今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

「ティオ・ペペ」悲しみを癒す酒

2010年01月12日 | 飲み物
「悲しむ者を慰め、弱き者に力を与え、それを味わう全ての人を元気づける酒」スペインのドライ・シェリー「ティオ・ペペ」

ペペおじさんと言われているこの酒だが、ヘミングウエイ、ピカソ、アイルトンセナ、オーソンウエルズ、松田優作など、人生を激しく熱い風の様に生きた男達が愛した酒である。

「探偵物語」で探偵の工藤ちゃんが飲むシーンの酒は松田優作がティオ・ペペに決めたという話もあるし、ティオペペのオーナーであるスペインのゴンザレス家には、今でもアイルトンセナがサインをした樽があるらしい。
セナはここからスペイングランプリへ向かうこともあったという。
アルコール度数は15%で日本酒と同じくらいだが、
封を開けコルクの香りを嗅ぐと、まず陽の光を思い起こさせるフルーティーでお洒落な香りに驚かされる。

冷蔵庫で10度ぐらいに冷やしておき、オリーブやレーズン・チーズなど濃い味のツマミと共に、仕事が終わった後や休日の午後など、くつろぎたい時に飲るのも素敵だ。

銀座の「シェリークラブ」などへ行ってみたりすると、シェリーでも甘かったり、もっと飲み易いものもあるのだがこれは本当にドライだ。

昔、神保町のスーパーで偶然ハーフボトルを見付け、これはゲットしなければと、つい買ってしまった。
その時は神保町の本屋で飲んだ。
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