社長つれづれ日記

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仕事のコツ

2006年02月26日 | 仕事
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「仕事の調子はどうお?」
「はい、少し、営業のコツが見えてきました」
「ホォー、コツが見えてきたの。それは良かったね。ところでそれはどんなものなの?」
「それは社長と面談でお話ししたときの、あの、前もってイメージをして、・・・・」
「ホォー、ほうほう・・・、それは良かったねえ」
「はい、野上次長にも先日褒めてもらって・・・」
「ホォー、ほうほう・・・」

 今日、会社で仕事をしていると、入社一年生の芳野君が出社をしてきました。私が、ご機嫌伺いで、彼にちょっと声をかけましたら、先の様な返事が返ってきました。私は、もう、嬉しくて、嬉しくて・・・。

 仕事を上手くやっている人と、そうでない人との違いは、仕事のコツを自分自身で見出しているか否かと言う点が有ります。特に営業のコツは、見出すのとださないのとでは、業績に大きく関わってくるので、非常に重要なポイントです。しかし、いくら先輩が「これが営業のコツだ」と教えても、実感するのは本人ですから、本人がそのコツを見出さなければ、どうにもなりません。

 芳野君はどうやら、その営業のコツを少し掴んできたようです。このコツを掴むと、お客様から見積もり依頼が増え、その結果、受注が増えてきます。芳野君は、そのモードに入ってきたことを実感しているようです。

 私が初めて経営指針(経営計画)を作成し、全社員の前で発表したのが、18年前です。その時の中期方針で「会社の中に営業部を作る」と決めてから、長い年月が経ちました。今は、その営業部がしっかりと存在し、会社を引っ張ってくれていますが、その道のりはそんなに楽なものではありませんでした。

 実績を上げる営業マンを育てるというのは、色々な苦労がありますが、特に、この営業のコツを教えるのは、並大抵のことではありません。いや、それを教えられるコツがあるなら、教えてほしいくらいです。会社の中に、色々な工夫をして、営業マンが実績を上げられるような仕組みを作っていますが、それでも、営業マン本人がそのコツを掴まないと、実績を上げることが出来ません。そういう意味で、営業と言う仕事は奥が深いと思います。

 今日は、芳野君と話をして、良い気分になりました。私にとって、新人さんが育っていってくれることが何よりも嬉しいことです。芳野君との話の最後に、彼がこんなことを言っていました。

「でも、今掴んでいるコツが、この先、見えなくなるときが来るのではないかと、少し心配です。」

 私の方はこう言いました。

「まあ、その時は何か自分に原因があると思って、自分を振り返ってみたらいいよ。そのときのためにも、人の見えないところで色々努力をしておきなさい。」

 そんな会話をしながら、私は、来週の全社経営方針会議の資料を作っていました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
嬉しいね! (しばちゃん)
2006-02-27 16:45:22
若い人が育ってくれるって嬉しいもんですよねぇ~

その分、社長の責任はどんどん大きくなって行きますけど‥

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その通り (栄ちゃん)
2006-02-28 04:46:28
 君の行く道は 果てしなく遠い

 だのに、なぜ 歯を食いしばり

 君は行くのか そんなにしてまで



 君の行く道は 希望へと続く

 空にまた 日が昇るとき

 栄一はまた 歩き始める
返信する

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