今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

先日のカボチャモンブランとカシスのムース・ザッハトルテについて

2014年11月06日 | スイーツ
最近ハロウィンだったので巷(チマタ)に、南瓜(カボチャ)のお菓子がヤケに増えていた様な気がする。そこまでしてブームを作りたいか?って。(2匹目のドジョウには、必ず3匹目も居る)。
あまりにもカボチャだらけなので、試しに1個買って見る事にした。

成る程、もっとカボチャモンブランは、芋っポイのか?と思っていたけれど、結構クリーミーで相当生クリームを使ってのばしてあるのかな?って(確実に昔食べたモノよりも現代のカボチャクリームの方がクリーミーになっている・・・技術の進歩か)。
中は、甘味の無い生クリームでカボチャモンブランの甘味だけで勝負する基本に忠実な作りになっていた。土台も、この商品の場合はだが、メレンゲを焼いたモノに薄いチョコレートで蓋をして湿り気が下のメレンゲに降りてきて、長期保存のコンビニでも、フニャフニャにならない様に研究されていた。スイーツにそんなに詳しい訳ではないけれど、別にモンブランってスポンジでなくてもいいんだよな、タルトとかでもいいし。
成る程、勉強になった、味も良かったし、値段が中学生とかは買えないかな~って感じだから大人向けにマーケットしてあるのかな?(南瓜という所が大人をターゲットにしている向きもあるだろうし・・・勿論子供も食べるだろうけれど、基本的に子供は野菜嫌いだ。)
しかし、ありきたりの言葉だがコンビニスイーツはどこまで進化していくのだろう?

次にパティスリーで、カシスのムースを見付けた。

これは栗とのマリアージュがメインのお菓子で、ショーケースに書いてあったのと自分でよくよく調べてみるとフランス人にとって、カシスと栗を合わせて使うのがテッパンの法則らしい(特にこの時期=秋)
カシス+栗=お菓子という定式みたいなものがあるようだ。
うん、合う気はする。味わいが立つというか、カシスの酸味が強過ぎるのを栗がどこまでも和らげていくようだ、そんなマリアージュだ。(だが、う~ん、どこまでいっても平行線で和らげ、相殺していくだけで、完全にバランスよくMIXしているかというと・・・日本人だからかなあ・・・つーかカシスって酸っぱい、酸味が苦手な私には、レモンやオレンジ・リンゴ風味の肉料理はそこそこ好きなんだけれど・・・、今回解る気がする程度しか味わえなかった。今度他所のも食べてみよう・・・又発見があるかもしれない。それとも自分で作るか・・・学んだ事を実践してこそ本当に学んだ事になるし。)
これも勉強になった。
何か料理にも応用出来るかな?(無理して応用する必要はないか・・・味のゴリ押しは好きでじゃない。)

次は、ザッハトルテというトルテ(=お菓子の意)

これは音楽の町オーストリアの首都「ウイーン」のサッハホテルの名物菓子で、
フランツ・サッハーという16歳の調理人が開発した菓子で、
本来はチョコレートケーキにアンズジャムを塗ってからチョコレートフォンダン(糖衣)でコーティングしたもので、チョコレートケーキの間にアンズジャムを内部に挟んだものがオリジナルザッハトルテ表面にのみアンズジャムを塗るのがデメル方式のザッハトルテというものらしい、これは内面にアンズジャムが塗ってあったので、オリジナル方式を採用した訳か。薄す~く塗ってあったので、チョコの味が強い為、もう少し、アンズジャムの風味を活かす古風な歴史臭さを残しても良かったかな?と、今回感じた。
歴史を調べてみて、うん、やはり、もっとアンズジャムを効かすモノかと納得。
(美味しいと思う所は、時代を越えても変らないな。)
 実際、現地で本物を食べた事が無いので、こういうモノなのか?もしれないが・・・。
やっぱり駄目だな、上記のカシスと栗もそうだが、本物を食べてみないと、基準ってモノが解らなくて、偏ってしまうかもしれない。
因みに箸休めとして、砂糖を入れない泡立てた生クリームを添えるモノらしい。






コメント
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