リックサックを背負って、一人で、ムラワイ辺りをふら付きながら、随所で写真を撮っていると、そこらへんにたむろしている警備員やトカンベチャ(ベチャの運転手)バジャイの運転手が人懐こい笑顔でこちらを眺める。目が会うと、しゃべらないで、手招きをする。乗らないか、というわけである。首を振って通り過ぎるが、その繰り返しである。完全に金が無い日本人がジャカルタ見物に来て、ふら付いている姿である。からかいやすいというか、話しかけやすい人物の印象を与えているのだろ思う。“こういうところへ行きたいが、一番の近道を教えてよ”と、聞くと、相手はびっくりする。あまりにもインドネシア語が達者なのできょとんとする。“本物の日本人だよ”と言って笑ってやる。快感!!!!
リックサックとカメラは典型的な日本人観光客、ぼろぼろのTシャツとビーチゾーリは明らかにインドネシ人、面白い。
そういえば、昨日のパサラヤの土産物フロアーで、歩いていても、日本語や英語で話しかけられない。いきなり、インドネシア語で“何をさがしていますか、なにか手伝いますか”と話しかけられた。多分、客観的にインドネシア人と思って間違いないという印象を与えているのでしょう。私も、そのつもりで巷を歩いています。
ということで、殆どインドネシア人、この流れを踏んで、来年初めからの私の居場所と仕事の内容を決めた。押出成形コンサルタントになる。二三千万円の投資をしてテスト用の押出ライン二ラインを準備する。現在押出成形を内製している会社の品質向上や生産速度アップのお手伝いをする。これから、内製を計画している会社の手伝いをする。また、全体共通として、押出成形技術者の育成と、まだ、海外から輸入してその製品を作る技術が無い会社が、自社で出来るように手伝いをする。日系の押出成形会社もかなり技術不足で、現在、流れている製品しかできないで、新しい仕事は技術的に出来ない会社ばかりである。それらの手伝い。現在、輸入して使っている押出品の現地調達の手伝いなど、やれることは沢山なる。
日系企業を主な対象にするが、インドネシアの企業にも技術の指導が出来るように、インドネシア人の営業宣伝マンと押出成形技術者を各一人に私のアシストをたのむことにする。こういうことは、出来るだけ広く知っていただく必要があるので、インドネシア語と日本語のウェブサイトを早く準備する。こういう仕事は、成功、不成功にこだわることはないし、利益にこだわることもない、ただし、場所は借りるので、借りた場所の不利益にならない、ということだけ心掛ける必要はある。そして、そのことを強調する。
パサラヤブロックMの6階のアンティークショップ辺りからバスターミナル方面の大ガラスとシルエット。
最終章 コンサルタント 押出成形
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