出雲大社に行って来た。
京都以外の観光地に行くのは久しぶりだ。しかし、神様の代表オオクニヌシノ命にお会いするのは、朝廷の歴史研究には必須だ。
日ノ本を瑞穂の国として豊かに治めた神様が、皇祖天照大神へ「国譲り」した神話に基づき建てられたお社がここだ。
数年前、その基礎になる心柱の後が発見された。オオクニヌシノ命の、国譲りの条件として
「我が住処を、皇孫の住処の様に太く深い柱で、千木が空高くまで届く立派な宮を造っていただければ、そこに隠れておりましょう」
と言ったという、伝承が裏付けられた。
心柱跡と復元されだ古代の本殿模型。
10月には日本中の神がここに集まるので、出雲では、神無月を神有月という。
また、二礼二拍手一礼の作法が、ここでは二礼四拍手一礼が正式作法だ。
そして拝殿の構造が全く違う。御神体のある正面には太い柱があり、礼拝する子屋根は正面を外して作られている。
真正面からは礼拝出来ない違和感を感じる。
また、しめ縄の結び目は、左右反対だ。あたかも俗世間が神域で、拝殿中が続世界のような扱いだ。
法隆寺の正門にその例があり、怨霊封じ込めの為とも言われている。
また、ご神体は南向きではなく西を向いている。
我々は、ご神体に向かって拝むのではなく、横向きに拝んでいるのだ。
あらゆる点で、他の神社と違っているのはなぜか?
神楽殿
拝殿のしめ縄日の丸が大きく掲げられる。確かに他の神社と趣が全く違う。
スモン石鹸の初場所が無事出来ますようにお願いをして来た。
昨日は、鬼勢の里も勝って一安心だ。