スモン石鹸の初場所、遂に白鳳が負けた。新商品「松居の泡」の販売を禁じられ、かちあげや張り手も封じられた為、
セールストークに精彩を欠いた。
世の中も、コンプライアンスやガバナンスコードとか、フィディシャリーデュ―ティーなどと販売員のモラルが問われた。
固形石鹸であるスモン石鹸しか品ぞろえがないこの会社においては、お客に複数の商品を提供し、
それぞれのお客様のニーズに見合った石鹸を提示する事ができないという決定的な欠陥があった。
消費者庁は、最低3銘柄を提示することを求めている。さらに、契約締結前書面の中で、
肌のかぶれのリスクや、子供の誤飲などあらゆるリスクの説明を義務付けた。
しかも価格設定の不透明さから、販売フィーの額を明らかにすることになった。
「そんなに手数料かかっているのか?」という声が多く。
手数料割引が横行した。最近は、社内ホットライン制度の確立で、社員からの社内不正の告発も激増した。
ホットラインには、不正以外に、セクハラ・パワハラの告発も多く、人事はパンクした。
上司を落とし込めるでっち上げも多く、社内の雰囲気がどんどん低下した。
上司は部下の女性と視線を合わさずうつ向いたまま会話する。エレベーターで女性が乗ってきたら逃げるように降りて行った。
遂に、女性専用フロア―が出来て部下の女性に仕事の指示をするのも携帯電話でするようになった。
勇気を出して女性社員を呼び出したら、「目つきがいやらしい。」と人事に通告されて左遷された課長がいた。
誰も女性や気の弱い社員には、叱らない、注意しない、まして叱るのはサラリーマン人生を賭ける覚悟がいる。
危機管理の為に、元衆議院議員の豊田真由子氏をアドバイザーに招いた。しかしいきなり池坊委員長と対立してしまった。
「この派手派手おばさん!!」
「なによパワハラ暴言おんな!!」昔の写真です。