミを敷いたチップの上に更にアルミホイルを敷いてドリップや油脂でチップの火種が消えないようにしておく。

その上で網

燻製を開始(素材が大きいので燻製時間を即席燻製から僅かに長く、煙が立ってから弱火で11分~12分ぐらいし、冷めるまで10分)
※蒸気が素材に付くのが嫌だから隙間を空ければ良かったかな?(でも温度と煙臭い、悩む所だ)

ま、こんな感じだろ。

で、少し煙臭さが落ち着いてから角切りにしておく。
火は通っているんだな・・・

1個、味見をしたら、お、結構、ハムって感じ!!
(もう少し塩気があったら完全に安いハムだね、塩抜きが長かったのと乾燥脱水が少ないから

ダンブリングとドライアップルの煮込み

で、ここからアメリカのカントリー料理
宗教とかは関係ないんだけれど、ドイツ系やオランダ系の移民とかアーミッシュな感じの料理なんだ。

ドライフルーツを水に漬けて戻す(←折角、ドライにしたのに・・・)
※乾燥リンゴは本当に保存食なんだろうなと感じた。

鍋で分量の半分を測った水(もう半分は↑)に、チキンの素を少なめに入れる(←本当はチキンスープを使うのだが無かったので自然な味に近付ける為に少なめに)。

タマネギ少々をきざんで

温めた鍋にサラダ油を敷いてしんなりするまで炒める。
(焦げそうならリンゴの戻し汁か薄いチキンスープを少し入れて焦がさないように)

戻したリンゴを戻し汁ごと鍋に入れて活用する。

果物の乾物の戻し汁も、日本の乾燥シイタケの戻し汁の様に活用するという、これが凄いなと感じて今回学ぶ事にしたんだ

ハムの角切り(ガモンステーキの燻製)も投入

チキンスープも投入。

ローレルも入れて

普通のハムならその塩気だけで煮ていけるが、今回みたいに水抜きし過ぎたハムもどきみたいに本当に塩気が足りないなら、少しだけ塩を足してもアリかな?って。
(これから結構、煮込むので本当に少しでよいハムもどきにも塩気はあるので)

沸騰したら

弱火

20分ぐらい煮る。

不安なので箸を渡しておいた(←弱火なら要らなかったかも)

ダンブリング作り←日本でいう「すいとん」みたいなものだな、イギリスだとコブラー的な>

煮ている間に、<薄力粉でダンブリング作り

薄力粉100gぐらいに全卵を溶いたもの半分、バター大1、ベーキングパウダー小1、牛乳50mlぐらいを入れてかき混ぜ

軟らかめの一塊になったら(今回の場合はコネ過ぎない方が良いみたい

20分煮た鍋に、クルミ大の大きさで、なんとなく丸く落としていく(本当にここまでは「すいとん」だな)・・・くっつかないように
すぐに熱で固まるので離し易いだろう、あとベーキングパウダーが入っているのでかなり膨らむ

ボウルにくっついたのが余ったので、粉を足してこそげ落としてコネてみたのも1個
違いを調べる

なんとここでブラウンシュガーを入れる!!
(これが又、優しくなるというか)

で、弱火で

15分~20分煮る。

こんな感じで(少し小麦粉が溶けたかな、もう少し水気が少なくても?)、
・最初に思ったのはポリッジみたいな感じだなって。
・ハム(もどき)が即席燻製なのでもう少し煙臭さというか、チップと火加減が多かったのかな?って感じた。
・凄く素朴で家庭的な味、味が無い訳では無いんだ、調理時間が短いワリに素材の味がこれでもかと引き出されている。
※ダンブリングとハム(もどき)・乾燥リンゴを一緒に食べると、これが又、えもいわれぬ味になって、ああ~、確かにご飯だわ、主食になりうると感じる
お腹が一杯になり易いけれど、小麦粉だから腹もちが軽い為に手が止まらなくなるんだ

美味し過ぎるモノって、きっと毎日は食べられないけれど、毎日食べられる飽きない料理ってこういうものなんじゃないかなーって、改めて思う事が出来た。

そしてなにより驚いた事が↑このダンブリングにはベーキングパウダーや卵が入っているのでダンブリングの中央が蒸しケーキの様にフワフワに膨らんで、モッチリとケーキの様な2種類の食感が同時に味わえるという事も・・・あまりにも驚いた事だった!!
※因みに、違いを調べる為に粉を増やしてコネ過ぎた団子の様なモノは硬かった

こんな調理方法があるんだな~
不思議だったけれど、結構、今回けっこう色々と学べたのでは?ないか?と。。。

(年齢を重ねて、詰め込み過ぎると、キャパやリミッターの限界がきて、、特に食べ物って保守的になりがちで中々新しい事を入れたくなくなり、学びたくなくなるが、こうやって勇気を出して、フレキシブルに学ぶ事を習慣にする為、自分の常識をぶっ壊す為に、乾燥リンゴの戻し汁を使うとか、勇気を出してこれを学んでみた)



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