今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

稲穂の素揚

2014年11月04日 | 飲食業
一緒に調理師免許を取った同級生(ロボット工学の修士課程を卒業している異色の経歴の持ち主)の店に今年行ってきた。会社のボーナスが出たので貢献しようかなって(自営していたら賞与は払う側だし、昔の店は餅代として小額出れば良い方だ。大抵は無い、毎月同じ額の給与が入ってくる事に慣れてしまうのは何かが麻痺する事だなと最近思った。)10年前に比べて腕を上げたなと思った(そりゃそうか)。

これは稲穂を揚げたもの、同級生によると「半年前から干したりして手作りで準備している」との事だった。店に行ったのが丁度6月だったから、丁度今頃(秋)から準備しているんだろうな。
料理の添え物に付けられるんだが、油で揚げるとパッと花が咲いた様に白い米が膨らむ、なんていうかポップコーンの米.Verといったところか。
これが食べられると言うので食べてみると、ホックリして、あたたかな味だった。
他の料理も含め、こういう方向の味に進んでいくんだなって見えた。
お父さんの味とも違っていて良いと思う。
(お父さんのはお父さんので感動的な味なのだけれど)
比較されない味の方向性だから、あえてそうしているのかな?とも感じ取れた。
話していても、やっぱコイツアタマ良い、と思った。
理数系だから、感性を必要とする料理は切り替えるのが大変だったろうなって。