今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

初めてチャイとスパイスを砕く事に挑戦!!

2020年11月15日 | 飲み物
以前、築地場外のスパイス屋さん(←築地は行った事があるだけで2軒あった)で手に入れたチャイマサラセットがあったのだが、

なにせ甘いのが嫌いなので
寧ろグリーンカルダモンが高いからセットを分解してカレーに入れようか?と思っていたが(最初、インドカリー子氏のスパイスセットを分解しカルダモンとか取り出そうかと思っていた時期もあったぐらいで・・・)、
でも(味噌汁みたいな感覚でワリと本格的なカレーを作れるようになって作り過ぎたのか)中々カレーを作る機会に出会わないので、まだ1度もやった事がないチャイを作ってみようかなと。

これで4人前らしいのだが、4杯も飲んだら糖尿病になりそうなので(ただでさえ甘いモノ嫌いなのに・・・特に甘い飲み物なんて)、

味というモノは1+1=2ではなく、感覚に訴える部分があり、
分量を半分にしたからといって、味全体の濃度も完全に半分になるものではないのだが・・・、
何せ初めてなので半分でやってみよう・・・
シナモンとかニッキが苦手だし、

いくら数字が嫌いだからって『魁 男塾』ではないのだから割り算ぐらいは出来るぞ。

ま、それはともかく、説明書や数々の紅茶本やネットには、スパイス(今回の場合はカルダモン)を軽く割ると書いてある
パウダースパイスを使うレシピもあったが、今回は違うし、割りたてや挽き立てが美味しいと書かれているモノが多い)
割るっていっても、漢方薬を作る時のような先が丸っこい陶器の器なんてうちに無いし・・・
木製のスリコギでやったら、絶対に香りが移って、後々他の料理に影響が出てしまうよな・・・←それだけは意地でも避けたい
一体どうやるんだろう?・・・
プロレスラーみたいな指の力で手で割るのか?(枝みたいな部分から裂くという事例もあったが、どうも上手く出来んし)、そんな馬鹿な・・・
ミルやフードプロセッサーを使うという手もあるが、フードプロセッサーに臭いが又付くのと今回の為だけにパッキンまで洗うのも面倒だし・・・
(以前、炒って少し冷ましたオールスパイスを挽いた時、良い意味でだけれどスゲー香りだったものなー)
で、ハウスのHPだったか何かに、鍋の底や

グラスの底で割るというのが出ていて(←人間の力や体重だとグラスごと壊してしまい、逆に手を切ってしまいそう・・・)、

で、(結局上記赤い文字の理由で)グラスよりも鍋の底で簡単に割れたので

皿だと皿自体が割れそうだったから、バットみたいなのにしたら丁度良かった。
(オーブンの鉄板とか鉄のオボンでもいいのかも、勿体無くなければ紙を敷いて)

砕いたスパイスに、水を200ml(←後でミルクを入れるし蒸発もするから、これで2杯分の半分か)
蒸発する分も足そうか?迷ったが初めてなのでやめた。

火にかけて

沸騰をしたら弱火にし、

茶葉(←今回は少しアタック感が強いセイロンの茶葉が余っていたので・・・無ければティーバッグを壊してそれを代用)を小匙2杯入れ3分煮出す。
(どの紅茶本を観ても大体、全ての工程が、同じ時間で出ていた)

3分後、水と同量の牛乳と、大匙半分(本来の分量なら大匙1)の砂糖を入れるらしいのだが、
ここで砂糖を入れないで、出来上がってから好みの量を入れるレシピも発見をしていたので迷ったのだが、

一応、説明書どおりに先に入れた・・・半分にしたから説明書どおりってワケではないのだが・・・

(個人的に)砂糖が焦げ付くと嫌だからザっとかき回して砂糖を全体に散らし

沸騰させ、

沸騰したら弱火で又3分(←ここの時間が短いレシピもあった)

ややブクブクしているが、こんな感じでいいのか?

茶漉しで濾しながらカップへ入れようか?迷ったが・・・

なんか
昔の旅番組とかでインドの映像とかを観ていると、カップや大鍋に入れてそこからすくっているような映像もあった気がしたのと、
カップに入りきらず、余ったチャイを鍋に入れておいて、茶葉からタンニンとか渋みが出過ぎても良くないし
1回全部濾して移し替える事によって万遍なく同じ濃度の部分が配分出来ると、紅茶の本だかお茶だかコーヒーの本の何かに書いてあったモノを読んだことがあったような記憶が薄っすらあったので、

1回陶器の丼に入れた(←陶器の大きい容器はこれしかなくて、丼が1番だったから・・・)。
ゴールデンルールの時に知った移し替える事で10度づつ下がってしまうが、まあ初めてだからチキンな自分はこれで。

なんとか出来た・・・
ゴールデンルールより緊張したな・・・←普段やっていないのがバレるね、でも、普段からゴールデンルールをやっている人っているのか?、ほぼ毎日だぜ?、イギリスだってティーバッグが多いのに)

おおっ、中々美味しい・・・

やはり味というものは材料を半分にしたからといっても、味全体が半分になったワケではないので、甘さ控えめなのが
甘みの苦手な自分には丁度良い!!
インド料理屋さんや紅茶屋さんで飲んだ事のある甘さの1.5欠けぐらい。
(これは丁度良かった)

茶葉にもよるのだろうが1本筋が通った骨のある味というか。。。

余った2杯目はレンチンをしてもよかったが、慣れていないので敢えて別の新しい鍋で(ミルクパンとかがあれば良かったのだろうな・・・)温め直した。

そのまま「熱々」を飲んで美味しかったのだが、
2杯目の濃くなった感じの方が若干美味しい気がしたが・・・

これだとお店の味よりも甘くないよな(自分とか多分日本人や、海に囲まれた湿度の高い日本の地形や四季のある気候なら、この甘さで良いのかもしれないが)、
砂糖の後入れというモノも試してみた(本当は入れたくなかったのだけれど)。

僅かに足しただけだけれど、お店とかイベント等で飲んだ時の甘さと同じ甘さになった・・・
甘い・・・俺には甘い・・・
あと、砂糖の後入れだと、若干だが、甘さとは又別に、本当に僅かに若干なのだが、重さというかアタック感が僅かに上がって出たような・・・
(やはり舌触りというか煮詰める事での一体感というモノもあるのかもしれない・・・←砂糖が溶けていないとかではなくてね)

後は「洗いモノ」だよなー

想像していたよりも、少しあるかな・・・
(ま、色々やってみたからな・・・)

漬けておいたら落ちたけれど、先に水を入れておけばよかった・・・←薄々は感じていたが先に熱々を楽しみたくて。

覚えたので、今度は生姜とかを入れたり自身でアレンジをして、スパイスの手っ取り早い砕き方や、洗い物の量も確認出来たし、もう1回やってみたい気にもなった。